テンニースの「ゲマインシャフトからゲゼルシャフト、そしてゲノッセンシャフトへ」、ハーバマスの「システムによる生活世界の植民地化」、この二つの概念図式をふまえ、アソシエーションの連合体としての市民社会を展望する。
佐藤慶幸氏のアソシエーション論ではなじみのものであるが、あまりにベタすぎる点をのぞけば、けっこう説得力のある議論が展開されている。
ただ耄碌されてんだろうか、誤字・脱字、不適切な文章表現が散見される。学文社の編集はなにやってんだか。
目次
第1章 共同体から資本主義社会へ、そして協同社会へ
テンニエスの再読
互酬性の倫理
歴史発展のなかの互酬性
第2章 言語社会論
存在と意識
言語行為論
コミュニケーション的行為の理論
第3章 協同社会としての市民社会へ
協同と競争
アソシエーションとしての「社会的経済」
フランスのアソシエーション法
二一世紀はNPO(非営利・非政府)アソシエーションの時代
第4章 アソシエーションとしての協同組合
協同組合のアイデンティティ
日本の協同組合
労働者協同組合の発展
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