酵素生活~リバースエイジングの秘訣~

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「ニューザイム」の新世界

2018-01-29 09:38:01 | 酵素力革命/「腸」の健康革命
第五章 「ニューザイム」の新世界

【植物にも備わる「細胞内解毒」】

さて、こうした細胞内解毒の多種多様な働きについて調べていく過程で、私はある一つの興味深い事実に気づきました。

それは、リソソームが行っている細胞内解毒と同様の働きが、植物や微生物の中にも見られるという点です。

リソソームは、人間を含めた動物の細胞内にある器官です。
では、植物の場合はどうでしょうか?

植物の細胞においても、リソソームと同様の働きをする器官はもちろんあります。
それが、液胞です。

液胞は、その名の通り、水分のたっぷりと詰まった袋のようなもので、植物の細胞のじつに9割以上はこの液胞によって占められているといわれています。
新鮮な野菜や果物がみずみずしいのもそのためですが、ただ単に袋の中に水がたまっているというわけではありません。
じつは、この中に細胞内解毒を行う酵素が数多く生まれ、細胞にたまった老廃物や有害物質の解毒を担っているのです。

近年、こうした酵素の中で注目されているのが、病原体に感染した際に特有の働きをする「液胞プロセッシング酵素」です。
この酵素は、細胞が病原体の侵入を察知すると同時に小胞体という器官で生成され、液胞の内部で活性化しながら液胞膜を破壊していくことで、感染した細胞を自死させます。

これは、すべての生命が個体を生き延びさせるために備えているアポトーシス(細胞死)と呼ばれるシステムの一つで、詳しくはのちほど解説していきますが、「細胞内解毒の究極版」として考えればいいでしょう。
このアポトーシスにも、特定の酵素が関わっているといえるわけなのです。

また、植物特有の現象としては、液胞内にポリフェノールをはじめとする多くの抗酸化成分=ファイトケミカル(第三章「腸相をキレイに「新谷式食事健康法」」参照)が含まれていることがわかっています。
このファイトケミカルが、老廃物や変性したたんぱく質から発生するフリーラジカルの活性酸素を除去するなどして、液胞内の酵素の働きをサポートすることで、植物はみずみずしい生命力を維持できるのです。

液胞内には、このほかにも、コカイン、ニコチン、カフェインなど、アルカロイドの名で総称される毒物が貯蔵されていますが、これも本来は、病原体や昆虫たちなどの外敵に対抗するための「武器」として作り出されたものなのです。
大地に根を張り、動物のように動き回ることのできない植物には、細胞内解毒を効率よく進める様々な「生きる知恵」が詰まっていることに気づかされるでしょう。

では、動物、植物に対して、微生物の場合はどうでしょうか?

細菌などの原核生物は、飢餓など生存の危機に瀕すると、まず自らの分身(胞子)を作り、自分自身は自らが分泌した酵素の働きで自己分解してしまいます。
そうやって自らの死骸を栄養物として胞子に供給し、生き延びる道を選ぶ。
これなどは、細胞内解毒の原型と呼べる働きといえないでしょうか?

また、細菌よりも進化した酵母や麹菌などの菌類(真核生物)になると、細胞内にすでに液胞が確認できます。
もちろん、植物と同様、この液胞内で酵素が働くことで細胞内解毒が行われていることはいうまでもありません。

微生物たちの生命活動も、解毒分解に関与する様々な酵素に支えられているのです。

【ニューザイムは「若返り酵素」】

さて、動物、植物、微生物と、生物全体の細胞内解毒について見てきましたが、ここでまた一つの事実に気づかれないでしょうか?

それは、こうした細胞内解毒に関わる特別な酵素群を総称する呼称がないということです。

これまで私は、「細胞内で解毒分解に関与する酵素」といったいい方をしてきましたが、ここから先は、「従来のパラダイム(視点)を変える新しい酵素(ニュー・エンザイム)」という意味を込めて、仮にこれを「ニューザイム」と呼ぶことにします。

このニューザイムの活動を軸に生命活動を見渡していくことで、細胞の若返りや、生命の危機に対する生体防御の仕組みなどが、より明確に浮かび上がってきます。
こうした仕組みが健全に機能することが、多くの人が求めている健康増進や若返りに密接につながっているということも見えてくるでしょう。

まず、ニューザイムの働きを明確にするため、従来の酵素(消化酵素+代謝酵素)と比較し、両者の違いを改めて検討していくことにします。

この章の冒頭でもお話ししましたが、これまで酵素の代名詞として認識されてきた消化酵素や代謝酵素は、食べたものを消化吸収し、それを細胞内のミトコンドリアでエネルギーに変えるという、私たちの日常の活動を支えてくれる酵素群です。
健康な毎日を送るための土台となる働きをしていることは確かですが、細胞内解毒のような生命活動の根幹に関わっているとはいえません。

わかりやすくいえば、日常の活動を支えている従来の酵素群に対して、生命が何らかの危機に瀕したときに働く酵素群がニューザイムなのです。

この酵素が細胞内できちんと働いていなければ、健康であるかどうかという以前に、私たちの生命そのものが脅かされてしまいます。
そう考えていけば、ニューザイムの活性度が、文字通り「生命力の高さ」を示すバロメーターになることが見えてくるのではないでしょうか?
少々俗っぽい表現になりますが、「あなたの潜在能力を引き出すカギはニューザイムが握っている」のです。

こうしたニューザイムの働きは、もちろん、細胞内解毒だけにとどまるものではありません。
というよりも、そこには連続性が見出せます。

たとえば、細胞内に侵入してきたウイルスや細菌がニューザイムによって分解されると、細胞内のセンサーがこれを感知し、様々な抗菌・抗ウイルス物質が分泌されます。

このセンサーの働きが先にお話しした「自然免疫」の基本であり、私たちの細胞はこうした形で自らの身を守っているのです。

また、この自然免疫は、ウイルスや細菌に感染した細胞がその病原体もろとも自死するというアポトーシスの仕組みとも連動しています。
自然免疫で外敵の侵入に対処しきれないときの「最終手段」として、自己犠牲的なアポトーシスのシステムが発動されると考えたらいいでしょう。

私たちの生命は、大まかにいえば、①細胞内解毒→②自然免疫→③アポトーシス、という三つのシステムが複雑に絡み合った中で防御され、生きていくための活力が保持されています。
私の定義するニューザイムは、こうした生体防御のすべての局面に関わり、細胞活性をうながす「若返り酵素」にほかならないのです。

【細胞内にある先天的な免疫システム】

ここで、ニューザイムが関与している自然免疫やアポトーシスの仕組みについて、もう少し踏み込んで解説しておきましょう。

まず自然免疫について。
病原体から身を守る免疫機能の重要性は比較的知られるようになってきましたが、「自然免疫」という言葉そのものはまだ聞いたことがないという人が多いかもしれません。

自然免疫とは、先ほどもお話ししたように、細胞にもともと備わっている先天的な生体防御システムです。

これまで免疫というと、白血球の一つであるリンパ球のように、血液やリンパ液で作られた免疫細胞の活躍に目が向けられてきました。
しかしそれは、生物の長い進化の過程を経て、脊椎動物の時代になってようやく作り出された後天的な免疫機能であり、あらゆる生物に備わっている普遍的な働きというわけではないのです。

こうした免疫細胞の働きは、自然免疫に対して「獲得免疫」と呼ばれています。
体内に侵入してきた病原体をまず「抗原」として認識し、それと戦う「抗体」を作り出すことで生命を守る・・・・・・つまり、病原体が侵入してきた段階で新たに獲得される免疫機能であるわけですが、これまでの医学では、進化した高等生物のみに見られるこの「抗原抗体反応=獲得免疫」のほうが重視されてきました。

しかし、ここまで見てきたように、生命の基本単位である細胞内で働いてきたのは自然免疫のほうです。
高等生物では獲得免疫が主役で、自然免疫はほとんど機能していないなどというわけではありません。

というよりも、後天的に作られた獲得免疫は、あくまでも後天的な自然免疫という土台の上に成り立っているものです。
そのため近年では、「免疫の主役は自然免疫であって、獲得免疫は補助的な役割にすぎないのではないか?」といった議論が、専門家のあいだでさかんに行われるようになってきました。

たとえば、第一章「「腸・土壌・微生物」のトライアングル」で解説した感染症について思い出してみてください。
私たち人間は歴史的に、インフルエンザ、コレラ、ペストなど様々な感染症に悩まされてきました。
しかし、こうしていまも社会生活を営めているのはなぜでしょう?
それはいうまでもなく、全員が感染したわけではなかったからです。

いや、もう少し正確にいいましょう。
かつてのペストやスペイン風邪のような強力な感染症が猛威をふるったときでも、感染した全員が亡くなったわけではありません。
多くの人の生命が奪われる一方で、軽度で済んだ人もいれば、まったく発症しなかった人もいるはずです。

この違いはどこにあるのでしょうか?

