浮き世で三昧・狛犬三昧

森羅万象に思いを馳せる

西宮市苦楽園の「越木岩神社」の狛犬さん、その3

2017年09月09日 | 狛犬シリーズ
西宮市苦楽園「越木岩神社」の狛犬さん、最後のシリーズでは甑岩の前にある社「岩社」の前にいる狛犬さんを紹介する。
「岩社」の狛犬さんは、地図の中の赤枠で囲まれたところにいた。


甑岩に関する話も紹介されている。

甑岩は非常に大きくて、周りを1周することができるようになっているため、そのサイズを自分の足で知ることができる。


甑岩の祭神は「甑岩大神」で、岩社の祭神は「市杵島姫大神」だそうだ。


「岩社」の前の狛犬さん。


「阿」の狛犬さんを見てみよう。模様から察するに御影石の狛犬さんだろうか。強面な顔に比して体全体のバランスには手足の太さと丸みに可愛らしさがある。

皮をむいた、とうもろこしタイプの尻尾。柔らかいシルエットだ。


「吽」の狛犬さん。子狛ちゃんがちんと座っている感じも含めて、全体的に弧を描いたような流れるようなデザインがいたるところにあるためか、狛ちゃん自体が自然と優しく見える。

横から見ても柔らかさを感じる狛犬さんだ。石造りなのに、こんな流れるような線を描ける石工の人たちはすごいなぁ。