宣伝って難しいね

昨日の話ですが、とある投資家と話をする機会がありまして、
「最近なんか気付いたことある？」
と聞かれたので、
「昨日大好きな歌手(もちろんSuaraさんのことです)の公開リハに行ってきてブログで宣伝したんですけど、僕のブログを読む人はそもそも僕がその人のことが大好きだって知っているし、どうしたらもっと知らない人に広く伝わるのかを考えていました」
という話をしました。そこでは、
・音楽単体に興味を持つ人は少ないので、何か別のものと組み合わせる
・例えば商品とSuaraさんの歌を組み合わせたCMをファンが作れるサイトを立ち上げる
> それを見た人が商品を買えば、アフィリエイトを運営とCM作成者が折半
みたいな仕組みを作るとか
というアイディアを出してみたんですが、あんまり響かなかったみたいです。残念。

で、その人いわく、今ブラジルでライブに人をよぶためのプロモーションを手がけている会社があるそうで、そこの戦略の一つに、
・ライブ会場付近でとにかくCDを配りまくる
というのがあって、それがトリガになって結構集客できているとのことでした。確かにIT経済学的には全く正しい手法で、デジタル化できるコンテンツの最大の特長はマージナルコストが限りなく0に近いことなんですよね。CDも単なるメディアだから1枚10円程度で入手できるし。まぁ今の日本だと、
「先月3000円で買ったCDが今日はタダで配られてるよ。何か損した気分！」
と正規購入したファンが悲しい目に会うので、ここの仕組みを変えないと駄目なんでしょうね。

他にも(その人はアメリカ人なので)アメリカで新人がドカンと売れたりする時にはどんな仕掛けでやっているのか？とか聞いてみたんですが、今だと「American Idle」という、何人かの候補者が何週かに渡って視聴者からの投票によって絞られて、最終的に残った1人がデビューするという内容のオーディション番組が流行っていて、それだとデビュー時に膨大な数の固定ファンが既にいるからデビュー即爆発的に売れるというのがパターンだそうです。電波少年かよ！