先ほどもお話ししたように、獲得免疫では、抗原抗体反応によって抗体を作らないことには感染症に太刀打ちできません。
抗体を獲得するまでに一定の時間がかかりますし、過去に同じ病気にかかっていなければ、新たに抗体を作らねばなりません。
一つの病原体に対して一つの抗体しか作用しないからです。
つまり、侵入者である病原体に対して即座に立ち向かえる能力は持ち合わせていないのです。

感染症による生死を分けるもの・・・・・・ここまでお話しすれば、それは自然免疫の差にあることが見えてくるのではないでしょうか?
私たちの生命に(というより、あらゆる生命に)もともと備わっていた自然免疫がしっかり機能しないことには、獲得免疫すら活用できないといえるのです。

【リンパ球を主役にしてきた免疫学の終わり】

じつはこれまで自然免疫というと、免疫細胞の中でも原始的な働きをするマクロファージや好中球などを指すケースが多かったようです。

マクロファージや好中球の名前を出してすぐにピンと来る人は少ないと思うので、大ざっぱながら、ここで解説しておきましょう。

これらの免疫細胞は「貪食細胞」などと呼ばれ、細胞内の異物を文字通り貪り食べて処理していくことが知られています。
しかし、ただ貪り食べているだけの原始的な細胞というわけではありません。

じつはマクロファージに関しては、これ以外にももう一つ重要な働きがあることがわかっています。
それは、抗体を作って病原体を退治するリンパ球に様々な指令を出すコントロールセンターの役割を担っているということです。
一般には、免疫機能の中心的な役割を果たしているとされるリンパ球ですが、面白いことにマクロファージの指令がなければ何も活動ができない存在でもあるのです。

ただ貪食するだけの原始的な機能を持ちながら、その一方で、免疫細胞を統括するコントロールセンターとしても働いている・・・・・・一見すると矛盾した働きを併せ持っているように思われるかもしれませんが、「後天的に作られた獲得免疫ではなく、自然免疫こそが免疫機能の土台である」というここまでの話をふまえるならば、決して不思議といえないことが感じ取れるでしょう。

そもそもマクロファージは、細胞内で働いていた自然免疫の機能をそっくり受け継いだ別働隊のような存在です。
細菌のような単細胞生物が多細胞生物へと進化し、個体が除々に大きく複雑になっていく中で、従来の細胞内の免疫機能(細胞内解毒→自然免疫)だけでは生体を防御できなくなった・・・・・・それゆえ、新たに作り出された免疫機能であると考えられているのです。

ここで生物の進化について簡単に言及しておくと、生物は多細胞生物へと進化する過程で、まず1本の管=腸管を作り出しました。
たとえば、サンゴのような初期の多細胞生物には腸管しかなく、栄養を補給してそれを腸管で消化吸収し排泄する、というシンプルな仕組みだけで活動していたとされています。
腸が私たちの生命を支える中心的な器官であることは、こうした進化の歴史をたどることでも見えてくるのです。

ちくわの内側を想像すればわかると思いますが、腸は体の内部にあるようで、じつは筒の内側のように外界に触れている器官です。
そこには当然、様々な病原体が侵入してきます。
そう、マクロファージの祖先(貪食細胞)が腸管の細胞から分化したのも、こうした腸内の病原体に備えた生体防御の一環だったと考えられるのです。

好中球やリンパ球などの免疫細胞は、マクロファージの祖先である貪食細胞からさらに分化して生まれたものです。
こうした点から見ると、自然免疫と獲得免疫の関係性がより明確になるでしょう。
進化したものを尊ぶことも大切ですが、すべての土台は古くからあるもの、より原始的なものの中に隠されているのです。

その意味では、リンパ球を主役のようにとらえてきたこれまでの免疫学の「常識」をいったん脇に置き、生物の免疫機能を一からとらえ直す必要があるのかもしれません。
いま、学問の最前線でそんなホットな議論が交わされているのです。

【「細胞の自殺」にも関与するニューザイム】

話がやや脱線してしまいましたが、もう一つの生体防御システムであるアポトーシスについても言及しておくことにします。

アポトーシスとは、老廃物などの異物が過剰にたまったり、細胞内解毒や自然免疫では対処できない強力なウイルスや細菌が侵入してきたりしたとき、細胞が最後の自衛手段として自らの体を分解してしまう仕組みのことです。

細胞死、すなわち「細胞の自殺」といった呼び方がされていますが、決してネガティブなものではなく、自らを犠牲にして他の細胞に害が及ぶのを防いだり、その個体を再生させたりする、多細胞生物にはごく普通に見られる機能の一つです。
そもそも、自らが犠牲になってもまったく同じ細胞が補充されるわけですから、一種のリサイクル・システムとしてとらえたほうが実態に近いのかもしれません。

たとえば、よく知られているところでは、オタマジャクシがカエルになるときに尾をなくしますが、成長するためにはもはや不要な尾の細胞を切り離してしまうわけですから、これなども立派なアポトーシスです。

また、出産前の胎児は、ある段階まで手の指が分化せず、水かきのようにくっついていますが、ここでも、指と指の間の細胞が徐々にアポトーシスされ、進化した人間の指が作られていきます。

細胞の自衛手段という面では、ガン細胞のアポトーシスも重要です。
通常、私たちの体にガン細胞が発生した場合、増殖を食い止めるためにガン細胞のアポトーシスが起こりますが、体を酸化させる食事やストレスなどが原因でフリーラジカルの活性酸素が大量に発生すると、その働きが阻害されてしまいます。

私がガンにかかった患者さんに、動物性食品を減らし、抗酸化作用の高い新鮮な野菜や果物を摂取する「新谷式食事健康法」をすすめるのは、一つには体内のフリーラジカルを除去し、アポトーシスをうながすためでもあるのです。

もちろん、こうしたアポトーシスにもニューザイムは関与しています。

なかでも重要なのが、アポトーシスのプロセスを管理するカスパーゼという酵素です。
こうした管理型の酵素は、普段は活動する必要がないので不活性の状態で保存されていますが、アポトーシスが必要な場面に遭遇したとき、別の酵素がこの拘束をほどいて活性状態にしてくれるのです。
これまで登場したニューザイムとは少々性質が異なりますが、「生命が危機に瀕したときに働く」点では同じといえるでしょう。

新谷弘実先生 著
『酵素力革命 若返り酵素「ニューザイム」を活性化させる生き方』 より抜粋

『ガンを考える』

2018-01-25 09:08:08 | 予防医学・健康医学
輸血して出血する原因は次の3つです。

1)GVHDを発症すると致命的な副作用で赤血球、白血球、血小板など、血球細胞が全て失われていきます。
血小板も激減するので血液が止まらなくなります。

2)GVHDを防ごうとするための放射線照射が血小板を破壊します。
血小板が死滅した血液は凝固しないので、あらゆる臓器や組織から出血します。

3)輸血するには、血液を注射針に通さなければなりません。
しかし、献血者の新鮮血液は体外に出ると、すぐに血小板の働きで凝固するので、注射針が詰まり、輸血不能となります。
そこで血液がスムーズに注射針を通るように輸血液には「抗凝固剤」が配合されています。
輸血を受けるということは、「抗凝固剤」を注入することになり、出血しやすくなります。

さらに、輸血には次のような多くの危険・リスクが隠されています。

1)輸血関連急性肺障害
2)心不全
3)輸血性急性腎障害
4)肺水腫
5)敗血症
6)プリオン
7)エイズ
8)溶血反応
9)血管内凝固
10)アナフィラキシー
11)細菌感染症
12)ウイルス感染
13)肝炎
輸血することで免疫力が低下し、発ガン率が著しく増加します。
南カルフォルニア大学の医師たちによる100人のガン患者の追跡調査の結果は次のとおりです。

喉頭ガンにかかった人のうち、病気が再発した割合は、輸血を受けなかった患者の場合が14%、輸血を受けた患者の場合が65%でした。
口腔、咽頭、もしくは副鼻腔のガンが再発した割合は、無輸血の場合が31%、輸血した場合が71%だったそうです。

八木田医師の調査結果では大腸ガンの手術を受けた患者48人のうち、輸血を受けた患者21人、受けなかった27人の5年生存率は、輸血グループ50%、非輸血グループ90%と2倍近い大差があったそうです。

