東京都北区 株式会社イダルツ不動産日記

株式会社イダルツはJR山手線駒込駅を中心に田端、巣鴨、本駒込、西ヶ原周辺の不動産物件を取り扱っております。

そつ琢同時

2005-05-31 10:29:13 | Weblog
「そつ琢同時(そつたくどうじ)」という言葉があります。「そつ」は口編に卒と書きます。
この言葉は雛(ひな)が卵から出ようとして殻の中から鳴くのと同時に親鳥が殻を琢く、それが転じて、今一歩で悟りを開くまでになった弟子に対し、師が適切な教示を与えて悟りに導くというものです。さらに言い換えれば、その人のレベルに応じた適切なアドバイスを与える、とでもいえましょう。
物事が練習によって上達する課程では、師がどこで、どんな場面でアドバイスするかは非常に難しいことです。でも、それが適切になされた場合は上達のスピードがぐっと違ってきます。
昨今の欧米の個人主義に染まってしまった日本では、この師弟における「そつ琢同時」が見受けられなくなったような気がします。

毎日のお稽古事

2005-05-30 10:34:13 | Weblog
朝からしとしと雨です。こういう雨はショパンの「雨だれ前奏曲」に情景がぴったしです。私はショパニストを目指していますので雨の日はもちろん、晴れていようが、風が吹いていようが、この曲を毎日弾いています。ショパンはこの曲の他に「夜想曲9-1」「夜想曲9-2」「幻想即興曲」を毎日弾きます。ショパン以外で毎日弾くのはヴェートーベンの「月光」「エリーゼのために」などです。ときどきはなつメロの演歌を弾き語りしています。
剣道もピアノも含め、全てのお稽古事は日曜日に7時間やるより、1日1時間やるほうが効果的です。元来怠け者の私は曜日を決めてやると、サボりがちなため、毎日やっています。
にもかかわらず、百年一日としてさっぱり進歩していません!

中庸の精神

2005-05-29 11:50:54 | Weblog
私が大学生の頃の話です。久方ぶりに実家に帰って「最近花の美しさが分かるようになった。」と父親に言ったところ、「へー!お前にも花の美しさが分かるようになったのか!」と妙に感心されたことを覚えています。
仕事に追われていると見るものも見えなくなります。ちょうど自転車で散歩するより、歩いて散歩した方がいろいろ見えてくるのに似ています。
長いことサラリーマンをやっていましたが、営業畑で収益を上げることのみやってくると、ボランティア精神に欠けた人間になってしまうみたいです。
全て人間は「中庸」が大事ということでしょうか。

3店舗所有

2005-05-28 14:34:58 | Weblog
店頭に掲示板があります。当社では外から見える窓がなく入り口のドア1枚だけなので情報を貼るところがなく、あえて掲示板を設けているのです。掲示板には25件の物件を紹介しています。夜は10時頃まで照明を付けて見れるようにしています。駅前不動産屋に見られるように店舗内から誰かが掲示を見ていれば分かりますが、当社では掲示板が独立しているたま分かりません。でも、事務所に出入りの際とか外出の行き帰りに掲示板を見ている人がいると分かるとうれしいものです。さらに、1ヶ月ほど前から掲示板に「ご自由に!」と書いたチラシを用意したところ減っているのをみると誰かが持ち帰ってくれているのだと分かります。
事務所という店舗と掲示板という店舗とインターネットという店舗の3店舗を持っているのと同じだとつくづく思います。

戦わずして勝つ

2005-05-27 14:15:26 | Weblog
剣道を始めて約50年になります。剣道をする人の動機はまちまちですが、私は「戦わずして勝つ」ことを目的にしています。
私は野球音痴ですが、話に聞くとピッチャーはボックスに入ってきたバッターが2,3度素振りをするのを見ただけで、そのバッターが打てるバッターかどうか見極めがつくそうです。
剣道でも蹲踞から立ち上がって竹刀を数秒間触れ合うだけで相手の技量が分かります。
私が目的とするのはこの数秒後で、相手が私の技量を知った上で、私の竹刀から発っせられる気迫に押され、「これはかなわん、打っていったらやられるだけだ」と悟って一度も振りかぶることなく「参りました」と引き下がらせることです。これがまさに「戦わずして勝つ」ということです。
ところが、実際は50年もやっているのに、いつも私から引き下がっている現状です。