本書では、コロナ禍により生活困窮に陥った人々への支援事例にもとづき、利用できる社会資源や相談窓口が紹介されている。
藤田さんは、生活困窮者が急増するなか、「自助・共助・公助」という空疎な言葉しか弄しない菅義偉や、若い女性が困窮すれば性風俗でいい思いができるとほざいた岡村隆史(←究極のクズだ)等へ激しい怒りを表明しているが、まったくもって同感だ。
「死にたいほどつらい」一度落ちたら這い上がれないのか?敏腕ソーシャルワーカーが貧困の惨状を明らかにし、解決策を提示する。
目次
第1章 コロナ禍が浮き彫りにした貧困と格差(コロナ禍が押し広げる貧困;2カ月で2倍から3倍へ急増 ほか)
第2章 崖っぷちに追い込まれる女性たち(男女格差、正規と非正規…いびつな労働環境があらわに;ロープを手にSOSメールを打つ20代失職女性 ほか)
第3章 コロナが明けたら美人さんが風俗嬢やります―「ナイナイ岡村風俗発言」を検証する(性的搾取が容認される日本;遅すぎた見解発表と問題意識の希薄さ ほか)
第4章 未曾有の貧困危機から命と暮らしを守る―支援・相談窓口(最優先すべきは命を守ること;家賃が払えなくても住み続けられる方法 ほか)
第5章 誰一人取り残さない社会を実現する(今こそソーシャルアクション!;これからの社会保障はベーシック・サービス ほか)
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