ウイリアム・オニールは、証券投資で得た利益で30歳でニューヨク証券取引所の会員権を取得して投資会社であるウイリアム・オニールを設立した著名な投資家です。日本では「オニールの成長株発掘法」の初版は2001年に発刊されていますが、彼の投資手法は今の時代においても充分適用できる素晴らしいアイデア満載の著書です。
成長銘柄を選別する方法については、CAN-SLIMが重要であると説いています。
CAN-SLIMとは以下の要約です。
C = Current earnings(当期利益が良いか?)
A = Annual earnings(通年の利益が良いか?)
N = New product or service(新製品・新サービスを出しているか?)
S = Supply and demand(その銘柄の需給関係が良いか?)
L = Leader or laggard?(その銘柄が相場の先導役か?それとも出遅れか?)
I = Institutional sponsorship(機関投資家に好まれているか?)
M = Market(一歩さがって相場全体の地合いは良いか?)
加えて、この方法によって選別した成長銘柄の買いのタイミング、売りのタイミングについても詳細に説明されています。また、運用の失敗は誰でも犯しますが、損切りの徹底を行えば損失は最小限に抑える事が出来ると説いています。
従って、オニールの著書は理論的な知識を身に着けるのに充分役立ちますが、一方個人投資家DUKE氏の著書「新高値ブレイク投資術」はオニールの理論をより実践的に彼が行った実際の取引例で説明してあり、大変参考になる著書です。この著書を読めば、サブタイトルの「1勝4敗でもしっかりと儲ける」は納得出来ます。
最後に、オニールの読者に対する締めくくりの言葉を書き添えます。
「勇気を持ち、前向きに構え、決してあきらめてはいけない。毎年大きなチャンスが巡ってくる。自らの態勢を整えてそのチャンスに挑みなさい。小さなドングリはいずれ、大きなナラの木に育つだろう。何事も忍耐力と勤勉さがあれば成し遂げられる。成功するのだという決意こそが、何にも増して重要な要素なのである」
シカゴ通貨先物(円)のポジションは7月19日(火)時点でネットの円買い越し額が4,919億円になり、先週の5,944億円から約1,000億円大幅に縮小しました。最近の傾向として少しづつですが円売りのポジションが増加しています。
なお、毎週火曜日のポジションが金曜に発表されます。為替レート106.17円は7月22日NY終値です。
今後の投機筋の動向が注目されます。
モーニングスター(株)代表取締役朝倉智也氏の新書
タイトルにマイナス金利と付いていますが、マイナス金利導入前から実質金利はマイナスになっており、資産運用については、生活を守る手段として検討すべき時代を迎えているとコメントされています。
その様な状況下、まず以下の様な分散投資を勧めておられます。
1.成長資産(70%)2.インカム資産(20%)3.インフレヘッジ資産(10%)
次に、全体のポートフォリオを海外ETFに絞ったポートフォリオ及び投資信託を組み合わせたポートフォリオに分けて各ETF銘柄・各投信が紹介されています。
特に海外ETFに運用を考えている方には、各銘柄は大変参考になります。
タイトルにマイナス金利と付いていますが、マイナス金利導入前から実質金利はマイナスになっており、資産運用については、生活を守る手段として検討すべき時代を迎えているとコメントされています。
その様な状況下、まず以下の様な分散投資を勧めておられます。
1.成長資産(70%)2.インカム資産(20%)3.インフレヘッジ資産(10%)
次に、全体のポートフォリオを海外ETFに絞ったポートフォリオ及び投資信託を組み合わせたポートフォリオに分けて各ETF銘柄・各投信が紹介されています。
特に海外ETFに運用を考えている方には、各銘柄は大変参考になります。
IPOの仕組みについて詳細に説明されています。
加えて、IPOの公開価格の決め方は大変参考になりました。
公開価格=適正株価×(1-IPOディスカウント)
IPOディスカウントは、最近の傾向としては東証1部で10%、JASDAQや東証マザースでは20%~30%くらいと考えられるそうです。
そして、適正価格にIPOプレミアム(利益成長率)を掛け合わせると、上場直後に人気化した場合の高値メドになるそうです。
IPO投資に興味のある方にはお勧めの著書です。
加えて、IPOの公開価格の決め方は大変参考になりました。
公開価格=適正株価×(1-IPOディスカウント)
IPOディスカウントは、最近の傾向としては東証1部で10%、JASDAQや東証マザースでは20%~30%くらいと考えられるそうです。
そして、適正価格にIPOプレミアム(利益成長率)を掛け合わせると、上場直後に人気化した場合の高値メドになるそうです。
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