輸血は免疫力を抑制し、腫瘍を増殖させることが分かりました。(八木田医師)

輸血手術は既に過去の遺物となりつつあり、アメリカのニュージャージー州のイングルウッド病院は、無輸血手術の先進医療機関として知られています。

自己採血療法は自分の血液を使用するので、血液製剤のような副作用がありませんが、コストがかかります。
今後は経済的負担が軽減された無輸血治療が望まれますが、血液製剤で利益を貪っている製薬会社、医療業界、日本赤十字などのマスコミを巻き込んでの猛反発が予想されます。

他人の血による血液製剤は、強力な発ガン性があるということです。
輸血製剤の多くは末期ガン患者や手術をする患者に投与されやすい構図となっていて、一説によると日本では42%
以上の割合でガン患者に輸血製剤が使われているとのことです。

一方、GVHDを恐れた厚生労働省は、それに対処するために、血液製剤はリンパ球除去、輸血は平成10年から放射線照射を義務づけました。
放射線にはアルファー線、ベータ線、ガンマ線があり、アルファー線で1グレイを20シーベルトとして換算すると15シーベルトから50シーベルトの放射線を患者は受けていることになります。
福島原発の避難勧告地域の年間被爆量が20ミリシーベルトですから、福島原発の750倍~2500倍の放射線を輸血された患者は内部被爆していることになります。
放射線照射された血液の輸血は、全身の血行障害を起こし、多臓器不全を引き起こすリスクを内在しています。
放射線照射された血液製剤は1週間後には必ず死んでしまいます。

18) 食品添加物、多種多彩な化学物質、遺伝子組み換え食品、重金属、農薬、カビ、細菌、ウイルスの毒、洗剤、シャンプー、パーマ液などによる健康障害、肉、魚、卵などの動物性蛋白質の過剰摂取、乳製品の摂取、特に牛乳は妊娠中の母牛から搾乳する場合が多いため、女性ホルモンを多く含み、乳ガンや前立腺がんの原因になります。
また、牛乳に含まれるカゼイン(蛋白質の一種)はガン細胞を劇的に増加させるそうです。
動物性脂肪の摂取量は世界的な分析データから乳ガンの発症率と密接な相関性があることが分かってきました。
つまり、動物性脂肪を多く取っている人は乳ガンになり易いということだそうです。
一方、植物性脂肪が乳ガンの発生に影響するのではなく、動物性脂肪が乳ガンに関与していることが分かっています。
ちなみに動物性脂肪の摂取量が多くて乳ガンの死亡率の多い国は、オランダ、イギリス、デンマーク、カナダ、ニュージーランドなどです。
また、日本人については、動物性脂肪の摂取量と乳ガン死亡率との関係はかなり低い位置にありましたが、現在では、乳ガンの死亡率がかなりの増加傾向で伸びています。

妊娠中に合成女性ホルモン(DES)を服用した女性は、乳がんの罹患率が通常よりも高いという報告があります。
妊娠中にDESを服用した女性の娘にガンを発生させるのみならず、その影響はその娘である第二世代の女性まで広がっています。
さらに、最近の調査では、男児の生殖器まで影響が及ぶ可能性まで指摘されています。
また、飼料にDESを添加することにより、家畜の生育が促進されるということが発見されたため、今なお食肉生産を通して、DESは使用され続けられています。

動物は植物と同じように太陽の光が必要です。
乳がんの予防策としては、乳房をブラジャーで締め付けて血行不良にしないこと、乳房を日光浴させることがあげられます。
免疫学の世界的権威の安保徹医師は日光浴の大切さを主張しています。

また、「乳がん患者の8割が朝食にパンを食べている」と管理栄養士の幕内秀雄氏は述べています。
さらに、パン食の比率が高ければ高いほど、生活習慣病である高脂血症、痛風、糖尿病、心臓病になりやすく、死亡原因ダントツのガンの大きな原因になると言われています。

日本は小麦の全消費量の85%を輸入に頼り、しかもその6割をアメリカから輸入しています。
アメリカでは2億人もの人が肥満、高血圧、糖尿病、心臓病、内臓疾患、皮膚疾患などで苦しんでいます。
これらの病気は死に直結する恐ろしい病気です。
「小麦は食べるな」の著者であるウイリアム・デイビス博士は自分の患者2000人以上に博士独自の「小麦抜きの食生活」を実践させたところ、それらの病気、疾患が全快するなど著しい改善が見られたそうです。

現代の小麦は菌類などの病原菌のある環境や日照り抵抗力をつけるために、何百もの交配、異種交配、遺伝子組み換えが重ねられてきました。

しかしながら、人体への影響に関する疑問は一つも提示されずに世界中に供給され続けています。

2.ガンは必ず治ると信じることで克服できます

●時々思い出すのですが、私の飲み仲間が56才の若さでガンを患って、わずか2年で他界したのは大変、残念で仕方がありませんでした。
彼がガンになったとき、彼に「ひょっとしたらシャワーが好きではないですか?」と聞きましたら、「そうです」と言いました。
また、「家内が暑がりで冷房をガンガンかけるので、寒くて仕方がない」と言っていました。
「まだ勤めているのですか?」と尋ねましたら、むっとした顔をして「まだ勤めています」という返事が返ってきました。
その時、彼は自分の命と仕事とどっちが大切なのかな?
そんな考えではいずれ先は短いのではないかと私は思いましたが、口に出すわけにはいきませんでしたので黙っていました。
ガンは身体を冷やすとガンの進行を早めること、近くに岩盤浴のサロンがあるので無料体験してみてはどうですか?
岩盤浴では体表面から14.5cmほど熱が入り、上部と下部の両方から熱が入るので、身体の中心部も含めて全体が芯から温まり、ガンの治療には効果的であることを説明しました。
また、ガンの代替療法に関する書籍や文献を送りました。
しかしながら、耳を傾けてはくれませんでした。
これも寿命かなと思います。

(ただし、岩盤浴では事前、必要に応じて途中でも適度で良質な塩分の含まれた水分を十分補給しておく必要があります。
さらに、電磁波の出ないマットを使用するようにします。
また、風邪などで体調の悪いときは利用しないようにし、食後1時間程度は空けるようにします。
高血圧、糖尿病など、持病のある人は医師に相談してから行うようにします。
無理して長時間行うのは禁物です。)

●私の周りにもガンになっている人が多く、男性の2人に1人、女性の3人に1人がガンで亡くなっています。
これほど医療が発達しても依然としてガン患者が増え続けている実態が残念で仕方がありません。
先進国の中でガンの発生率・死亡者数が毎年増加し続けている国は日本だけです。
これだけ科学技術が飛躍的に進歩しても、年間約34万3000人の国民がガンで亡くなっています。
毎年7000人前後の割合でガンの死亡者が増え続けています。
ガン患者は、1985年以降、増加し続けていて、2010年のガン罹患率は、1985年の約2.5倍です。
これは、高齢化も影響しています。

一方、欧米諸国ではガン患者が増加しても1990年前半からガン死亡率が連続して低下しています。
また、100年前のイギリスでの進行ガン生存率と現在の日本での進行ガンの生存率とは殆ど差がないそうです。

●アメリカ国立ガン研究所(NCI)では次のように言っています。

1)現在の知識を生かすことができれば、ガンの70%、心臓病の60%を減らせます。

2)ガン細胞の中には、抗ガン剤対抗遺伝子と呼べる遺伝子があり、抗ガン剤を投与してもガン細胞はこの遺伝子の働きで抗ガン剤に負けない細胞に変身させてしまう。
したがって、ガンが一時的に退縮したように見えても自らの反抗ガン剤遺伝子(アンチドラッグ・ジーン:ADG)を変化させ、ガン細胞を凶悪獰猛に変身させ、手がつけられなくなってしまいます。

●抗ガン剤治療で改善が見られないと分かると、医者が「新薬が出ましたので抗ガン剤を変えましょう」と抗ガン剤を変え、しばらくすると、また別の抗ガン剤に変えて、患者が抗ガン剤治療のモルモット(実験台)に使われ、体力・自己免疫力を奪われて、感染症などで比較的、短期間に命を落としている実態からも伺い知ることができます。

また、アメリカ議会技術評価局(OTA)のガン問題専門委員会では「抗ガン剤、放射線、手術を主体とする現代医学のガン療法は、過去60年間ほとんど進歩がない」と言っています。

何故でしょうか?
これは現在の西洋医学中心の医療のあり方、ガン患者の問題意識の持ち方、無知・無頓着、製薬会社と医療機関との癒着、政府と業界との癒着などに原因があるのではないかと思います。
ガン患者が少なくなれば、医療機関の死活問題になり、15兆円産業と言われる巨大産業が崩壊することになります。
かつてアメリカでは製薬会社、医師、政治家などの既得権益を守るため、代替療法でガン患者を治癒させた優秀な医師は投獄されたそうです。

