Saluzzo(Cuneo)のお勧めレストラン

え～今前回のSaluzzoのMadonna della misericordia繋がりで、Piemonteのゴシック様式つながりのネタを勉強中です。
ということで、今日は久々に頭を使わない（笑）食のお話です。
さすがPiemonteですよ。

Saluzzoという街は本当に小さな街でしたが、2軒行ったレストランがとびっきりの当たりでした。
夜は、日本人の方が結構書き込みしていたレストランに暗い夜道に迷いながら行きました。
人がいないので、ぶらぶらしていても危険ではありませんが、夜霧も出てて、とにかく暗いので足元は注意です。

開いてて良かった。
ここは元修道院を改造したホテルに付属するレストラン。
宿泊客でなくても利用できますが、私が行った時は、私以外はみんな（と言っても2組しかいませんでしたが）宿泊客でした。
お部屋にフレスコ画が残るなど、素敵なホテルらしいく、金額もそれほど高くはないので、直前までここに泊まることも考えたのですが、
移動が多い私は、何より立地重視なので、バスターミナルが近いホテルの泊まってしまいました。
ゆっくりする人にはお勧めかと。

中に入ったらお客さん1人しかいませんでした。
「やばっ、失敗？」と一瞬思いましたが、今更戻ることは出来ません。
出ちゃったら、食いっぱぐれる危険が…
まぁそんな心配は必要なかったんですけどね。

ワインもボトルを開けてくれました。
グリッシーニがでかい、さすがPiemonte！

小さなお通しが出てきました。
リコッタチーズだそうです。
ワインに合う～

Primoに頼んだのがPiemonteの名物パスタTajarin、カタカナだと「タヤリン」かな？
生パスタで中華麺みたいに縮れていて、これラーメンにしても美味しそう。
それにたっぷりのポルチーニ。
ポルチーニはぷりぷりで美味しい。

そしてSecondoはお肉を頼んだのですが

ナイフが立てて置かれた。

これ選択大正解だった。
Tagliata di fassone
Fassoneはこの地区の特別な牛。
それに色々なお野菜。
量も丁度いい…いやいや、苦しい。
でもこれ本当に美味しかった。野菜も甘くて。

苦しい、と言いながら

デザートも食べてるし、ワインも頼んでる。
このデザートワインも美味しかったなぁ。
デザートの方はBunet del marchesato、侯爵のプリン。
Bunet（Bonet？）とは
”イタリアのチョコレート風味のココアプリンである。
トリノ名物の菓子であり、イタリアンレストランでもデザートとして出されている。アマレッティというアーモンドプードルを使ったビスケットやマカロンを砕いて加えるのが特徴である。”（Wikipediaより）
甘さが丁度良くて美味しかったなぁ。


お店の内装
ここ、元々カンティーナだった場所だと思います。

そしてコーヒーにはお菓子が付いて来た。
Piemonteのレストランはサービスいいな。

お店の人もすごく感じが良いし、雰囲気も良い。
バケツに入っているのは、これもPiemonte名物のヘーゼルナッツですね。
値段は…安くはないけど、高くもない。
評価は
Al convento

翌朝、朝食なしのホテルなので、雨の中良さそうなお店を探してみた。
このお店の前を通ったら、すごい人。
当たりでしょう、ということでここで

カプチーノと

クロワッサンはここから自分で取っていい。
すごく美味しかったので、この先くいっぱぐれても良いように持ち帰りにもう1個買っいました。

Piemonteのお菓子
他のお菓子も美味しそうでしたよ。

お店はここでした。
席も有ります。私は立ち食いでしたが。
評価：
Almonte

そしてこの日のお昼は

目印はこれ
この看板の奥へ入ります。ちょっと入りにくいかも。

また出ました、手作りグリッシーニ
美味しいけど、食べすぎるとお腹が膨れるので注意せねば。

そしてお通しにモルタデッラ

Primoはお勧めされたAgnolotti ris e coj
ris e cojはPiemonteの方言でrisoとcavoliの事でコメとキャベツが入ったアニョロッティ（ラビオリみたいなもの）

そしてSecondoは

前の晩と同じようなものを食べてます。
家でステーキなんか食べられないので、たまにはいいかな、と。
こちらはFlank steak（フランク　ステーキ）
フランクステーキで調べると
”脂身が少なくて硬い部位のお肉を、甘辛いタレに付け込んでから焼くことで、柔らかくて美味しいステーキにするアメリカの料理方法”と出てくるけど？
甘辛いたれに浸かっていた感じはない。
店主の説明では、2度焼きしてるって言ってたんだよね…なんでしょうね？
表面焦がして、中は柔らかい美味しいお肉だったことは確かです。

そしてメニューを見た時から、どうしてもこれが食べたいと決めていた。

オリジナルモンブラン（イタリア語ではMonte Biancoと言いますが）
生クリームをモンブランに見立ててるの？
と思ってスプーンを入れてびっくり！

山が見えました。
なんと中にコーヒー味のジェラートが。
素晴らしい～これ気に入った。

雰囲気、お味言うことなしな上、お会計を若干安くしてくれました。
この町の2軒は、両親を連れて来たいなぁ、というくらい素敵なお店でした。
近所でお仕事していると思われる人が結構いっぱいいましたよ。
評価：
こちらは
Locanda Corona di ferro 

今思えば、この後大雨で痛い目に遭ったことも帳消し、というくらい素敵なお店でした。
Saluzzoに行く方は是非お試しあれ！！