暴言問題もなんのその、泉房穂市長は、明石市民から絶大な支持を受け続けている。
それもそのはず、斬新で充実した子育て支援を断行した結果、地方都市でありながら、人口、とくに子育て世代の人口を増やし続けてきたのだから。
子どもにやさしいまちは、障がい者にもやさしいまちであり、そして健常者にとっても活力にみち住みやすいまちである。
本書を読めば、地方自治から社会を変える、そのもっとも堅実な社会改革の希望が得られることであろう。
兵庫県明石市は、近年、子育て支援による子ども増・人口増・税収増で注目されている。市が掲げる「子どもを核としたまちづくり」「やさしいまちを明石から」が、聞こえのいいスローガンで終わらないのはなぜか?その要因は?市民・市議会の理解は得られているのか?理屈ではなく実践を積み重ねてきた現市長と元内閣府参与が、自治体関係者、元官僚、研究者などの論客を迎えて多面的に分析する。住模が市長に本音をぶつけるスペシャル座談会も収録。
目次
第1講 人口動態で見る地域の「健康」(藻谷浩介(地域エコノミスト))
第2講 マイノリティが社会発展の鍵を握る(村木厚子(元厚生労働事務次官))
第3講 1%の積み上げで地域は蘇る(藤山浩(持続可能な地域社会総合研究所))
第4講 市民とともに責任を担い合う自治(清原慶子(三鷹市長))
第5講 「転換期」のリーダーに求められるもの(北川正恭(元三重県知事))
第6講 「魚目線」で地域の自然を見る(さかなクン(東京海洋大学名誉博士))
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