●今のガン対策は3大療法(抗ガン剤治療、放射線治療、切除)の3つの選択肢しかありません。
もっとも最近は免疫細胞治療が研究・開発されてきました。
これは、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を患者の細胞から取り出し、培養してから、元の身体に戻す方法ですが、この治療法は保険がききませんので、5~6回治療するだけで160万円もかかるそうです。
また、血液を入れ替える方法でガンを治癒させる治療法がありますが、かえって体調を崩して寝込んだケースもあります。
新しい治療法ほど画期的とか、素晴らしい治療効果があるとか宣伝されがちですが、十分な治験、実績がない治療法に「藁をも掴む気持ち」で飛びつくのはかなりのリスクを伴います。
治療効果だけが派手に宣伝され、失敗例は闇に葬られるのが医療業界の常ですので、十分注意する必要があります。
新日本橋石井クリニックの石井光院長は次のように述べています。

「NK細胞療法」と称しているものも、全て出鱈目です。
医者は、ホームページにも出鱈目な情報を書きたい放題、掲載し、患者を騙しています。
免疫療法の99%は効果がありません。
がん患者から多額の金を巻き上げる悪徳商法です。

米国国立衛生研究所は、数千億円の予算を投入し、NK細胞の研究を進め、効果的ながん治療法(LAK療法)の確立を試みました。
壮大な実験が行われ、NK細胞ががんを殺すことが証明されましたが、その後、LAK療法が普及することはありませんでした。その理由は、NK細胞を培養することができなかったからです。がんの殺し屋として働くのは、元気な人の体内にいる活性が高い、元気なNK細胞です。
すでにがんに罹っている人のNK細胞は、役に立ちません。
キラーT細胞や樹状細胞が免疫療法に利用されているのは、単に培養がし易いからです。
効果は期待できません。
がん細胞は非常にずる賢い生き物です。
頻繁に性質を変えて、免疫システムの網をくぐり抜けようとします。
がん細胞が少し性格を変えると、キラーT細胞は、がんを攻撃できなくなります。
T細胞は、白血球の仲間で免疫細胞のグループに入ります。
その一つがキラーT細胞です。

慶応義塾大学医学部放射線科元講師の近藤誠医師は次のように述べています。

アメリカでは、研究として、細胞免疫療法とか樹状(細胞)ワクチンとかいろんなものをやっていますが、レポートを解析した論文をどれだけ読んでも、効いた、つまり、治ったという話はゼロです。
免疫療法なんかを大学病院でやっているのは、世界中で日本だけです。
また、小野寺時夫医師は「医者は何でも許されるという感覚で免疫療法なんかもひどい。300万円から2000万円もかけた免疫療法をやった患者さんを20人ほど知っていますが、ひとりも効いていません」と述べています。

●天下の報道機関であるNHKの「あさイチ」でもがんワクチンが効果的であることを放映するわけですから、藁をも掴みたいがん患者は、すぐに騙されてしまいます。
免疫療法は、総額で数百万円、多い人は2000万円もかかりますから、効果が殆ど期待できない医療に高額な医療費と命(時間)をつぎ込むのは、あまりにも悲惨です。

医療機関の新規開発事業のモルモットや犠牲にならないように十分注意しましょう。
そのためには、医療に対する思考停止状態を早く卒業して、医療業界、製薬業界の「闇の部分」についても実態を研究しながら、自分の健康は自分の頭で考え、自ら守ることが、重要になってきます。

代替療法には食事療法(玄米・菜食)、ミネラル療法、重曹療法、温熱療法、温冷浴療法、遠赤外線療法、びわ葉温灸、笑いの療法、五井野正博士のGOP(日本ではマスコミが完全沈黙していますが、ロシアでは絶大な信頼があります)、春ウコン、ホメオパシー、糖鎖療法、運動療法、自然療法、イメージ療法など、リスクを回避できる方法がかなり存在していますので、それらの治療法を選択する方が望ましいのではないかと考えます。

重曹によるガン治療は効果的、経済的で簡便です。
重曹は抗がん剤などの化学薬品の解毒を促し、副作用を緩和するとともに、放射能を除染し、身体の腫瘍を取り除くことができます。
ガンに侵された人は酸性体質です。
重曹は弱アルカリ性なので、酸性体質の改善に有効です。
また、重曹は腎臓病、糖尿病、インフルエンザの予防、風邪などにも有効です。
口腔ガン、喉頭ガンと診断されて、危険な放射線治療を受けなければならない場合、重曹を水に混ぜて、うがいをすることで放射線を中和することが可能です。
重曹は放射能除去にも強い威力を発揮します。
重曹療法の目安は1日茶さじ8杯半です。

カップに入れた重曹に水を注いで、スプーンでかき混ぜ飲みやすい濃度で飲むだけです。
通常の人は1日に茶さじ2杯半の使用を3日程度摂るようにします。

飲用にはモンゴル産の天然重曹がお勧めです。
インターネットで容易に購入できます。
ガン予防のためには、普段からお風呂に重曹2分の1カップ、塩2分の1カップを入れて入浴剤として使用します。
市販の入浴剤は化学薬品のかたまりです。
それらが皮膚から吸収されますので、健康には良くありません。
お湯が汚れなければ、毎日、お湯を取り換える必要はありません。
1週間程度は有効です。
入浴剤として使用する重曹は市販の重曹でもかまいません。

身体が酸性かアルカリ性かはpHテストで簡単に判別できます。
唾液あるいは尿でpHストリップ(酸性、アルカリ性の濃度を測る試験紙)を使用します。

一般的に人々のpH度は5.6~6.2で始まりますが、ガン治療の場合では最大pH8の値まで迅速に上げる必要があるそうです。

なお、高知県の土佐清水病院では3大療法に頼らず、丹羽SOD様作用食品で難病、末期ガンを完治させている実績があります。

●平成24年2月6日(月)のNHKの「あさイチ」で「がんワクチン」が効果的であるとの放送がなされました。
これは患者自身の免疫力を高めるための「ワクチンを注射する」ことにより、ガン細胞を攻撃・死滅させる方法で現在は治験段階だそうです。
抗ガン剤に比べて副作用がなく、早い段階での実用化が期待されてはいますが、効果は未知数です。

中村祐輔医師(東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター教授)の話しによると、現在は治験段階で「がんワクチン」はまだ承認されていません。

実用化に至るまでには、5~10年はかかるそうです。
彼は「周りの協力がないと進まない」とやんわりとした表現をしていましたが、抗ガン剤治療、放射線治療などで利益を上げている既存の医療業界、製薬業界、石油業界などからのかなりの抵抗・横やりが入り、実用化への道程は険しいことが予想されます。
現在は臨床研究の段階で臨床研究へ誰でも参加できるわけではなく、主治医からの紹介が必要です。
ワクチンを希望する場合は、大学の臨床研究に参加するという形になり、ワクチン代の一部を患者が負担することになります。
ちなみに料金は、1回投与ごとに10万円、1クール目は6回投与で約58万円(初回の血液検査代込み)、2クール目は6回投与で50万円だそうです。

しかしながら、ガンは頻繁にDNAが変化します。
がんワクチンはカギとカギ穴の関係になっています。
ひとつの細菌に対してひとつのワクチンが存在し、別の細菌には反応しません。
ガン細胞は次々と変異していきますので、それを追跡してワクチンを作るということはできないそうです。

研究者には研究テーマがあって、国から予算が下りれば研究ができますが、その結果が効果があるか無いかは二の次で5年、10年後に効果が無かったという結論が出てもそれはそれで良いことになっています。
NHKも含めて、その効果を大々的にPRするので国民はすぐに騙されてしまいます。

いずれの方法にしろ自然治癒力を高めるための代替療法が、副作用もなく、効果的だと考えられます。
ただし、代替療法は当人にとって合う、合わないという場合がありますので、ある程度の試行錯誤は必要だと考えます。

●今、世界各国でガンワクチンの開発競争が激しくなってきています。
これはガンワクチンを注射して、自分の免疫機能を高め、ガン細胞を攻撃させてガンを退縮、あるいは無くす方法です。
ガンワクチンには、ペプチド(アミノ酸の結合物)が多く含まれています。
これを注射するとペプチドを迎撃するため、体内のキラーT細胞が著しく増加します。
この増加したキラーT細胞がガンを攻撃し、ガンを退縮、消失させるというものです。
ガンワクチンは、副作用が少なく、月に数回の通院で済み、再発防止効果もあるということで夢の治療法とも呼ばれています。
しかしながら、白血球の形によっては効果がない場合もあるそうです。
治験段階の患者の腫瘍マーカーが増え、効果が無いということで、途中で止めたケースもあります。

