福田くみ子のあやせ福ふくだより

子育てと議員の仕事に奮闘する等身大の私で頑張ります。多くの学びを皆さんと共有し、市議の仕事を身近に感じてほしいです!

介護士備忘録として

2024-08-07 16:37:00 | 備忘録

こんにちは。

昨日、8月6日は広島に原子爆弾が投下された日でした。

平和を望む想いは常日頃からありますが、この日は広島で起こったことを受け止め、後世に紡いでいくことが必要なんだと再確認する日だと思います。

 

自分の子どもたちに戦争のこと、平和のことを語るとき、どうしても思い出すのは祖母が言っていた「語っておかなければ、なかったことになる」という言葉。

子どもたちの夏休み期間に、私なりの平和への想いを語っていきたいと思います。

 

 

話は変わって、タイトルにある介護士備忘録。

市議会議員として当選する前、19年間介護士として働いてきました。同時進行で12年間、実母の介護も行ってきました。

今月で、介護士の仕事から離れて2年が経ちます。

議員としての経験年数が増えるたびに、介護士として働いていた自分から離れていくということは少し怖いことでもあるのかな…と思い至りました。

介護士&母の介護をしていた当時の自分の想いを、このブログに残していこうと思います。

あくまでも私の主観的な備忘録となりますので、ご了承ください。

 

日々の活動報告と並行しての投稿になるかもしれませんが、よろしくお願いします!

 

備忘録 その1 

私が介護士として就職した20年前、当時の利用者(入所)の方々は本当にほとんどが女性でした。(男性の利用者は10%程度)

今思うと、介護保険制度は始まっていましたが、まだまだ介護の社会化の意識は乏しく、家族(主に妻など)が介護を担っていたのだなと思います。

それからおよそ20年、介護サービスの幅は広がり、認知症に対する認識も高まりました。

面会に来るご家族が持つ、介護に対する要望や疑問も多くなり、たくさんの人が本人を取り巻く環境の一部として介護に関わってくれるようになったと思います。

その分だけ、運営する施設に求められるもの=サービスも増え続けます。求められるサービスと必要なケアのバランスに対して、カンファレンスを行ったことを昨日のことのように覚えています。

介護は本人や家族だけのものではなく、地域や社会で担うものと介護保険制度でもうたっています。

それでも、制度あってサービスなし、という現状があること、この仕組みの部分に声を上げていかなくてはいけない…。このことに、介護士として働きながら気づくことは難しいことで、さらにそこから本当に声を上げることはもっと難しい…と行動できていなかった自分を思い出します。

 

 


綾瀬レポート8月号発行しました!

2024-08-01 09:59:03 | 日記

こんにちは。

厳しい暑さが続きますね。

8月に入り、福ふくだよりも発行しました。その中から記事を紹介しつつ、日々の活動も報告したいと思います。

 

★来年度から中学校で使用する教科書が採択されました。

 公立の小中学校で使用される「教科用図書」、いわゆる教科書は義務教育課程において原則4年間同一のものを採択することとなっています。

 公立の学校では、その学校を設置する市町村や都道府県の教育委員会に採択する権限があります。ちなみに、国・私立学校で使用される教科書の採択の権限は校長にあります。

 この教科書の採択については、文部科学省では「開かれた採択」と位置づけ、保護者をはじめ国民により開かれたものにしていくことが重要と述べています。具体的には、教科用図書選定審議会や選定委員会等の委員に保護者代表等を加えていくなど、保護者等の意見がよりよく反映されるような工夫をすることが求められているということです。

 このことを念頭に、綾瀬市での採択を見てみると、まず上記のような選定委員会が「採択検討委員会」という名前で設置されています。10人の委員で構成され、校長や保護者等で構成されています。

 

 採択に向け、広く市民に周知ということで教科書の展示が行われています。展示期間などの情報は、広報あやせで発信されていました。今回は6月14日~27日までの2週間でした。(ブログなどで私が発信できていませんでした…反省です)

今回この期間中、私は2回、閲覧してきました。なかなか全教科、各出版社を閲覧することは困難でしたので、社会(歴史・公民)、保健体育、道徳の教科を中心に確認しました。

 

 今回、閲覧しつつ、自分自身の中学校時代に思いを馳せましたが、やはり児童生徒たちにとって教科書に書かれていることは、覚えるべき当然の内容であり、その内容に対して多くの疑問を持つことはなく過ごしていたのではないか、と思い至りました。教科書の内容とともに行われた授業での、教師の見解や説明に対する疑問を、教科書と照らし合わせつつ学んでいったわけですが、教科書に書かれていることが事実と異なるのではないか、ということには気づくことができていなかったと思います。

 こういった点から児童生徒たちの「学びの土台」となる教材の1つである「教科用図書」を選ぶことは、本当に市民にひらかれたものであるべきであり、そこに参加することの意義をより考えることができる情報発信が必要であると思います。

 

 7月25日に開催された綾瀬市教育委員会会議において採択された、2025年度から使用される教科用図書についてはこちらから確認ができます。

 

 

令和7年度使用中学校教科用図書の採択結果|綾瀬市

中学校教科用図書の一覧種目発行者国語(国語)光村図書出版株式会社国語(書写)光村図書出版株式会社社会(地理)...

 

 

 私が閲覧した出版社別の教科書では、例えば歴史や公民では日本国憲法がつくられた過程をどういった文章で表現されているのか、ここには民主化について触れられているかの確認を行いました。また原子力発電については、そのリスクや再生可能エネルギーとともに語られているか、という部分も出版社別では、表現の違いがありました。

 歴史と公民とともに私が注目したのは、保健体育・道徳でのジェンダー平等について、LGBTQに関する記述です。「自分らしさ」や「他者との違い」を意識させる題材は多くの出版社で扱われていました。主となる文章とは別に、コラムや資料として、ジェンダーについて掲載していることも分かりました。

 ぜひ、保護者の方々にも、お子さんたちがどういった教材で学んでいるのか、親子でも世代間で異なる見解が分かるきっかけにもなると思いますで、教科書に着目してみてください。