酵素生活~リバースエイジングの秘訣~

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『この実践法が寿命を延ばす』

2017-06-10 07:48:39 | 病気にならない生き方②実践編
第4章 この実践法が寿命を延ばす

【便・尿・汗は「毒素」を排出する大切な仕組み】

私たちの体は、大きく分けて「便」「尿」「汗」という三つの方法で体内の不要なものを排泄しています。

「便」は大腸で作られ、その主成分は食べ物の残渣物(残りカス)と腸内細菌の死骸、そして新陳代謝によってはがれ落ちた腸壁の細胞です。

「尿」は、腎臓で血液をこすことによって作られる、いわば血液中に含まれていた老廃物の水溶液です。
その成分は98%が水分、残りの2%のほとんどが尿素ですが、そのほかにも微量の塩素、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン酸、クレアチニン、尿酸、アンモニア、ホルモンなどを含んでいます。

「汗」は、汗腺から出る塩分を含んだ体液で、その成分は尿とほとんど同じですが、水分量が99,9%を占めていますから尿とは濃度が違います。
また、「便」と「尿」はおもに体内の老廃物を排泄するのが目的ですが、汗は体温調節が主目的であるところも少し違います。
では汗は排泄作用が低いのかというと、そうではありません、汗は体にたまった有害ミネラル(重金属)を排泄するのに役立っています。

こうした排泄物の成分を調べると、排泄の目的が、たんに栄養を吸収した食べ物の残りカスを捨てるだけではないことがわかります。
新陳代謝によって生まれた老廃物と、体に入ってしまった、もしくは体の中でできてしまった「毒素」を体から排出することも「排泄」の大切な働きなのです。

とくにさまざまな有害物質に満ちた現代社会に生きる私たちにとって、毒素をいち早く解毒、排出することは健康を保つうえでとても重要です。

毒素はさまざまなかたちで私たちの体の中に入ってきます。

オゾン層の破壊によって生じた強すぎる紫外線、さまざまな電気機器から発生する電磁波、たばこの煙、自動車の排気ガスやゴミの焼却場の排煙に含まれるダイオキシン、安全であるべき室内でも建材からホルムアルデヒドが出ています。
そのほかにも何気なく使っている防菌・防カビ剤や洗剤に含まれる界面活性剤。
食品にさえ有害物質が含まれています。
市販されているほとんどの加工食品に使われている食品添加物、野菜には残留農薬、汚染された海でとれた魚介類には水銀やカドミウムといった有害ミネラルを含むものもあります。

こうした毒素は、栄養素とともに腸から体内に吸収されます。
体内に吸収された毒素は、肝臓に送られここで解毒されてから血液を通って腸、または腎臓へと進み排出されるという仕組みになっています。

私たちの体にはこうした毒素を解毒し排泄するシステムがあるのですが、あまりにも毒素の量が多くなると、どうしても分解できないものが体内に残ってしまいます。

とくに「有害ミネラル」といわれる重金属類はエンザイムと結合しやすい特徴があるため、分解がしにくいうえ、エンザイムの働きを阻害し他の毒素の解毒作業にまで悪影響を与えます。

先にも触れましたが、解毒には大量のボディ・エンザイムが優先的に使われます。
そのため解毒作業が阻害されると、その影響は全身におよびます。

まず消化器官ではエンザイムの不足により、消化・吸収が阻害され、分解しきれない脂肪やタンパク質が未消化のまま血液に流れ込むので、「血液をドロドロ」にしてしまいます。
ドロドロになった血液は、栄養分を運ぶ能力も老廃物を受け入れる能力も低下するため、体力の低下、血行不良による冷え、肩コリ、腰痛、肌のくすみなどさまざまなトラブルを引き起こします。

また、血液がドロドロになるということは、その血液から老廃物や不要な水分を回収するリンパの流れも悪くします。
さらに、血行不良は筋肉にコリを生じさせるので、筋肉の収縮によって流れるリンパは、さらにその流れを悪くします。
こうして本来ならリンパや血管を通って体外へ排出されるはずの毒素や余分な水分が体内にとどまってしまうのです。

エンザイム不足によって流れが滞るのは、「血液・リンパの流れ」だけではありません。
血管・リンパからの老廃物を体外へ出す「尿の流れ」も、血管に養分を送り込み、その残渣物を排出する「腸の流れ」も悪化させてしまいます。

腸の流れの悪化は、さらに多くのトラブルを招きます。

食物がきちんと消化・吸収されないと、腸の中には大量の残渣物が停滞することとなり、その停滞便が腐敗を起こし新たな毒素を生み出してしまうからです。
こうした腸内環境の悪化は肝臓の活動を弱めるので、毒素の解毒はもちろん、日々の代謝機能も低下し、体内環境をさらに悪化させてしまうのです。