●ガンで亡くなったNHKのニュースキャスターの筑紫哲也氏も「ガンに関して無知だった」と独白しています。

健康な人でも毎日、5000個のガン細胞が発生していると言われています。
これだけガン細胞が生まれても私達がガンにならないのは、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)という免疫細胞が日々、ガン細胞を攻撃しているからだそうです。
これらのNK細胞は心の影響を受けやすく、気分が落ち込んだりすると数は減り、笑ったり、前向きの心を持つと増えるそうです。
つまり心というものがガンに大きな影響を与えています。
ガン発生のメカニズムはストレス、心の乱れ、食生活の乱れ、ライフスタイルの乱れが複雑に錯綜して、氷山の上に突き出たガンという形で現れるそうです。
ガンは「生活習慣病」だということです。
また、老化に伴ってガンになるリスクも高まってきます。

●安保徹氏(元新潟大学大学院医歯学総合研究科教授、免疫学の世界的権威)は次のように言っています。

「ガンというのは過酷な条件下でミトコンドリアが生きづらくなった時に、本体細胞が先祖帰りを起こして分裂をし始めた現象です。はるか昔、私たちの先祖となる生物は無酸素と低温の環境で「解糖エンジン」を働かせて生きてきました。そんな過酷な環境にあっても、さかんに血管を伸ばし、栄養を取っていた細胞がありました。その生命力の旺盛な細胞こそが、ガン細胞です。したがって、ガンを治すには、身体を温めたり、深呼吸をしたりして、低体温、低酸素、高血糖から脱却することです。そうすれば、ミトコンドリアの分裂抑止機能が復活して、末期ガンでも約7割の人が自然消滅で回復に向かいます。」
このように安保徹氏は述べています。

●また、安保徹氏は次のように述べています。

年代別で免疫力、体力、ガンの進行度合いが異なります。
そのため、ガンに対する対応も違ってきます。

・子供
紫外線や放射線などへの過度の心配をせずに、外で遊ばせる。
紫外線に当らないと背ばかり高くなってひ弱になる。
筋骨格が形成されず、ガンだけでなく、将来、いろいろな病気に罹る。
過剰な殺菌も逆効果。
多少は逆境で育てないと免疫力はつかない。

・10代~20代
白血病、スキルス性胃ガン、精巣ガンの形をとることが多く、ガンに勢いがある。
抗がん剤への反応も良く、プラスに作用することも期待できる。

・30代~60代
生活リズムを整えないと、低体温になり、発ガンのリスクが高まる。
抗がん剤の使用はマイナスに働くことが多い。

・70代
若さの余韻があるので無理をしがち。
生き方の片寄りにはまだ注意が必要。
70代以上はガンの積極的な治療はしない方が良い。

・80代
老衰で亡くなる人の殆どは、どこかにガンを持っている。
ガンに勢いが無いので、進行はゆっくりしている。
抗がん剤はかえって寿命を縮める。

人間は死ぬころになると全身のどこかにポッポッとガンが現れ、ガンを持ちながらこの世を去ります。
どうせそういうかたちで死ぬのなら、80代でガン検診を受けるなんていうのは、バカなことです。
相変わらず、医師は子供や大人のガンと同じように老人に抗がん剤を使います。
抗がん剤を使うと、身体はつらいので、低体温、低酸素になって、そもそも分裂できない老人のガンが分裂を開始するようになります。
それが、今の老人のガン治療なのです。
そういうことをやればガンは進行します。
老人にとって、「抗がん剤」は「増がん剤」なのです。
治療によって低体温、低酸素になれば、解糖系のエネルギーが盛んになり、ガンは増殖します。
いま、年寄りにガンが増えたのは、こういう論理を知らないからです。
70代~80代になったら、みんながガンを持っています。
それはごく自然なことです。
ガンは解糖系が強くないと分裂できません。
老人の体質はミトコンドリア系ですから、ガンの成長は遅く、ガンができてもそのままです。
老人はガンと共存の世界に住んでいます。
だから、「年寄りのガンには手を出すな」と昔は習ったのです。
今の医者はそれを忘れてしまったのでしょうか。
何も知らずにのんびり生きるのが一番ということです。
逆に大人のガンはそれなりに進行が速い。
もっと進行が速いのは子供の白血病です。
子供は抗がん剤への感受性が高いので、子供のガンは抗がん剤を使って寛解(病状が軽減または無くなる)になります。
大人は殆ど寛解にはなりません。
老人のガン治療はやるだけ無駄という感じです。
子供の場合は解糖系だから、勢いがすごく、治る、治らないに関わらず、とにかく薬で一気に分裂を止めるのです。
このようにガン治療は年代によって使い分ける必要があります。

●80歳を過ぎると全員ガンを持っていますから、調べては駄目なのです。
70歳を過ぎたら、ガン検診は受けてはいけません。
必ずガンが見つかります。
東京で100人規模の「肺がんを防ぐ会」というグループがあって、50代から年1回検査をしていました。
20年ぐらい経って会員が70代になった時、会員みんなが手を取り合って喜びました。
毎年検査をしているおかげでガンが見つかったからだそうです。
ガンというものは、年を取って検査をし続けると最終的には全員にガンが見つかります。
「見つかって良かった、検査したかいがあった」と喜んだそうですが、全員、抗がん剤で亡くなりました。

高齢でのがん検診、ガン治療は、かえって命を縮めます。
70歳を過ぎたらガン治療の意味はありません。
このように安保徹氏は述べています。

●近藤誠医師は次のように述べています。

ガンの手術は命を縮めます。
抗がん剤は9割のガンで延命効果がありません。

イタリアで行われた子宮頸がんの比較によると、子宮全摘の手術と放射線だけの治療で生存率、再発率はほぼ一緒で、合併症は全摘の方が可能性が高かったそうです。

●ガン細胞は活動が活発なため、まわりの正常細胞より3倍~8倍も多くブドウ糖を消費します。
ガン細胞が「甘党」とか「糖分に飢えた細胞」とか言われるゆえんです。
したがって、血糖値とインスリン値が高いとガンの成長を促進します。
高血糖になる要因は過食・飽食と運動不足です。
筋肉がない、したがって、乳酸もできる、疲れる、運動したくない、筋肉がつかなくなる、血糖値が上がるといったような悪循環をたどります。
つまり、食べ過ぎたブドウ糖を筋肉に蓄えられず、高血糖になります。

PETというがん検診機器があります。
このPETのガン発見原理は、ガンの性質を逆手にとったもので体にブドウ糖に似せた物質を注射し、1時間後にその擬似ブドウ糖が体のどこに多く集中的に分布しているかということを調べるものです。
ガン細胞は、正常な細胞に比べて活動が活発なので、3倍~8倍のブドウ糖を取り込むという特徴があります。

このように「ガンの最大のエサがブドウ糖である」ということが分かっているにも拘わらず、現代医学、特に日本では、いまだに末期ガンで口から食物が入らなくなってきた患者にブドウ糖を点滴しています。
抗がん剤や放射線治療で著しく自己免疫力や体力が落ちた患者にガンのエサであるブドウ糖を点滴するのは、殺人行為に等しいのではないでしょうか。
ガンは白米などブドウ糖に変わりやすいものを沢山食べてしまうと、増殖と転移が異常に早くなります。
したがって、体力をつけるためといって、間違った常識のもとで、無理に食べようとすれば、ガンを促進させることになります。
とにかく、ガン患者は昔の精進料理のようなカロリーが少ない料理を1日2食以内に止め、腹6分目に節制するのが、ガン克服の要になります。
長崎水族館のペンギンで他のペンギンの2倍生きたペンギンがいました。
そのペンギンだけ1週間に1日絶食させたそうです。

秋田大学医学部の小泉昭夫教授の実験で、放っておけば100%ガンになる多発性マウスを使った実験では、腹8分目と腹5分目のマウスでは、21ヶ月目に腹8分目のマウスが26匹中、7匹が悪性リンパ腫になりましたが、腹5分目のマウスは28匹中1匹もガンになることはなかったそうです。
ガンという漢字は「癌」と書き、「品(食品)が山のように増えてなった病気」ということです。

ガンの最大の弱点は超少食です。

●ウォーキング、水泳などの有酸素運動がガンの予防に役立ちます。
温泉などにゆったりと浸る温浴療法も有効です。
全身温冷浴は自立神経のアンバランスを改善しますので、ガンの予防や再発防止に最適です。
また、風邪の予防にも役立ちます。
水風呂7回、温泉6回が基本ですが、私は心地の良い回数入るようにしています。

