デキる人の法則!

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第9回 WindowsXP Media Center Edition 2005のコト

2006-06-26 11:49:40 | ソフトなコト
今回はMicrosoft®のWindowsXP Media Center Edition 2005(以下、略してMCE)のご紹介です。

WindowsXPは2001年10月にと「プロフェッショナル」エディションとネットワーク機能など一部機能を省いて廉価にした「ホーム」エディションの2本立てで発売されました。もう5年間も販売されているんですね。それまでのWindows95~2000までのメジャーバージョンアップのペースからすると、驚くほど長寿な製品なわけです。

とはいうものの、その間に世の中もずいぶん変化して、パソコンの使い道も変化がありました。一番の変化はパソコンが生活の中にどんどん浸透してきて、インターネットを中核にさまざまなメディアを結びつける道具になってきたということでしょうか。そこで生まれたのがMCEです。MCEはWindowsR XP Professionalをベースにして、家庭での「AVセンター」となることを目的としたOSです。そんわけで、MCEを搭載したパソコンを「メディアセンターPC」と呼んでいます。

メディアセンターPCでは、これまでDVD再生やCD再生、TV視聴やデジカメなどの画像鑑賞をそれぞれのソフトで行っていたものを、分かりやすくひとつのメニュー画面から呼び出しできるようになっています。また、リモコンを使ってそれらの操作をパソコンから離れたところから行うことができるようになっています。

【マイテレビ】
MCE対応のTVボード(テレビチューナーなどが搭載された拡張ボード)を搭載しているパソコンなら、MCEのリモコンでメニュー操作をすることでTVの視聴や録画ができます。何よりもテレビの機能がパソコンに取り込まれることによって便利になるのは、電子番組表(EPG)が自動的にダウンロードされて、1週間先の番組も確認ができること。また、MCEで表示されているテレビ番組は、常にハードディスクに記録しながら再生する「タイムシフト再生」になっているので、放送中の番組を一時停止することも可能なのです!トイレに行っているうちに、決定的な瞬間を見逃した!ってこともなくなります。
番組の録画も、毎週連続するドラマの自動録画といった使い方だけでなく、例えば「あるジャンルだけを自動録画」や「キーワードに該当するものだけ録画」といった使い方も。気になる芸能人の名前をキーワードにしておけば、漏れなく出演番組をチェックできるわけです。また古いデータは自動的に削除する設定も可能で、「パソコン+テレビ録画機能」となることで可能な便利に使える機能が盛りだくさんです。




【マイビデオ】
テープに録画したビデオはテープの数が増えてくると管理が面倒だし、視聴するにしても頭出しをするのがまた一苦労。ビデオ機能をパソコンに取り込むと何が便利かというと、ビデオの内容をプレビュー画面を確認しながら選択して、クリックしたら即再生、となることです。削除も簡単ですしね。




【マイミュージック】
音楽もビデオ同様に、パソコンにすべて取り込んでしまえば、アーチストや曲名、アルバム名やジャンルなど、いろいろな方法で局をピックアップすることができます。最近はインターネットを経由して音楽の購入も可能です。アルバムタイトルなどもCDデータベース(CDDB)から自動的に読み込むので、アルバムやタイトルの打ち込みは不要です。




【マイピクチャ】
画像も名前や日付で並び替えが簡単にできます。MCEを中心にマルチメディアを活用すると、自分でセレクトした写真にお気に入りの音楽をBGMとして加えて鑑賞することもできます。また、メニュー上で画像の回転や修正などができます。



【Xbox360をクライアントに】
マイクロソフト社のXbox360をお持ちであれば、ネットワーク経由でメディアセンターPCに接続して、保存されている音楽や映像にアクセスすることができます。操作画面はMCEと同一の画面なので安心ですね。


事務機器的な使い方だけじゃパソコンがもったいない!パソコンのいろんな機能を使いこなすのに、それぞれ機能別にソフトを起動しなくてはならないのがメンドクサイ!といった方にはOSをMCEにしてみる、という選択もアリだと思います。もちろん、MCEは従来のパソコン的な使い方も可能です。
ちなみにMCEは箱に入ったパッケージ版として販売されていません。MCEは各メーカーから販売されているPCにインストールされた状態でのみ入手できるので、「MCEの入手=パソコンの買い替え」ってことになります。

