ドラゴンボール6巻の
其之七十一「KAME HOUSE発見さる!!」の
「さる」は「される」の誤植だと思い込んでいた
後藤洋祐(16)であったが、
古典の授業で「受身の助動詞」を習い、
「さる」の「る」が
下二段活用の終止形であることを悟って
胸のつかえが取れた。
……と思ったが、
よくよく考えてみると、
「れる」ではなく「る」を
受身の助動詞とするということは
古語(文語)的な表現であるので、
「する」ではなく「す」を使うはず。
「る」は動詞の未然形に付くもので、
「す」の未然形は「せ」だ。
「さ」ではないのだ。
(「さ」は「する」の未然形だ。)
「す」の未然形「せ」には、
「る」ではなく「らる」が使われるはず。
ならば、「せらる」が正しいのではないか?
うーむ、よくわからない。
これを解決せねば気持ち悪い。
ということであれこれと調べてみたところ、
こんな文章を発見した。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/hasi/kyoyo.htm
明治時代の文部省の文章だ。
教科書の検定又は編纂に関して
文法上許容すべき事項が列挙されている。
で、これのひとつに、
六、「ヽヽせらる」といふべき場合に
「ヽヽさる」と用ゐる習慣あるものは
之に従ふも妨なし
例、罪さる 評さる 解釈さる
とあった。
「せらる」を「さる」と言う
「習慣」があったようなのだ。
後藤洋祐(16)は
今度こそ本当に胸のつかえが取れた。
其之七十一「KAME HOUSE発見さる!!」の
「さる」は「される」の誤植だと思い込んでいた
後藤洋祐(16)であったが、
古典の授業で「受身の助動詞」を習い、
「さる」の「る」が
下二段活用の終止形であることを悟って
胸のつかえが取れた。
……と思ったが、
よくよく考えてみると、
「れる」ではなく「る」を
受身の助動詞とするということは
古語(文語)的な表現であるので、
「する」ではなく「す」を使うはず。
「る」は動詞の未然形に付くもので、
「す」の未然形は「せ」だ。
「さ」ではないのだ。
(「さ」は「する」の未然形だ。)
「す」の未然形「せ」には、
「る」ではなく「らる」が使われるはず。
ならば、「せらる」が正しいのではないか?
うーむ、よくわからない。
これを解決せねば気持ち悪い。
ということであれこれと調べてみたところ、
こんな文章を発見した。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/hasi/kyoyo.htm
明治時代の文部省の文章だ。
教科書の検定又は編纂に関して
文法上許容すべき事項が列挙されている。
で、これのひとつに、
六、「ヽヽせらる」といふべき場合に
「ヽヽさる」と用ゐる習慣あるものは
之に従ふも妨なし
例、罪さる 評さる 解釈さる
とあった。
「せらる」を「さる」と言う
「習慣」があったようなのだ。
後藤洋祐(16)は
今度こそ本当に胸のつかえが取れた。