厚生労働省の「厚生科学審議会感染症分科会結核部会」が3月12日、同省内で開かれ、2007年に策定された「結核に関する特定感染症予防指針」について、年内をめどに見直しに向けた議論を取りまとめることを決めた。
部会では、「結核に関する特定感染症予防指針」で示された目標の達成状況について、自治体からのヒアリングなどによって年内に把握することを決定。さらに同指針の方向性や目標については、ヒアリングの結果に加えて、大阪市や米国のCDC(疾病予防管理センター)などの先進事例も参考にしつつ、見直しに向けた議論を行い、年内をめどに議論の内容を取りまとめることを決めた。坂谷光則部会長(国立病院機構近畿中央胸部疾患センター院長)は、「結核を減らすには、目標の項目と数値を決めた上で、それを実現する戦略を練る必要がある。本腰を入れて考えたい」と述べた。
また、意見交換では「結核を診断できる医師は少ない。どこにでも結核を診断できる医師がいるという前提で(さまざまな対策を)考えるのは間違い」(飯沼雅朗・日本医師会常任理事)、「結核病床は満床なのに、呼吸器科のドクターがいないなどの理由から、(結核病床を)減らさざるを得なかった例もある」(丹野瑳喜子・埼玉県川口保健所長)など、結核を診断・治療できる医師が不足している点を問題視する声が相次いだ。
【関連記事】
・ 中高一貫校で35人が結核に集団感染―東京都
・ 結核医療は「曲がり角」
・ 「ユニット化病床」などで議論-厚労省・結核部会
・ 新たな結核患者、9年連続で減少
・ 結核制圧へ「都市での対策重要」―WHO神戸所長が講演
・ 2年後の改定、複数科の再診料が争点に(医療介護CBニュース)
・ 元三菱商事社員を再逮捕 融資金名目で1億1千万詐取容疑(産経新聞)
・ 前原国交相、小沢氏の辞任望ましいと示唆?(読売新聞)
・ おいらせ町長選 津波で投票箱24時間監視、ようやく終了(毎日新聞)
・ <民主、公明両党>急接近 選挙目当てと与野党から批判(毎日新聞)
部会では、「結核に関する特定感染症予防指針」で示された目標の達成状況について、自治体からのヒアリングなどによって年内に把握することを決定。さらに同指針の方向性や目標については、ヒアリングの結果に加えて、大阪市や米国のCDC(疾病予防管理センター)などの先進事例も参考にしつつ、見直しに向けた議論を行い、年内をめどに議論の内容を取りまとめることを決めた。坂谷光則部会長(国立病院機構近畿中央胸部疾患センター院長)は、「結核を減らすには、目標の項目と数値を決めた上で、それを実現する戦略を練る必要がある。本腰を入れて考えたい」と述べた。
また、意見交換では「結核を診断できる医師は少ない。どこにでも結核を診断できる医師がいるという前提で(さまざまな対策を)考えるのは間違い」(飯沼雅朗・日本医師会常任理事)、「結核病床は満床なのに、呼吸器科のドクターがいないなどの理由から、(結核病床を)減らさざるを得なかった例もある」(丹野瑳喜子・埼玉県川口保健所長)など、結核を診断・治療できる医師が不足している点を問題視する声が相次いだ。
【関連記事】
・ 中高一貫校で35人が結核に集団感染―東京都
・ 結核医療は「曲がり角」
・ 「ユニット化病床」などで議論-厚労省・結核部会
・ 新たな結核患者、9年連続で減少
・ 結核制圧へ「都市での対策重要」―WHO神戸所長が講演
・ 2年後の改定、複数科の再診料が争点に(医療介護CBニュース)
・ 元三菱商事社員を再逮捕 融資金名目で1億1千万詐取容疑(産経新聞)
・ 前原国交相、小沢氏の辞任望ましいと示唆?(読売新聞)
・ おいらせ町長選 津波で投票箱24時間監視、ようやく終了(毎日新聞)
・ <民主、公明両党>急接近 選挙目当てと与野党から批判(毎日新聞)