♪Tin Pan Alley♪

50~70年代のロック・ポップス、ソフトロック周辺についてのブログです

ブライアン・ウィルソン Brian Wilson

2009-01-31 | 
昨秋に発売された、Brian Wilsonのニュー・アルバム『That Lucky Old Sun』に今更ながらに夢中です
メイキングのDVDにもメロメロ

ブライアンの創作意欲は未だ留まることなく、才能はまったく枯渇することなく、そのポップスは未だ“完成”することなく、ブライアンは僕らに“永遠”を感じさせてくれている、そんなアルバム

ふとDVDを見ながら思ったのが、彼の歌声について

僕らみたいなファンにとっては、彼の歌声ってのはたまらないもんがあるわけですよ

でも、ちっともファンじゃない人が、今のブライアンの歌声を聴いたら、絶対にいい声だなんて思わないですよね??

しゃがれてて、こもってて、立体感がなくて、、、

私たちは、なぜか彼のあのベチャっとした声に、優しさを感じたり、純粋に音楽を楽しむ無邪気さを感じたりするんですけどね

ところで、ご本人はどう感じてるのでしょうね

たとえば、自分の楽曲を、“普通に”歌のうまい人に歌ってもらおうとは思わないんでしょうかね???
ワンダーミンツ(ブライアンのバック・ミュージシャンとしての活躍が光るミュージシャン)とか、身内にも色々いそうですけどね

そう、ここで気づいたことなんですが、ブライアン・ウィルソン作品というのは、カヴァーヒットを除けば、The Beach Boys以外の声で聴く機会って滅多にないんですよね
「Guess I'm Damn」とか、ファンには有名な作品もありますけど、ヒットしているものなんて、中々ないですよね??
ジャン&ディーン以外にいましたっけ?

ボブ・ディランが「ブライアン・ウィルソンの耳はスミソニアン協会(有名な博物館がある)で保管すべき」とまで讃えるほど、コーラスという楽器を自由自在に操る、類まれなる才能を発揮しているブライアンですが、彼の一番得意な楽器は、なぜかいつまでも“ビーチ・ボーイズ”なんですよね

あぁ、どうか、まだ4人いる内に、ブライアンの書き下ろしを、メンバーで歌って欲しい
久々にそんな気分になりました


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