産業革命の時代から現代に至るまでの児童労働の歴史と、グローバリゼーションとともに深刻化する、労働者、兵士、あるいはセックスワーカーとして搾取され続ける世界各国の子どもの現状を、それを容認、推進してきた具体的な企業名ともども、詳細に報告している。「知らなかった」では済まされない惨状を、次から次に突きつけられて平静でいられる者は少ないだろう。
目次
第1部 写真篇 働く子供・働かされる子供・あそぶ子供
第2部 本篇 世界企業・世界商品・児童労働
問題のとらえ方
子供たちをとりまく惨状
産業革命と児童労働
おいしいものと子供の奴隷
べんりなものと子供の奴隷
たのしいものと子供の奴隷
いまわしいものと子供の奴隷
セレブなものと子供の奴隷
グローバル化と共生の原理
誰もが知っているナイキやネスレやマクドナルド。営利至上の世界企業が支配するグローバル経済の最底辺から、「最悪の形態の労働」に喘ぐ子供たちの実像が浮かび上がる。身近な商品の背後に隠された実態を一望する警世の書。
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