てっちゃんの部屋(模型で見る鉄道車両)

小学校近くに一軒のプラモデル店があった。陳列ケースの高価な鉄道模型。子供のころの夢。大人になって集めた鉄道模型の紹介。

Nゲージ 仙石線 アコモ車

2016年07月05日 | 鉄道模型

仙石線で最後まで活躍していた旧性能電車は、73系でした。73系は、昭和27年から33年にかけて73系として登場した車両と、昭和19年から63系として製造され安全対策・体質改善工事を実施して編入されたり 、戦前製20m級車両を4ドア化して編入された編成で構成され、高度成長期の日本を新性能電車とともに担った電車である。戦後、鉄道輸送は増加の一途をたどりさらなる大量投入が急務であったが、一方で戦時設計の63系電車は極端な簡略設計によって大事故を招いた。戦後80系電車の登場を契機に63系電車に80系電車の設計思想を盛り込んで登場したのが73系電車である。73系が登場した時期がちょうど鉄道車両の革新的向上の時代であったため製造時期によって、車体、台車など大きな進歩が見られた時期である。その後、新性能電車が登場し、大都市から投入されていったが地方の線区では73系が長らく大活躍していた。しかし、車体の陳腐化は進み一方で高度成長期における新製車の製造は生産能力的に予算的にも追いつかず、地方の線区では下回りをそのままに車体のみ新性能電車と同じ車体に置き換えるアコモデーション車によって急場をしのぐこととなった。このような背景で昭和49年仙石線にアコモデーション編成が登場した。登場時は山手線と同じ黄緑6号で当時のちに視認性向上のため前面下部に黄色5号の警戒帯が入れられたが、その後首都圏より転用の103系初期車投入と前後して青22号一色へと変更された。仙石線の在来型72系が103系に置換えられた後も残存し、103系と共通に運用されていた。その後、昭和59年から翌年3月14日のダイヤ改正までに103系に順次置き換えらた。


 

国鉄72系仙石線アコモ改造車 4両セット(スカイブルー)



クハ79-601




モハ72-975




モハ72-976




クハ79-602

 


 

国鉄72系仙石線アコモ改造車 4両セット(ウグイス+警戒色)




クハ79-603




モハ72-973




モハ72-974




クハ79-604

 

 2016.07.05 N-0091



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