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第8回 ディスプレイのコト

2006-06-19 11:58:39 | ハードなモノ
最近のコンピュータ用のディスプレイは液晶ディスプレイが主流になりましたね。カラー液晶ディスプレイが使われ始めた当初は、表示できる色数が少なく発色も悪い「STN」や「DSTN」という方式のものでした。最近の主流は「TFT液晶」ですが、初めてTFT液晶を見たときはあまりの綺麗さに仰天!当時は液晶がTFTになるだけで、12インチ画面のノートPCでも10万円高になっていたものです。

今回はいまどきのディスプレイについて、種類や接続方法をお伝えします。

【液晶ディスプレイのあれこれ】
さて、液晶ディスプレイとひとことで言っても価格はさまざまですね。値段の違いは何の違いなのか、というと‥まず画面の大きさが挙げられます。2006年現在、デスクトップPCの標準的な画面サイズは15インチから17インチに変わったといえます。家庭用テレビの大画面化の流れもあってか、19インチ以上のモニターが標準でセットになっているモデルも珍しくないような状態です。また、これまで画面の縦横比が横:縦で4:3だったものが、最近は8:5(または16:9)のワイド画面化の傾向もありますね。
画面サイズが大きければそれだけたくさんのものが映せるかというとそういうわけではなく、画面への詰め込み具合はそのディスプレイが対応している画面解像度(画面の密度)で決まります。17インチでも19インチでも、対応している解像度が両方ともXGAなら、19インチのほうが大きく表示できるだけで表示できるデータの量は一緒です。画面解像度は「1024×768ピクセル」と数値でも表しますが「XGA」と文字で表すことも多いです。代表的な画面解像度を下に示しておきます。





呼称 画面解像度 コメント
QVGA 320*240 携帯電話の標準
VGA 640*480 Windows95のころの標準
SVGA 800*600 Windows98のころの標準
XGA 1024*768 いまどきの標準
WXGA 1280*800 いまどきの15インチワイド液晶ノートPCの標準画面解像度
WXGA+ 1440*900 いまどきの17インチワイド液晶ノートPCの標準解像度で8:5
SXGA 1280*1024 いまどきの17~19インチモニターの標準画像解像度で5:4
SXGA+ 1400*1050 14~15インチの高級ノートPCの画像解像度で4:3
WSXGA 1680*1050 20インチワイドクラスの高画面解像度で8:5
UXGA1600*1200いまどきの20インチモニタの標準画像解像度
WUXGA1920*1200大画面ワイド液晶の画面解像度で8:5


ごちゃごちゃして見えますが、小さい順に VGA<SVGA<XGA<SXGA<UXGA となっていてあとは「W」がついたら「ワイド」、「+」がついたら「ちょっと画面解像度が高い」、といった感じです。

ちなみに、液晶テレビやハイビジョンの標準は16:9ですが、パソコンのワイド画面は8:5です。微妙に液晶テレビの方が細長いってコトですね。


その他、価格に関の違いは液晶そのもののクオリティにあります。

外観で分かる液晶ディスプレイのクオリティは、「光沢」のある/なしでしょうか。光沢液晶は光沢のない液晶と比べると、全体的な色彩の表現に「深み」と「幅」を感じられます。実際、仕事上でミツビシの高級光沢液晶ディスプレイをしばらく使わせてもらったのですが、普段使っている液晶との差は歴然で、自分の後ろを通る人々が皆足をとめてため息をついていたほどです。ただし、光沢液晶ディスプレイは、画面の表面に反射防止のコーティングをしてあるとはいえ、どうしても画面への映りこみという点では難がありますね。
パソコンとの接続方法も価格の違いを外観から理解できる部分のひとつです。いわゆる「アナログ接続」といわれている「D-sub15ピン」接続が一般的ですが、最近はデジタル出力のまま接続できる「DVI-D」「DVI-I」接続も一般的になってきています。価格の低いディスプレイはアナログ接続が主流ですが、アナログとデジタルの両方の接続が可能で、替え表示ができる液晶ディスプレイも増えています。お持ちのパソコンの背面を見て、どちらが接続できるのかは確認しておきましょう。