必ず水風呂で始まり水風呂で終わるようにします。
最初から水風呂なんか冷たすぎて入れないという人は温泉から始めて、慣れるにしたがって水風呂から入れるようになります。

高原町(宮崎県)の狭野神社の近くに皇子原健康村(狭野養鱒場)があります。
温泉は天然温泉で41℃~42℃、水風呂は霧島れっか水の14.5℃で全身温冷浴には最適です。
遠赤外線サウナもあります。
入泉料は大人300円、子供150円、年中無休で午前8時~午後8時まで営業しています。
回数券もあります。

水風呂は天然水のある温泉が肌に優しく最適ですが、水道水でもかまいません。
全身温冷浴は温泉に行かなくても家庭でもできます。
ただし、心臓病など、持病のある人は注意が必要です。

水は私達の身体の70%を占めている命の源です。
水は生命体に情報とエネルギーを伝える触媒です。
飲料水や肌に触れる水が良質であれば、健康を引き寄せることができます。

また、水は生き物です。
雪や水に「馬鹿野郎!!」などという汚い言葉を浴びせると雪や水の結晶は崩れてきます。
「ありがとう」と感謝の念を伝えると、とても綺麗な結晶になります。

●「マインドコントロール」の著者である池田整治氏は次のように述べています。
「ガンは自然治癒力でしか治せない」

日本の現代医学の教科書には「ガン細胞はひとたび生まれると宿主である患者を殺すまで増殖する」という150年前のドイツの血液生理学者(細菌病理学、比較病理学)のウィルヒョーのカビの生えたような理論が載っています。
もしウィルヒョーの理論が完全に正しければ、人類は数百万年前に絶滅しているそうです。

しかし、実際は殆どの人が健康に生きています。
これは毎日、ガン細胞が発生してもナチュラルキラー細胞(NK細胞)やマクロファージがガンを含めた様々なウィルスや異物を攻撃・死滅させているからだそうです。
患者に抗ガン剤を投与すると、味方の兵士であるNK細胞を全滅させてしまう。
つまり、「抗ガン剤はガン細胞を喜ばせる応援剤」ということです。
今、日本の医療業界はこの嘘がばれることを最も恐れているそうです。

●抗ガン剤は、ドイツの開発した「びらん剤」という毒ガス兵器と同じです。
注意書きには、
1)「正常な細胞にガンを発生させる」、
2)「猛毒なので医療従事者が皮膚につけた場合は速やかに大量の水で洗い流すこと」
となっているそうです。
つまり「抗ガン剤」は「増ガン剤」でもあるわけです。

エドガー・ケイシー療法による「ガン治療の指針」には次のように述べられています。

ガン発生のメカニズムは「血液の質」が劣化し、そのために人体の重要な治癒能力である「老廃物・壊れた細胞の隔離除去」と「血液の凝固」が正しく機能しなくなり、障害を受けた細胞組織の修復プロセスに異常が生じ、そこにガンが発現すると指摘されています。

さらに、ガン治療の観点からは、「血液の酸素供給能力」と「体内毒素の排出」が極めて重要であることを指摘しています。

●ガンは生活習慣病であり、自己免疫力の衰える老化に伴ってリスクも高まってきます。
高カロリー、高脂肪、高蛋白、高糖分の食事を改め、玄米・菜食をすることでガンを予防できます。
さらに、睡眠不足、不規則な生活、運動不足、低体温、低酸素状態、高血糖にならないようにします。
また、化学物質、食品添加物、農薬などを避ける必要があります。

電子レンジ・IH調理器などからの電磁波の回避も大切です。
先進国の中で日本人ほど電磁波に無頓着な国民はないそうです。
旧ソビエト連邦では電子レンジの使用を法律で禁止していました。
法律で禁止するほど健康被害が大きいということです。
アメリカでの電子レンジの普及率はわずか0.4%です。
ヨーロッパでは殆ど使われていません。
動物実験でも電子レンジで調理した餌を食べた動物は全部死んだそうです。
電子レンジで調理すると栄養の6割~9割が失われます。
電子レンジで調理したものを食べると食べた人間の血液に変化が起こります。

電子レンジの弊害は1)ガン発生効果、2)食物栄養価の破壊、3)被爆による生物学的効果です。
第二次世界大戦後の軍事産業の生き残り戦略の一環として、アメリカではわずか0.4%しか普及していない電子レンジをアメリカの狡猾で巧みな政策によって日本国政府、電力会社、マスコミを巻き込み、全国の300万世帯にオール電化住宅を普及させることに成功しました。
IH調理器は強力な電磁波を発生し、初期流産5.7倍、ガンの増殖スピードが最大24倍という警鐘が出されています。

特に抗ガン剤治療をしている患者で甘い物が大好きな人は抗ガン剤で細胞を溶かし、砂糖で血液を溶かし、ガンにエサを供給し、トリプルパンチで比較的、短期間で他界するそうです。
砂糖(特に精製されたもの)や人工甘味料は猛烈に体を冷やし、ガンの増殖を早めます。

また、がん細胞は活動が活発なため、まわりの正常な細胞よりも3倍~8倍も多くブドウ糖を消費します。
ガン細胞が「甘党」とか「糖分に飢えた細胞」とか言われるゆえんです。
したがって、血糖値とインスリン値の高い状況がガンの成長を促進します。
このため、血糖値を上げない生活習慣が大切です。

このようなことから、血糖値が急上昇するグリセミック指数(GI値)の高い食べ物は控える必要があります。
ちなみにGI値の高い食べ物は、精製された炭水化物・穀類(白米、白パン、うどん、白パスタ)、白砂糖、砂糖を多く含む食品、甘い飲み物、肉類、乳製品などです。
特に、ケーキ類などに目がない甘党の人はガンに罹り易くなります。
0.5%の砂糖水の中に血液を垂らすと、瞬時に血液が溶解します。
砂糖の取りすぎは認知症の一因にもなります。

●NHKの「ためしてガッテン」でも放映していましたが、ミトコンドリアを増やす食べ物は「トマト」、「にんにく」、「ニラ」、「ブロッコリーの芽」、「するめ」だそうです。

また、ミトコンドリアは酸素を好み、酸素が多いと元気になります。
深呼吸、ヨガの呼吸法、自然のなかでの散策、森林浴などがお薦めです。

●ガンを誘発する原因の一つに化学物質、食品添加物、農薬、パーマ、染毛剤、合成洗剤、シャンプー、歯磨き粉などがあります。

パーマの原液は猛毒です。
長年、美容に携わっている女性の12名中、11名が子宮を摘出している例もあります。
パーマ液を長年使用していますと手から経皮毒として身体に毒素が浸透してきます。
実際に実験した例では同じ条件で除草剤を散布した場合とパーマ液(原液)を散布した場合、除草剤を撒いた個所はしばらくして雑草が生えてきましたが、パーマ液(原液)を撒いた個所はいつまで経っても全く雑草が生えてきませんでした。
特に化学物質は近年、増え続けるガン、花粉症、アトピー、糖尿病、内臓疾患、白内障などの直接的、間接的な要因になっています。

●安保徹氏はガンを治す基本4箇条で次のように言っています。

1)ストレスの多い生活パターンを見直す。
2)ガンを必要以上に怖がらない。
3)免疫を抑止するような治療(放射線治療、抗ガン剤治療、手術)を受けない。
受けている場合は止める。
4)副交感神経を積極的に刺激する。

●ストレスは伴侶・親族の死亡、離婚、リストラなどの場合もさることながら、日常の小さなストレスの積み重ねがガンを誘発することも十分、留意しておく必要があります。
人によってストレスの受け止め方は様々です。
思い込み、うらみ・つらみ、執着、怒り、嫉妬、プライド、欲望、希望など、心の持ち方、受け止め方でガンに対する自然治癒力が大きく左右されます。

そのぐらい「心の受け止め方」が生死を分けることになります。
「ガンになれば必ず死ぬ」という暗いイメージが強すぎ、マイナスの心理状態に陥るとその通りになるようです。

「ガンは必ず治る」と強く信じる、ストレスを解釈し直し、前向きに捉える、ストレスに新しい意味を発見することがガン克服の要になります。

●慶応義塾大学医学部放射線科元講師の近藤誠医師は「余命3ヶ月のうそ」で次のように述べています。

・余命宣告の多くは、患者を治療に導くための「脅し」です。

・「治療しないと余命3ヶ月の命ですよ」とキッパリ短く言いきったり、ひどい医者は「放っておくと明日、亡くなってもおかしくない状態」などと脅しにかかります。
なぜそうまでして治療したいのか。
治療しないと医師としての仕事が無くなり、生活に困るからです。

