兼好さんにあやかりたい

ブログ=随筆だと思うが、とすると、今は数百万人の随筆作家がいるわけで、それらがIを叫ぶ時代なわけだ。なんと恐ろしい、、

華氏911

2004-09-03 | 見る、聞く、遊ぶ
華氏911を見た。以下感想。
ブッシュへの皮肉を込めまくってみましたって映画でした。面白かった。
ブッシュ家とサウジアラビアのサウド王家とオサマ・ビンラディンとのつながりがちゃんと描かれていた。でも、イラクにしてみればとばっちりだよな。本来はアルカイダさらにはサウジ王家に矛先が向けられるべきなのに、ブッシュがイラクのせいにしちゃえってことで戦争ふっかけられたんだから。ま、サダムフセインが倒れたのはいいんだけど。でも、イラクの国民はあの映画をみてどう思うんだろう。ブッシュがサウド家を擁護するためだけに、何千、何万もの国民が米兵に殺されたのだから。
ところで、このようなことはマイケルムーアだけでなくて、結構な人が主張していました。実は、私もこのあたりの話は全部知ってました。それでも、何も知らない人たちに伝えるという意味では大きい。自分にとっても良かった。面白かったし、映像資料を元にしていろいろ聞けたし。
前半は結構面白かったんだけど、後半はいまいち。よくある戦争における弱者に焦点をあてたお涙頂戴映画になってた。不満なのはネオコンとか軍需産業とかイスラエルのことが描かれていないことかな。イラクに戦争しかけたのはこれらが要因なので、書かんのはおかしいと思う。
マイケルムーアもユダヤ人や軍需産業を相手にするのは怖かったのかもね、、、、、

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