ちなみに、「DVI-D」はデジタル出力専用ですが、「DVI-I」はアナログ信号も出力しているので、「DVI-I」端子にはアナログ変換アダプターを接続してアナログ接続も可能です。ブラウン管はそれ自体がアナログですから、DVIでの接続はできません(笑)。



昔の液晶ディスプレイは斜めから見るとポジネガ反転したような映像になっていましたが、最近の液晶はすごいですねぇ。本来正面から見るディスプレイですが、どのくらい斜めから覗いても画像が見られるかを示すのが視野角です。最近は視野角170度とかいう商品もあり、ほとんど真横から見ても大丈夫な恐ろしい液晶もあります。

その他、外から分からない性能を示す項目が何を示しているかというと‥

■輝度‥画面の輝きの強さで、単位はcd/cm2(カンデラ/平方センチ)。つまり1cm2あたりどのくらいの光を出すことができるか、の度合いです。数値が高いとより明るい画面になりますが、用途によっては明るければいいというわけではありません。
■コントラスト比‥画面の白と黒の色の差。比率が高いとよりくっきりハッキリした画像になります。
■応答速度‥液晶画面が消えた状態から点灯して、再び消えるまでの時間を表していて、単位はms(ミリセコンド)です。数値が小さいほど反応速度が速いということになるため、動きの激しい映像にも対応できます。

となっています。ただ、ディスプレイは見る人の感覚によって同じ映像でも捉え方は変わってきますので、数値的な性能はあくまで目安と考えたほうがよいでしょう。

【ブラウン管のコト】
コンピュータの受像装置として、ほんの数年前までは100%近いシェアだったブラウン管(CRTとも呼びます)も、今では販売数が液晶ディスプレイの1/10以下になってしまいました。「大きくて重い」「消費電力が多い」「常に透過光を見ることになるので目が疲れやすい」などまるでメリットがないようにも思えますが、応答速度と色の再現性では液晶ディスプレイに勝るものがあるため、グラフィック関係の仕事場ではまだまだ現役で使用されているんですよ。実際、僕の仕事場も5割以上の人がブラウン管を使っています。価格も同じ画面サイズなら液晶ディスプレイの半額ほどなので、海外ではまだまだ需要が高いようです。

【その他のディスプレイ装置】
以前は高嶺の花だったプロジェクターも、今ではホームシアター用として一般家庭でも使われるようになってきています。また、最近はウェアラブルPC(身に着けるコンピュータ)用のディスプレイとして、眼鏡型の小型ディスプレイも実用化されていますね。
それほど遠くない将来は、紙のかわりに丸めて持ち歩ける電子ペーパーも身近なディスプレイ装置の一つになるに違いないかと。楽しみですねー。

第7回 ノートPC用キーボードのコト

2006-06-12 09:35:55 | 初歩の初歩
前回、デスクトップ向けのキーボードについて取り上げたところ、「ノートPCのキーボードについている『Fn』キーは何に使うのですか?」というご質問をいただきました。そこで今回はノートPCのキーボードについのお話です。

一般的なデスクトップPC用キーボードのキーの間隔(キーピッチ)は19mmなのですが、ノートPCには大きさの制約からテンキーなどを含めてデスクトップPC用キーボードと全く同じ配列で全てのキーを並べるわけにはいきません。
そこで普段使用するアルファベットのキーの幅は19mmを確保しながら、それ以外の特殊キーの位置や幅に工夫を凝らすことで、なるべく犠牲になるキーや機能をなくそうと努力がなされています。

前回のBLOGでは文字キーの並び方であるQWERTYキー配列やJIS配列について書きましたが、アルファベットや記号以外のキー配列って慣例こそあれルールはないようなので、そこに各社の工夫が見られます。ノートPCを購入する際は、それらの特殊キーの配列の使い勝手が悪くなっていないか、というチェックも重要ですね。メーカーごとに結構配置が違うので、お店で見比べると面白いですよ。また、本体に厚みを持たせられない分、キーを押したときのストロークが浅いものが多いです。キーのタッチも自分の好みにあっているか確認してみてくださいね。