・ガンが恐ろしいのではない「ガン治療が恐ろしい」のです。

・治療をしなければ、ガンは最後まで頭がはっきりしていて、対処法を間違えなければ、体もわりと動きます。
全く痛まないガンも多い。
痛みが出てもコントロールできます。
元気な人があっと言う間に変わり果てた姿で逝くのはガン治療のせいです。
(近藤医師はガン治療で「放置療法」を推奨しています)

・ガンは切らずに治ります。

・抗がん剤は効きません。

・「健康診断は百害あって一利なし」です。

・ガンは原則として放置した方が良い。

・「痛い、苦しい、食べられない」などの自覚症状がないのに、会社の健康診断や人間ドックで見つかったガンは殆どが「がんもどき」です。
マンモグラフィ(乳房X線検査)だけで見つかるガンも99%以上が「がんもどき」なのに、乳房を丸ごと切り取る手術が広く行われています。
「がんもどき」とは、転移や浸潤(周辺の組織に侵入する)能力のないガンで原則、放置しても問題はありません。

・早期ガン(切除によって100%治ると)言われるガンは、殆どが「がんもどき(ガンのようなもの)」であって本物のガンではありません。
病変が「がんもどき」であれば、切除せずに放っておいても命に別状はありません。
「がんもどき」が大きくなってから治療を受けても遅くはありません。

・本物のガンはどんなに早期に発見されてもその時点で既に転移が進んでいます。
したがって、早期発見&早期手術は無効&有害です。

・本物のガンは初期に転移するので、手術も抗ガン剤も間に合いません。
一方、早期ガンの大部分を占める「無症状のガン」は、ほぼ命を奪わない「がんもどき」です。
その中には「潜在ガン」と呼ばれる、大きくならないものもあります。

・日本人の9割は胃ガン、肺ガン、子宮ガンなど、かたまりを作る固形ガンです。
固形ガン(本物のガン)は切除手術や抗がん剤で治ることはないし、延命効果も実証されていません。

・医者はヤクザよりもタチが悪いんです。
ヤクザは素人衆に指を詰めさせたり、殺すことはありません。
医者は患者を脅して金を巻き上げたあげく、平気で体を不自由にさせたり、死なせたりします。

『ガンを考える』
平成28年11月25日
筆者ーー匿名

技術士(建設部門)
1級土木施工管理技士

【主な業務経歴】
・中心市街地道路計画[ミクロ交通シュミレーションによる](平成15年度)
・宮崎タウンマネジメント計画に係る交通対策(平成14年度)
・大淀川下流防災ステーション計画(平成13年度)
・第四次日南、串間広域市町村圏計画(平成12年度)
・西都市中心市街地商業タウンマネジメント計画(平成11年度)
・西米良村道路整備総合計画(平成11年度)
・高千穂町まちづくり計画[都市計画マスタープラン](平成10年度)
・えびの市営観光施設運営活性化計画(平成10年度)
・過疎地域集落活性化モデル事業(平成9年度)
・綾町史跡文化公園計画(平成9年度)
・新しい「魚の港街づくり」実施計画(平成8年度)
・高千穂観光ルネッサンス構想(平成8年度)
・一ッ瀬川土地改良区活性化構想(平成7年度)
・北浦町総合産業設立準備調査(平成7年度)
・西都市住宅団地整備事業(平成7年度)

「ニューザイム」の新世界

2018-01-24 08:55:44 | 酵素力革命/「腸」の健康革命
第五章 「ニューザイム」の新世界

【細胞内のデトックスを行う酵素】

この章「「ニューザイム」の新世界」では、私たちの生命活動に深く関与する酵素の働きについて、最新の研究などをふまえ、さらに掘り下げて考察していきたいと思います。

まずは簡単に、これまでのおさらいから始めていきましょう。

酵素とは、いわゆる「触媒」と呼ばれる物質で、それ自体は何ら変化しないまま、あらゆる生命活動の媒介になって働くことで知られます。
そのため、たとえば栄養をたっぷり補給しても、体内の酵素がきちんと働いていなければ、それを消化・吸収し、エネルギーに変換することもできません。

消化・吸収・代謝のプロセスにかぎらず、呼吸すること、心臓を鼓動させること、五感で外界の情報を感知すること、異物を解毒すること、考えること、感動すること・・・・・・およそあらゆる生命活動に酵素は関与しています。

その特徴としては、こうした一つ一つの生命活動に対して、それぞれ一つ一つ別の酵素が働いていること。
私たちの体内には、確認されているだけで3000~5000種類以上の酵素が存在しているとお話ししてきましたが、これだけの数の酵素が存在するのは、それぞれ代わりの利かない「オンリー・ワン」の存在だからなのです。

たとえば、消化に関しては、唾液に含まれるアミラーゼという酵素がデンプンを分解し、胃液に含まれるペプシンがたんぱく質を、すい液に含まれるリパーゼが脂肪を分解します。
もちろん、このほかにも様々な酵素が複雑に関与し、それぞれ役割は異なっています。
食べたものが消化され腸に運ばれるプロセスだけを取っても、数多くの酵素が関与していることが想像できるでしょう。

さて、問題となるのは、ここからです。
こうした無数にある酵素は、これまで消化酵素と代謝酵素とに大別されていました。
私自身、この定義に従って解説をしてきましたが、それは必ずしも現状の酵素研究に適合したものではないという思いがあったのも事実です。
なぜなら、その分類の仕方が大ざっぱで、消化に関与する酵素以外をすべて代謝酵素と総称しているような面があったからです。

この章「「ニューザイム」の新世界」では、こうした曖昧な感のある従来の定義から一歩離れ、「細胞内で働く酵素」に注目してみたいと思っています。

ではなぜ、細胞内なのでしょうか?
それは、私たちが日々食べているものが腸内で消化吸収され、血管をつたって最終的に行き着く場所が、全身を構成している40~60兆もの細胞であるからです。

細胞内では、こうした栄養素や酸素をもとにして、ミトコンドリアという器官でATP(アデノシン三リン酸)という、活動するためのエネルギーが作られます。
細胞内で生成される酵素は、このエネルギー産生にも、もちろん関与しています。
しかし、私がここで注目したいのは、いわゆる「細胞内解毒」に関する酵素です。

解毒=デトックスというと、これまで腸内での排泄について語られるケースがほとんどでした。
本書でも、毎日の食事の重要性とからめてじっくりと解説をしてきましたが、じつは消化された栄養素が運ばれていく細胞内でも、老廃物や異物の解毒や分解が行われ、そこにも特定の酵素が関与しているのです。

この酵素の働きをいかに活性化させるか?
つまりは、腸内のデトックスばかりでなく、細胞内のデトックスをいかにスムーズに行えるようにするか?
それが、私たちの生命力を高めるうえで重要な役割を果たしているといえるのです。

【若返りのカギを握る「細胞内解毒」】

では、この「細胞内解毒」に関与する酵素とは、実際にどんなものなのでしょうか?
その点についてお話ししていくには、まず「生命とは何か?」ということを、きちんと考えておく必要があります。
この点をあやふやにしておくと、生命活動の根源に関与するこの酵素の重要性もなかなか実感しにくいと思うからです。

といっても、私はここで皆さんと哲学的な議論をしようというのではありません。
もう少し気楽に考えてみましょう。

生命が活動している=生きている、ということは、60兆にも及ぶ全身の細胞がイキイキと活動している状態であるはずです。

生命の基本単位である細胞がイキイキとしていれば、その細胞からできている私たちもイキイキと元気に暮らせるはずだからです。
逆に、細胞が何らかの理由で活動を鈍らせ、その質を劣化させていたとしたら、私たち自身、様々な体調不良や病気を抱え、決して元気に過ごすことなどできないでしょう。

まず、細胞そのものを1個の「生命」としてイメージしてください。
先ほどもお話ししたように、私たちが食事から摂取した栄養分や呼吸から得た酸素は、血液をつたって全身の細胞に運ばれていきます。
細胞はこれらを原料にして、ミトコンドリアという器官でATPという活動エネルギーを生み出します。
こうしたエネルギー産生がきちんと営まれてさえいれば、私たちはイキイキと、エネルギッシュに活動できるはずですが、現実にはどうでしょう?

「いつも体が重い」「休んでも疲労がとれない」「意欲が湧かない」といった悩みを抱えている人のほうが多くはありませんか?

