イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

Corridoio vasarianoーヴァザーリの廊下

2007年10月15日 16時28分19秒 | イタリア・美術

10月もあっという間に半分が過ぎてしまいました。
1日が本当に短くなりました。
うちの下のレストランのテラスで夜食事している人が大分減りました。(寒いからねぇ・・・)

ところで昨日は待ちに待った"ヴァザーリの廊下"のツアー(というほど大きなものではないですが)が有りました
Corridoio Vasariano(ヴァザーリの廊下)はPalazzo Vecchio→Galleria degli Uffizi→Palazzo Pittiを結ぶ廊下です。
1565年ヴァサーリーがたったの5ヶ月で仕上げたもので、現在普段は入ることが出来ません。

数年前にたぶんNHKだったかなぁ???でここの特集が組まれていましたが、その前からここはかなり気になっていました。
人によってはUffiziよりいい作品が収められているという人もいるとか・・・
今回は偶然2月にある旅行会社の店先にこのツアーの事がでていて、即問い合わせたら「2月の分は既にいっぱいで次回は10月(!)」と言われ、10月のことなんか分からないよ~と思いながら予約してしまいました。
料金は45ユーロ、う~ん決して安くないですが、まぁ1度は見たいと思っていたし、これを逃したらまたいつ見られるか分からないので結局予約しました。

あれから8ヶ月!
とうとうその日がやってきました。
ヴァザーリの廊下だけではなくUffiziのガイド付きツアーが付いていて、8時45分に集合。
相変わらず準備が下手!
まぁそれがイタリアですが・・・
結局中に入ったのは9時半くらい、日本人の団体もいっぱいいました。
そこからガイドの説明が始まったのですが、このおじさん(失礼!)すごく丁寧。
このテンポじゃ午前中でどこまでいけることやら???
その間何組に日本人の団体が通りすぎて行ったとこやら・・・・
結局1時半まででUffiziの半分、続きは午後!

1時間半の休憩後、残りの説明を受け、4時過ぎにいよいよヴァザーリーの廊下へ
入り口はUffiziの出口に近い普通のドアから。
もちろんここは昔の入り口ではないです。
ドアの向こうには階段が・・・
そこを下っていくといよいよ廊下です。

いや~本当に廊下でした。(笑)
こんなことを言うのは何ですが、美術に興味がある人以外は高い金を払って行く場所ではないですね。
確かにPonte vecchioの上を通った時は、ちょっと優越感はありましたが

(写真が廊下からPonte vecchioの上を写したもの。あまりうまくないですね)
美術としては・・・
Uffiziの有名な作品を見た後ではどうにもこうにも・・・
最後はGiardino di BoboliのBuontalentiの洞窟の脇に出ました。

まぁ良い経験だった・・・という感じですが、結局8時間美術館の中にいたわけです
う~ん日本人観光客が聞いたらびっくりだ



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