【産経抄】2月11日 やくざの恫喝に屈して生活保護の不正受給を許してきた行政の責任は重いが、担当者は自分や家族の身の上の安全を心配して要求を丸呑みしてきたんだろう。我が身が不安なのであれば、警察と連携して立ち向かい、不正受給舎につけいる隙を与えている生活保護法も改正して、水をも漏らさぬ審査を徹底してもらいたいものだ。一方では、最期のセーフティネットに頼らざるをえない人には、惜しみなく受給を認めるべきだろう。