カルチャー・ショック!!!

映画等々絵付き感想文!

映画『神弓 KAMIYUMI 』(ネタバレ有)2011年・韓国

2012-08-26 14:00:14 | 映画
17世紀、朝鮮。清国の虜囚となった妹・ジャインを救うため、弁髪マッチョ軍団
と渡り合うシスコン弓士・ナミの突っ走り奮闘記!(キム・ハンミン監督)


予告編を観て以来「とにかく弓がカッコよさそうだ!弓を見たい!弓持ってこい!」
的なテンションでいたために、弓アクション以外の、特に主人公ナミとジャインの
お決まりっぽい兄妹愛パートについては「いらねーなあ」と思っていたのですが…

…むしろこの映画で最もスリリングなパートだったかも知れません。

まあ逆賊の子として人様の家に匿われながら鬱屈した人生を送ってきたナミにとって、
「妹の保護者」の地位が唯一プライドの拠り所だったでしょうし、生きがいでもあった
でしょうから、その地位を他の男に奪われる(昔のことだから夫が“保護者”になる
わけですね)ことは我慢ならなかったでしょう。
しかも相手が自分をお匿い下さっているご主人様のお坊ちゃまとなればコンプレックス
もあいまって。
だから妹に恋愛感情を抱いていたっちゅーのとは違うかも知れません、にしても、、、


それでいて当のジャインには素直に優しくできず、嫌われるダメ兄貴。


最後にはジャインの腕の中で息絶えるわけですが、


ダイイングメッセージ(違う)には聴いてて非常にハラハラしました。
「…!!皆まで言うなよ!?」
幸い言い切らずに亡くなりましたが(コレコレ)、さーて実際何て言う気だったのかなー?


このナミを演じたパク・ヘイル、何とも不思議な存在感のある俳優です。可愛い顔だし
守ってあげたくなる一方で、どこか感情移入を拒む宇宙人的な無機質感が…。それゆえ
本来、主役向きじゃない気もしたり。



さて当ブログのタイトルは「カルチャー・ショック!!!」ですが、この映画でショック
だったことと言えばあの弁髪マッチョ軍団の皆さんの…


…業務内容ですかね。

ボスのジュシンタ(リュ・スンニョン)、前髪君、手話君(俳優は日本人)、ビビリ君、
セットで殺される兄弟君とキャラも立っていて彼らが出てくるとワクワクしました。
崖で前髪君の手を離さないシーンではナミのほうが悪役に思えてしまうくらい、
ジュシンタには感情移入しましたね。

ごあいさつ

2012-08-22 15:24:38 | メッセージ
はじめまして!
イラストレーターのフィガロと申します。
こちらにシュミで漫画も描いております。


この「カルチャー・ショック」というタイトルについて一言。
映画や本や音楽その他、私が「カルチャー」に求めるものが
ただ ただ



であることに由来します。

…いい意味でのね。
ここでは過去に出会った、またはこれから出会うショックな
作品について、絵付きショック感想文を書いていくつもりです。

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