本と音楽とねこと

War Driving

 昨日、無線LANの設定をする際、電波を受信できるアクセスポイントを検索してみた。(これは、LANアダプタの設定ソフト上だけでなく、Windows XPのネットワーク設定機能上でも簡単にできる。)結果は、拙宅以外に2カ所アクセスポイントを発見でき、両方ともアクセス制限をかけていなかった。つまり、わたしのPCで「ただ乗り」しようと思えばできる状態なのであった。悪趣味だと思ったので、悪ふざけであってもしなかったが。
 "War Driving"とは、クルマで移動しながら、ノートPC等で事業所や家庭のネットワーク侵入ポイントを探し出すこと。これだと、クルマのナンバー等を目撃・記録されていない限り、無防備のポイントから不正アクセスしてもまずばれない。視点を変えれば、不正アクセスが実際に第三者の被害を帰結したとすれば、踏み台にされたアクセスポイントの所有者がその責を負わされかねないということだ。もちろん、アクセス制限をかけていないポイントに侵入してルータの設定を「のぞき見」することもできるし、設定によってはPC(のハードディスク)にアクセスして、個人情報を盗み出すことも可能だ。
 わたしは、自分のアクセスポイントに暗号化等の制限をかけず、誰でも自由に使ってもらえればいいじゃないか、みんなそうして、住宅や事業所のあるところなら、いつでもどこでもネット接続できるようになったらすごい便利じゃないか、とも思ったのだが、実際に第三者が被害をこうむる不正アクセスの踏み台にされるリスクを考えると、そんな絵空事は考えられなくなった。面妖な時代になったものである。

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