【Fnキー】
さて、問題の「Fn」キーです。
このキーは「ファンクションキー」と呼ぶべきなのですが、キーボードの上部に並んだF1~F12のキーと区別がつかなくなるので、「エフエヌキー」と呼ばれていることが多いです。一般的には他のキーと違う色でプリントしてあります。

このキーは前回ご紹介した一般的なキーの機能に加えて、メーカーが独自にそのパソコンのために用意した機能を使う場合に使います。このFnキーを押しながらFnキーと同じ色の記号や文字がプリントしてあるキーを押すことで、その記号の意味する機能を使うことができるのです。



Fnキーとの組み合わせで提供される主な機能は、
  • モニターの電源を落とす
  • パソコンのスリープ・休止状態への移行
  • ボリューム調整
  • 外部モニター接続時の切り替え
  • モニター輝度の調整
  • 無線LANに関する設定

などがあります。使えるようになっている機能はパソコンの機種ごとに違うので、描かれているアイコンからなーんとなく想像してみましょう。

なお、デスクトップ機でも特殊機能を追加して、Fnキーのついているキーボードが付属しているものがあります。


【ノートPCのNumLock】
デスクトップPCのNumLock(ナムロック)キーはテンキーの左上に配置してあり、これをOKにすることで、テンキーを数字の入力キーとして使用することができます。



ノートPCにもNumLockキーがついているものがありますが、テンキーもないのにNumLock?って思う方もあるのではないでしょうか。実はノートPCのNumLockキーはONにすると文字を入力するためのキーボードが、簡易テンキーにはやがわりするのです。
NumLockをONにすると、矢印で示している部分に書かれた文字を入力するキーとして使用することができます。ちょっと使いづらいですが、数値を連続して入力するときにキーボードの上部に横一列に並んだ数字キーを押すよりは入力しやすいかな。
NumLockキーがONになっているときは、キーボードのNumLockのランプが点灯するので、逆に、文字を打ちたいのになぜか数字が打ててしまう場合などは、NumLockがONになっていないかランプで確認してみてくださいね。



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第6回 キーボードのコト

2006-06-05 10:33:53 | 初歩の初歩
今回は基本にもどって、キーボードについてのお話。

キーボードはマウスと並ぶ、代表的な情報入力機器です。ふた昔前のコンピュータは画面にアイコンが並んだりしていませんでしたし、マウスもありませんでしたから、キーボードが人の意思をコンピュータへ伝える重要な道具だったわけです。

【このキー、何に使うの?】
いわゆる「フルキーボード」と呼ばれるキーボードは、アルファベットがぎっしり並んだブロックの他にも下のようにブロック分けされたさまざまなキーが並んでいますが、何のために使うのか分からないキーもあったりしませんか?使いこなすと便利なキーもあるのでご紹介します。よく考えたら、こういうキーの説明ってあんまり目にしませんね。

(↓画像をクリックすると、別窓で少し大きい図が開きます)



1 半角/全角キー 英数字入力/日本語入力モードを切り替える
2 タブキー 画面上の「次の項目」への移動、文字入力中にまとまった文字分ブロックでずらすなど
3 キャプスロック 英数キー シフトキーと一緒に押すことで常に英字大文字の入力のON/OFF
4 シフトキー 小文字入力時‥他のキーと同時押しで大文字入力
そのほか他のキーと同時押しで記号を入力など
5 コントロールキー 他のキーと同時に押すことで、ソフトごとに指定された特殊な動作
6 ウインドウズキー 「スタート」メニューをクリックと同じ動作
他のキーと同時に押しで特殊な動作
7 オルトキー 他のキーと同時に押すことで、キーボードによるメニュー操作など
8 無変換キー 日本語入力時に入力した文字を全角/半角のカタカナや数字に変換
9 スペースキー 文字入力時に空白の入力やかな漢字変換を
OKボタンなどを押すときにEnterキーの代わりにも使えます
10 前候補/変換キー 文字入力時のかな漢字変換
11 カタカナ ひらがなキー ALTキーと同時に押すとローマ字入力/かな入力の切り替え
12 アプリケーションキー 右クリックと同様の動作をする
13 エンターキー 文字入力時の改行や、ボタンのある画面での決定
14 バックスペースキー 文字入力時にカーソルの一つ前の文字を消す
15 エスケープキー 動作中の作業から抜け出したり、何かをキャンセルするときに
16 ファンクションキー ソフトごとにさまざまな機能(ファンクション)を割り当ててそのソフトを便利に使うための機能キー
17 プリントスクリーンキー 画面を画像で保存する
Altキーと同時押しで、一番前にあるウインドウのみ保存
18 スクロールロックキー ソフトが対応している場合、押すごとにON/OFF
ONにするとカーソルキーで画面のスクロールが可能
19 ポーズキー ソフトが対応している場合、画面上で行われている処理を一時停止する
20 インサートキー 入力の上書モードと挿入モードの切り替え
21 デリートキー 文字入力時、カーソルの右側の文字を削除
選択されているものの消去
22 ホーム/エンドキー カーソルを行内の一番先頭/末端に移動させる
他のキーと組み合わせることで文書全体の先頭/末端に移動
23 ページアップ/ダウンキー ウインドウ内の表示を1画面分ずつアップ/ダウン
24 カーソルキー カーソルを上下左右に移動
25 テンキー 数字の連続入力をすばやく行える
26 ナムロックキー ON/OFFでテンキーを数字キーとして使うかカーソルの移動のために使うかの切り替え




