今、半分空の上にいるから

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著作権が非親告罪になると

2017-06-09 16:43:16 | ブログ小説
著作権は今現在、著作者や著作権所有者が違反を訴えないと罪に問われない、いわゆる「親告罪」です。

TPP環太平洋連携協定に合わせ、著作権違反を著作者等が訴えなくても、第三者の通報で司法当局が捜査出来る、いわゆる「非親告罪」にする改正が国会で承認されました。

TPPを日本政府は批准してしまいましたが、
(−_−#)
TPPを各国が批准し、発効するまで著作権法は現行法のままです。

トランプ大統領がアメリカはTPPには批准しないと大統領令にサインしたため、今TPPは漂流しています。

二次創作やコミケのピンチという事で大騒ぎになったため、ご存知の方も多いでしょう。

結局各方面のご尽力により、模写、複製品等の様に、オリジナルの原本をそのままそっくり使用したのではない二次創作の絵、作品などは非親告罪には問われない事になりました。

完全に違反ではない訳ではなく、当局の裁量次第の面はあります。

グッズ販売、コピー商品や海賊版の販売は今の現行法でも非親告罪になります。

児童ポルノ法改正で、漫画やアニメを児童ポルノに該当させると言う話もありましたが、これもまた各方面の反対により、二次元の実際には存在していない人物については、児童ポルノの対象にはならない事になりました。

漫画やアニメは年齢不詳の場合や幼い絵柄もあり、調査する人達の印象だけで「児童」とされると、確かに拡大解釈し放題になり、さらに、持っているだけで捕まる単純所持罪になったりすると恐ろしい話です。

漫画やア二メ作品の児童ポルノ認定による単純所持罪と、著作権違反を第三者による通報で司法当局に捜査される非親告罪が合わさると、なかなかのコミケのピンチになります。

ただ、親告罪も悪い面ばかりではないのです。

例えば、盗聴等違法な手段で盗作され、普通の人達では技術的な証明が難しくても、第三者の通報により、司法当局に捜査してもらえます。

個人的なデータを勝手に持ち出され、AI等に使用されても、違法行為と認められるのではないか?

実はこのブログの密かに隠されたテーマはそれなのですよ、皆さん。

多分、ほとんど理解されないでしょうが。
(T_T)
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