goo blog サービス終了のお知らせ 

SHOUT! リキリキリッキー絶叫部屋!

リッキー・りさ・ニシザーのお部屋。
うた歌いで、ライダーで、庭師エッグです。

『この世は冗談だ』

抜きました

2008年12月19日 23時59分08秒 | リキ日記
『神経を抜いた方がいいかと思います。どうします?』
新しい爽やか歯医者が言う。


「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
フリーズするわし。


「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
どーいう事?
神経?抜く?わしの神経?抜く?し、しんけい…


「ドンドコドコドコドンドコドコドコドン!」
混乱するアタシの頭の中で、何故かコンガが鳴り響く。
(混乱しているのだろう)



『どうします?』
もいちど爽やか歯医者が言う。
(よく見るとそんなに爽やかじゃなかった)


「じゃ、それで…」
なんの買いもんじゃ、というわしの答え。
(コンガの中から戻って来てないのだろう)


そこからのアタシのヘタレ方は想像におまかせする。


そもそもアタシは医療イメージに弱い。
とことん弱い。
物凄い怖くて気持ちの悪いイメージをふくらませてしまうのだ。
正誤はともかくとして、凄くリアル。
(おそらく間違っていると思われます)

治療中ずっと、その自分の作り上げるイメージと、戦わねばならぬのだ。
もう気持ち悪くて気持ち悪くて、胃液が喉元まで…
くらくらと貧血の気配も襲って来た…

歯医者で失神するわけにはイカン!
頭の中で違うイメージを無理矢理躍動させる。


「ドンドコドコドコドンドコドコドコドン!」
さっきのコンガに乗せて、陽気な相撲ダンサーズを踊らせてみる。

「ドンドコドコドコドンドコドコドコドン!」
いい感じだ。その調子だ。

「ドンドコドコドコドンドコド…コド…ドリュにょるにょるるるぅ…」
「みょるるぅりるり…ガリガリガーリがぁり…」

ダメだ…、何かがわしの歯の奥深くに侵入しているぅ。
うわーーーーん!かみさま~!
(こんな情けない大人に呼ばれるのも迷惑だろう)

気がつくとわしの手は一生懸命コンガ叩くポーズになっていた。
ちょっと恥ずかしいかも。
ドラマーと思われたかしら。。。


あんまり記憶にないですが、医者が言うには、
二本ヤバくて、一本はなんとかギリギリなので、
神経抜くのは思いとどまってみたらしいです。

ゆっくりと神経の中に忍び寄ったらしい。
じわじわそろそろ来てたので痛みがなかったのでしょう、
と言われました。
虫歯に氣を使われたのでしょうか。

「そうですか…」
怖いビジョンを一通り見終わった後のアタシは、
そう答えるのが精一杯。



皆さん。
たまに氣を使う虫歯がいます。
いちど見てもらった方がいいよ。



ぐっすん。