こうした悪循環を断ち切るためには、体に毒素を入れない努力をするとともに、たまっている毒素を排出するための人為的努力「デトックス」が必要なのです。

【毒素レベルがチェックできる50の質問】

私は体に悪いものは食べていないからという人でも、現代社会で生活している以上、完全に毒素の侵入を防ぐことはできません。

次に、自分の毒素レベルをかんたんにチェックできる質問を50個用意しましたので、あなたもぜひ自分でチェックしてみてください。

《毒素レベルチェック》
当てはまるものに〇をつけてください。
1 かぜをひきやすい
2 腰痛がある
3 運動後、なかなか疲れがとれない
4 関節が痛む
5 よく下痢をする
6 よく便秘をする
7 ニキビや吹き出物が多い
8 肌が荒れやすい
9 顔や足がむくみやすい
10 冷え性である
11 食欲がない
12 慢性的な疲労感がある
13 めまいをよく起こす
14 目が疲れやすい
15 肩がこりやすい
16 頭痛がよく起きる
17 抜け毛が多い
18 舌がよく回らない
19 顔にシミが増えた
20 体にしびれがある
21 体重が急に増えた
22 気分が落ち込みやすい
23 集中力が低下した
24 怒りやすくなった
25 いつもイライラしている
26 まわりに喫煙者が多い
27 たばこを吸う
28 早食い、または大食いである
29 夕食の時間がいつも遅い
30 歯に金属の詰め物がある
31 野菜は嫌い
32 スナック菓子をよく食べる
33 魚介類をひんぱん、または大量に食べる
34 家の水を浄水していない
35 あまり水分を摂らない
36 エアコンの効いた部屋に長時間いることが多い
37 眠れないことがよくある
38 アルコール類をよく飲む
39 外食が多い
40 脂っこいものをよく食べる
41 睡眠不足でいつも眠い
42 お風呂はシャワーですますことが多い
43 紫外線を浴びる時間が長い
44 運動はあまりしない
45 ストレスが多い
46 食事時間が不規則である
47 トイレにゆっくり入れない
48 長時間同じ姿勢でいることが多い
49 パソコンに向かう時間が長い
50 毎日シャンプーする

[診断結果]
〇の数が0~5個の人ーーー毒素レベル1
 あなたはかなり優秀です。
このままのよい状態を保つために、これからも毒素をためない生活を心がけてください。

〇の数が6~15個の人ーーー毒素レベル2
 体の中に毒素がたまりはじめています。
一見健康に見えても、体内年齢は実年齢を上回っているかもしれません。
これ以上毒素をためないためにも、ご紹介する「デトックス」の実践をお勧めします。

〇の数が16個以上の人ーーー毒素レベル3
 かなり毒素がたまっています。
このままの状態が続くと生活習慣病になる危険性が高いので、いますぐデトックスを始めてください。

さて、みなさんの自己チェックの結果はいかがでしたでしょうか。

もし悪い結果が出たとしても、正しいデトックスをすれば毒素を排出していくことができるので、あまり心配せずによい機会だと思って毒素を体外に出す努力を始めてください。

【体にやさしい四つのデトックス法】

私のエンザイム・セラピーでは、以下の四つのデトックスを提案しています。

①食べて出す

これは毒素を排出する能力に長けた食べ物を積極的に摂ることで、毒素を体外へ追い出す方法です。
ただし、ここで摂る食品が汚染されてしまっているとかえって毒素を増やすことになってしまうので、「無農薬」「有機栽培」「無添加」の食材を用いることが大切です。

まず、一度体内に入ってしまうとなかなか排泄されない「有害ミネラル」の排出には、有害ミネラルを挟み込んで体外へと出してくれる「キレート成分」を豊富に含む食品を摂ると効果的です。

一般的にミネラルというと、人間の生命活動に欠かせないカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄などの有用ミネラルを連想しますが、ミネラルのなかには体をむしばむ水銀や鉛、カドミウム、砒素などの有害ミネラルもあり、これらは水道水、排気ガス、たばこの煙、食品添加物、汚染された海でとれた魚などさまざまなものに含まれ、体内へと侵入します。

キレート成分は、そうした分解できない有害ミネラルを、カニの爪のようにガッチリ挟んで体外へ出してくれます。

このキレート成分を多く含む食品には、タマネギ、ニンニク、ニラ、ショウガ、玄米、副穀物、ブロッコリー、アスパラガスなどがあります。

また、有毒物資と結合し無毒化する働きをもつ、セレンや亜鉛を含んだ食品もお勧めです。
セレン、亜鉛を多く含む食品は、高野豆腐、ゆば、ゴマ、緑黄色野菜、イワシ、イカ、アサリ、ホタテ、ナッツ類、納豆などです。

もう一つ、毎食忘れずに摂っていただきたいのが「食物繊維」を含む食品です。
食物繊維は消化されず、そのまま便として排出されるのですが、その際、そのネットのような構造が、腸壁にこびりついていた老廃物や毒素をからめとってくれるのです。

