おいしいパリ 第1弾 Bistrot Saint-Honore'

「一人旅をしていると、自由なのはいいけど、感動を共有できないのが寂しい」と最近ある人に言われた。
私の場合は、一人だと好きなものが食べられないのが困る
特にヨーロッパはカップルが基本。
いくら旅行者だと分かっても、一人で食事をするのは寂しい・・・
結局ホテルの部屋で、冷たい食事や最悪食いっぱぐれ・・・なんていう事態も無いことはない。それでもマクドナルドへは行かない、というのが私の唯一のこだわり。

しかし今回は妹とその友人の3人。
典型的な買い物ツアーのお目付け役としての同行。私は、妹の財布の番人だったのだ

それにしても、彼女たちの買い物熱にはほとほと辟易。
私は昔からおしゃれにあまり興味がない。唯一の興味はバックだけ。
妹にも、「もう少し化粧したら」とつっこまれてしまった
あ～あ、だからこんな女になってしまったのねぇ・・・
しかし、自由が無いなら、せめておいしいものを食べさせて～！
今回はパリでおいしいものを食べてやる～！と密かに思っていた。

それにしても日本の若い子達はどうしてこう少食なんだ？
って、私が食べすぎ？（「そうそう」、という声が聞こえる・・・）
そういう場合は厳選するのみ。
今回は3人ということもあり、アパートタイプのホテルを予約した。
ここが立地条件は最高だが、エレベーターが無く、狭い螺旋階段で4階
スーツケースは全てホテルの人に運んでもらった。だって、"エレベーター有り"って書いて有ったもん

ということで1日1度、昼か夜は外食、2食は部屋で食べた。
この外食が今回は全てあたり！
2件はパリ在住の友人のお勧め、1件はこの鼻で探し当てた。

第1弾は、現在パリでモードの勉強をしている妹の同級生が「フォアグラがおいしい」と勧めてくれたお店。最初は、フォアグラ？と思ったが、折角なので行ってみた。
なんとここはミシュランの折り紙つき(実際はシールだが)だった。

偶然、年末に泊まったホテルのそばだった。その時は気づかなかった・・・この2軒隣に入ってしまったよ。オペラ座から10分かからないくらいの便利な場所に有る。
このあたりは、良さそうなレストランがひしめいている。

Bistrot Saint-Honore'
10,rue gomboust,75001
休：日曜
日本のガイドブックにも載っているし、日本語メニューも有る。

とにかくフォアグラ

冬だけの限定。かなりいいもの食べてますよ～というくらい脂(?)がのっている。
妹の話ではガチョウはとうもろこしを丸呑みさせられているとか???
フォアグラを塗るパンを別に持ってきてくれたが、ここパンもおいしい


イタリアの素朴なパンも嫌いではないが、やはりフランスのパンはおいしい！ここのは特においしかった。

1人分コース(前菜、メイン、デザートで29€)にしたので、前菜にエスカルゴを頼んだ

昔、"サイゼリア"(イタリアン系のファミリーレストラン)で頼んだ時は、それほどおいしいと感じなかったけど、サザエみたいでおいしい。しかし残念なことに、6個のうち1つ、はずれが・・・中身がなかったよ

メインに私たちが頼んだのは、結局全てこの手↓の鍋料理

私が頼んだのはワイン煮込み。さすがの私でもちょっと量が多い
3人で2つくらいで充分だった

そしてデザートはクリーム・ブリュレ


お店は雰囲気もいい。決してすごく安い、というわけではないが、あっという間に満席



満足度：
所謂おしゃれなフレンチ、というより田舎料理という感じ。その素朴さが更にいい。この日の夕食はサラダ・・・調度いいでしょう？