SHOUT! リキリキリッキー絶叫部屋!

リッキー・りさ・ニシザーのお部屋。
うた歌いで、ライダーで、庭師エッグです。

『この世は冗談だ』

キャッチボールと謝る日本人

2006年08月09日 00時20分36秒 | リキ日記
ある日、あたくしと友人のK君はキャッチボールをして
遊んでおりました。(二人とも三十路越えていたけども)

ゴキゲンでボールを投げ、受けておりますと突然K君が
「なあ、俺ら絶対謝りよるやろ?」と、言うので
何の事かと思いましたら、
キャッチボールをする最中ずっとあたくし達は、
「あごめん!」と言いあっているのだった。

そう例えばボールをちょっと高めに投げすぎた時…
相手が思いっきり伸び上がって捕ってくれたりすると
捕りやすいボールを胸元に投げられなかった事に対して
なんだろうけど、ついつい「ごめっ!」って、
反射的に言うている。

投げる時だけじゃないよ、自分が捕り損なって
後ろへそらしたりしたらその瞬間「ごめんっ!」って
言うてる…。

なのでね、お互いが「あ、ごめん!」「あ、ごめん!」
て同時に応酬…あごめごめって、五月蝿いのよ。

外国ではね、そんな事にはならんらしいよ。
「ナイスボール!」っていうやん?あれよあれ。
褒める方だけ。主にそれ。
そんな簡単に謝らんです。
謝るって事があちらではもっとリスキーなのよね。

留学経験もあり、度々海外へ行くK君はイギリス人だかに
「どうして日本人はそうやってすぐ謝るのだ?」と
たずねられたので彼は
「日本では謝れば謝るほど偉いのです。」と答えたと言うていた。

そらまたえらく極端な説明をしたもんだと思ったのですが、
まあ今考えるとあながち間違いでもないか…。

だけども、とうてい理解できないだろうな。
とりあえず謝っとく、とか。
謝ったらおわり、とか…。

まあ、この場合はお互いに、単純に
相手を思っての「あごめん」なのですがね。
円滑なコニュニケーションをとるための心配り。
失敗もまず自分に非がある。
ごめんね、捕り易いの投げられなくて。
ごめんね、せっかく投げてくれたの捕れなくて。
ってね。
思いやりというか、当たり前にあるある種の美学。
「わしらって、かわいいなあ。」と言いながら続けた。

おもしろいよキャッチボール。
それから「ごめん禁止令」を出してやってみたが、
でけへんかったがな(笑)。

皆さんもやってみて~!
絶対言うてしまうから!
「あごめん!」て。

お試しあれ。

ちなみに二人とも翌日超筋肉痛。
ほどほどにね。