【キー配列あれこれ】
初めてキーボードを見たとき、「どうしてアルファベット順に並んでいないんだろう‥」って思いませんでした?現在主流のキー配列は、キーボード左上に並でいるアルファベット順から「QWERTY(クワーティ)配列」と呼ばれています。キーがこの配列になった理由は、一般的にはパソコンのキーボード配列の元になった機械式タイプライターの構造上、文字を紙に打ち付けるタイプバーが絡んでしまわないように、よく使う文字を離した構造にするため(キーの位置が各段でずれているのもこれに由来する)とか言われています。でも、これもホントかどうかは怪しいようで、今となっては決定的なQWERTY配列の由来は分からないようです。
QWERTY配列は使いやすさという点で必ずしも完成されたキー配列ではなく、第2次世界大戦前に「DVORAK(ドヴォラック)配列」のキーボードが開発されました。この配列はアルファベットを使用する頻度を徹底的に研究し、文字入力の効率を考えて作られたものですた。実際、QWERTY配列よりも入力効率は高いようなのですが、圧倒的にQWERTY配列のシェアが高いため、現在ではごく少数の方が使われる程度のものとなっています。ちなみに、WindowsでもMacでも、OS自体はDVORAK配列のキー入力に対応していますよ。

 ■Dvorak jp:DVORAK配列の解説ページ

【キー配列 その2】
同じQWERTY配列のキーボードにも「@」や「:」などの記号の配列が違うものがあります。一般的に日本で使われているキーボードは「@」がPの右にあるタイプで、これを「JISキーボード」といいます。英語圏のPCに多い配列は「@」がシフトキー+「2」で入力できるASCII(アスキー)配列のものです。
また、あまり目にする機会はないかもしれませんが、101キーボードとか106キーボードとかいう文字を目にしたことはありませんか?英語圏の方が使うキーボードは「101キーボード(またはWindowsキーなどが3個追加された104キーボード)」と呼ばれ、文字通り101個のキーが並んでいます。これに日本語向けにかな変換キーなどをつけたものが「106キーボード(またはWindowsキーなどが3個追加された109キーボード)」と呼ばれるものです。


これはひらがなのプリントがない英語キーボード。日本語入力をするのに、かな入力をしない人にはキーにプリントしてあるひらがなは意味がないので、最近はシンプルさが好まれて英語キーボードを使う人も増えているとか。

ちなみにこのキーボードは「ASCII配列」の「英語101キーボード」です。」。
「@」が「シフトキー+2」で、ウインドウズキーがついていないでしょ?



ひとえにキーボードといってもいろいろです。自分にあったキーボードを買い足す時には、キー配列やキーの数にもちょっとだけ気を配ると間違いがないと思います。


最後にキーボードのレビューが豊富なShopUさんをご紹介します。
このショップ、販売しているキーボードのほぼ全てのレビューがあります。私自身、キーボード購入前にはかならず参考にしているお店ですので、これからキーボードを購入使用と思われている方は是非見てみてくださいね。

 ■ShopU ~パソコンと人の間に、心地よい接点を~


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