見出し画像

本と音楽とねこと

弱者の居場所がない社会

阿部彩,2011,『弱者の居場所がない社会――貧困・格差と社会的包摂』講談社(新書,¥777)'12.10.6

 たんなる最低生活水準保障にとどまらない「社会的包摂」とはなにか、専門の貧困研究の知見だけでなく、印象的な「ホームレスのおっちゃん」たちのエピソードも織り交ぜながら、明解に、説得力ある議論を展開している。

目次
プロローグ 社会的包摂と震災
第1章 生活崩壊の実態
第2章 「最低生活」を考える
第3章 「つながり」「役割」「居場所」
第4章 本当はこわい格差の話
第5章 包摂政策を考える
第6章 インクルーシブな復興に向けて

貧困と格差社会についての新しい必読書。社会的排除とは「社会から追い出されること」。社会包摂は「社会に包み込むこと」。この新しい視点なしに今後の社会保障政策は語れない。気鋭の研究者が熱く語る。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事