兼好さんにあやかりたい

ブログ=随筆だと思うが、とすると、今は数百万人の随筆作家がいるわけで、それらがIを叫ぶ時代なわけだ。なんと恐ろしい、、

無条件でCat7ケーブル勧めるやつは半可通

2019-06-10 | いじくり倒す

普通のユーザさんがLANケーブルが使うなら、Cat7ではなくCat6eかCat6aのUTPを買って使ってください。それと自称ネットワークに詳しい、数字の大きいCat7のほうを勧める半可通がいますが、彼らを信じてはいけません。

メタルのLANケーブルにおいて、最大の課題はノイズ対策なのです。

Cat7やCat6Aの一部はノイズ対策としてケーブルの周りにアルミが巻かれています。STP(Shield Twisted Pair)、あるいはS/UTPと呼ばれるケーブルですが、実はこれ、アースしないと逆ノイズを拾いやすいのです。STPの両端のRJ45コネクタは金属でできていますが、アースされたルータやスイッチなどの機器につなぐと、コネクタの接点から電気を逃し、さらに機器のアースから電気を逃します。これでノイズが起きないようにしています。

ところが普通のユーザさんの使う機器はSTPを想定していないのです。コネクタから電気を逃すようになっておらず、機器にアースがついていません。結果、シールドに溜まった電気がノイズを出してしまうのです。これを知らずにCat7を勧めるバカのなんと多いことか。

ちなみに、Twisted Pairは二本の線を撚って(よって)、4対にしたケーブルですが、撚りがノイズ低減のキモで、Cat6eレベルの一流メーカでは撚りが解けた区間は3mm以下とからしい。その話を聞いてからは、自前でLANケーブル作るのは止めてしまった。