食物繊維の豊富な食品は、玄米、副穀物、ゴボウ、こんにゃく、昆布、ひじき、わかめ、アボカド、大豆、納豆、枝豆、レンコンなどです。

②よい水を飲んで出す

私たちの体の約70%は水分です。
栄養が体液の流れによって全身に送られていくのと同じように、毒素もまた体液の流れによって全身を回ります。
このとき還元力の高いよい水を充分に飲んでいると、体液の循環がよくなり新陳代謝が活発になります。
その結果、余分な水分が尿や汗として排泄される際に、毒素の排出も行われるのです。

デトックスを心がける際には、最低でも1日1.5リットル、できれば2リットルぐらいのよい水を飲みましょう。

このときお茶やコーヒーで代用してはいけないのはもちろんですが、水道水をそのまま飲むこともけっしてしないでください。
水道水には塩素やトリハロメタンのほかにも、鉛やカドミウムといった有害ミネラルが含まれていることもあるのでかえって毒素を取り入れることになってしまうからです。
デトックスに使う水は、還元機能をもった浄水器を通した水、または信頼できる天然ミネラルウォーターで行うようにしましょう。

③体液の循環をよくして出す

これは、入浴やマッサージ、ストレッチなどで体液の循環を促すことによって毒素の排出を促す方法です。

毒素が体内にたまると体液の循環が悪くなるのはすでに述べたとおりです。
これは逆も真なりで、体液の循環が滞ると体内の毒素がとどまりやすくなってしまうのです。

ぬるめのお湯で時間をかけて半身浴をすると、驚くほど大量の汗を出すことができます。
汗をかくことはそれだけ毒素の排出につながります。

このとき遠赤外線を出すセラミックを使ったお風呂や、遠赤外線低温サウナなどを使うと、さらに多くの有害物質を汗とともに排出することができます。

また、入浴で体を温めることは、血液・リンパの流れをよくするので、汗だけではなく尿や便の排泄も促し、そちらのほうでの排毒にも効果があります。

お風呂のお湯に「入浴剤」を入れる人がいますが、入浴剤にはたくさんの化学物質が含まれている場合が多いので体にはよくありません。

何かよい入浴剤を入れたい人は、湯船に一握り程度の還元力のあるよい塩を入れるといいでしょう。
温泉の塩化物泉(食塩泉)に近い効果を得ることができます。

ちなみに、皮膚から入る毒素としては、シャンプーやリンス、ボディシャンプーなどに用いられている界面活性剤の危険が無視できません。
界面活性剤は、大切なバリアである各層部分を破壊し、皮膚から体内に毒素が入りやすい環境を作ってしまいます。

泡立ちや仕上がりなど、女性の方などは多少不満を感じるかもしれませんが、界面活性剤を含まないシャンプーも発売されているので、そうしたものをできるかぎり選ぶようしてください。

お風呂のほかに、マッサージやストレッチも、血行不良でかたくなった筋肉をほぐし、毒素のたまりにくい体を作るのに効果があります。
とくにストレッチは、体のゆがみを整えることで肝臓の機能を改善する効果もあるのでぜひ毎日の生活習慣に取り入れていただきたいと思います。

④便で出す

毒素を排出する最大の出口は「便」です。
健康な人の場合、食べたものが消化・吸収され、残りカス、つまり「便」として排泄されるまでにかかる時間は約24時間です。

動物食の摂りすぎやストレスなどから現代人には、排泄までに2日以上かかるような「便秘」の人がたくさんいますが、腸に便をため込むことは体にとってもっとも悪いことです。

なぜなら、便秘をするということは、食べ物の残渣物や老廃物、そして有毒ミネラルなどの毒素を長期間体内にとどめることだからです。
私たちの腸内は、真夏の気温より高い36.5度。
そんな中に残渣物や老廃物が長時間とどまるのですから、当然「腐敗」が進みます。
腐敗便から生み出された有毒ガスをはじめとする毒素、それに体内にとどまっている有毒ミネラルは、大腸で水分が吸収される際に、体内へと入り込みます。

つまり、腸内に便がとどまる時間が長ければ長いほど、多くの毒素を吸収することになるのです。

こうした便秘、停滞便による体内環境の汚染を防ぐ方法として、私は「コーヒー・エネマ(コーヒー浣腸)」をお勧めしています。

コーヒー・エネマは、肛門から専用器具を挿入し、大腸にコーヒー液を注入することによって停滞便や便とともに温存されている悪玉菌を取り除くというものです。
普通の浣腸のように下剤を使わないので薬害の心配も習慣性もありません。
毎日続けると腸内環境が見違えるほどよくなる、すばらしいデトックスの方法です。

新谷弘実先生 著
『病気にならない生き方② 実践編』 より抜粋

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