そもそも、この50~60年ほどのあいだに、病気の数も種類も大幅に増加してしまっていることは周知の事実です。
総体的に見れば、人間の生命力そのものが低下しているというのが現実でしょう。

要は、摂取した栄養素が細胞内で十分にエネルギーに変換されていないということ。
そのしわ寄せが、こうした病気や体調不良となって現れているといえるわけですが、では、「うまく変換されない理由」はどこにあるのか?
そこに関与してくるのが、先ほどお話しした「細胞内解毒」なのです。

具体的にいえば、エネルギー産生などの過程で生じた老廃物や細胞に侵入してきた異物などを、すみやかに分解・解毒する働きのことを指しますが、これがうまく作用していればエネルギー産生もスムーズに進み、細胞は元気に活動できます。
しかし、何らかの理由によりうまく働くことができなければ、エネルギー産生が妨げられ、細胞の活動は劣化し、衰弱してしまうでしょう。

細胞内解毒が細胞の活性化、つまりは「若返り」や「健康長寿」をもたらす重要な役割を果たしているといえるのです。

【「若返り酵素」が働く器官とは】

こうした点をふまえ、細胞内解毒に関与する酵素について見ていきましょう。

この酵素が働く場は、細胞内にあるリソソームという器官です。
初めて名前を聞いたという人も多いかもしれませんが、この器官には約60種類もの酵素=リソソーム酵素が関与していることがわかっています。
この60種類が働くことで、細胞内のデトックスが正常に作動しているのです。

では、このリソソームという器官は、細胞内でどんな働きに関与しているのでしょうか?
まず挙げられるのは、オートファジーと呼ばれる特有のリサイクル・システムとの関係です。
私はわかりやすく「細胞内リサイクル工場」と呼ぶことにしていますが、リソソームがこのリサイクル工場と結合し、専用の酵素を出すことで、劣化したたんぱく質の分解処理を行っているのです。

このリサイクルがなぜ重要なのかというと、私たちの細胞内では、体の組織や器官の構成物質となるたんぱく質がたえず合成されていますが、この合成の際にたくさんの「不良たんぱく質」ができてしまうからです。

また、細胞内には、フリーラジカルの活性酸素によって傷ついたたんぱく質や老朽化したたんぱく質も少なからずあります。

これらの「不良たんぱく質」を袋状の特殊な膜でまとめて取り囲み、分解してしまうのがオートファジーの働きで、正常なたんぱく質のみを残して、問題のあるたんぱく質を一括処理してしまいます。
リソソームはたんぱく質の分解酵素を出すことで、この働きをサポートする役割を担っているのです。

なお、オートファジーによる細胞内解毒はこれのみにとどまらず、劣化したミトコンドリアを分解する働きなども知られています。

ミトコンドリアが細胞内でエネルギー産生の中心的な役割を果たしていることはすでにお話ししましたが、じつは一つの細胞の中に常時500~2500ほども存在し、たえず分裂を繰り返しているといわれます。

これほどの数のミトコンドリアが分裂し、増殖するわけですから、当然、その中にも働きの鈍いものや異常な動きをする「はみ出し者」が数多く現れます。
その数が増えてくれば、細胞のエネルギー産生の能力が低下し、細胞の活動そのものが弱まる、すなわち私たちの生命力が衰えてしまう、という結果がもたらされることも想像できるでしょう。

こうした生命力の低下を防ぐため、はみ出し者のミトコンドリアや老朽化したミトコンドリアをまとめて取り囲み、分解しているのもオートファジーであり、解毒分解のための酵素を放出するリソソームは、ここにも深く関与していると考えられます。

また、リソソームに関しては、オートファジーに関与する以外にも、特有のたんぱく質(分子シャペロン)によって運び込まれた劣化した酵素などを分解する「細胞内ゴミ箱」というべきシステムもあります。
要するに、リソソームそのものが細胞内解毒のための重要な器官でもあるのです。

【「生命の危機」に働くシステム】

リソソームとともに細胞内解毒に関与しているオートファジーですが、じつはここまでお話しした劣化した「不良たんぱく質」や「はみ出し者ミトコンドリア」を分解する以外にも、いくつか重要な働きがあります。
どれも細胞内解毒の根本に関わるものなので、この点についても解説していきましょう。

一つは、生物が飢餓状態におかれたときに、一種の生き残り戦略として行われる「エネルギー補給」のシステムです。

ここでいう飢餓状態とは、必要な栄養素の補給が断たれてしまった状態でもあるはずですが、オートファジーは、生命がこうした危機的状況に陥ってしまったとき、細胞内に貯蔵されているたんぱく質などの栄養素を分解してアミノ酸や糖、脂肪酸に変え、体に必要な場所にエネルギー補給する働きを担っています。
また、余ったアミノ酸をたんぱく質に再合成・再利用する働きもあります。

私がオートファジーを「細胞内リサイクル工場」と呼んでいるのも、ただ老廃物を分解するだけでなく、そこにこうした再合成・再利用の働きが備わっているからなのです。
もちろん、この過程にも特定の酵素が関与しています。

ちなみに、出産直後の赤ちゃんは羊水から外の世界に出ることで、一種の飢餓状態に陥ってしまうため、オートファジーによるたんぱく質の再合成や細胞内解毒をさかんに行っているといわれています。
おなかの中の胎児が外の世界へ出るためにも、オートファジーの働きは、なくてはならないわけなのです。

また、オートファジーには、細胞内に侵入してきた細菌やウイルスを取り囲んで、直接退治してしまう働きもあります。

しかも、ただ退治するだけでなく、これらの病原体の分解物から得た情報を、細胞に備わっている免疫機能に通報する働きも担っています。

この免疫機能は「自然免疫」と呼ばれ、あらゆる生物に備わっている根源的な生体防御システムと考えればいいでしょう。
これまで語られる機会の多かった白血球の免疫細胞の働き、たとえば白血球の一つであるリンパ球が関与している「抗原抗体反応」などよりも起源が古い、それらの土台となる働きなのです。

両者の働きの違いについて知ることが、生命力を高めるうえで一つのカギになります。
この点については、のちほど詳しく解説しましょう。

【これからの医療の大きなテーマ】

さて、細胞内解毒についてですが、じつはリソソームやオートファジーだけが担当しているわけではありません。
これらの働きとは別に細胞内解毒を行っている、プロテアソームという巨大酵素も存在します。

私は、この酵素のことを「細胞内シュレッダー」と呼んでいますが、その名の通り、「不良たんぱく質」にユビキチンと呼ばれる「荷札」をつけ、それのみを標的にして、シュレッダーにかけるようにバラバラに分解してしまう働きが特徴です。

ちなみにこの働きは、専門用語では「ユビキチン-プロテアソームシステム」といい、これを発見した3人の学者は、2004年にノーベル化学賞を受賞しています。

細胞内では、日常的に不良たんぱく質が発生するため、「細胞内リサイクル工場=オートファジー」のような大がかりな一括処理システムだけでなく、この「細胞内シュレッダー=ユビキチン-プロテアソームシステム」のような、個々の不良たんぱく質を一つ一つ分解していく、小回りの利く酵素の存在も必要なのです。
私たちの細胞は、この二つの機能をうまく使い分けることで、異物=不良たんぱく質をたえずクリーニングし、細胞の健康を維持していると考えればいいでしょう。

もちろん、これまでお話ししてきたように、この細胞内解毒がうまく作動していなければ、ミトコンドリアのエネルギー産生能力が弱まり、細胞の劣化が引き起こされ、様々な病気の原因となります。

たとえば、脳内で運動機能の一端を担う中脳という器官には、ドーパミンというホルモンを分泌する黒質という場所があります。
この黒質が黒く見えるのは、エネルギー工場であるミトコンドリアが密集しているためですが、ここで作られるたんぱく質は不良品が多いことで知られています。

そのため、細胞内シュレッダーがうまく働かないと黒質が機能不全に陥り、ドーパミンがうまく分泌されなくなります。

その結果起こるのが、パーキンソン病なのです。

ドーパミンは、一般に快楽や意欲をコントロールする脳内ホルモンとして知られることが多い物質ですが、この黒質では、主に運動機能の調整を行っています。
パーキンソン病患者が、手や指のふるえ、筋肉の硬直、顔面の無表情、特有の歩行障害などに見舞われるのも、ミトコンドリアの機能不全によって、黒質内のドーパミンの分泌が不足することが原因であるといえるのです。

また、痴呆性疾患の一つであるアルツハイマー症も、脳内に不良たんぱく質(β-アミロイドたんぱく)が蓄積することで、神経細胞がアポトーシス(細胞死)することが原因とされています。

手足やのど、舌の筋肉を動かす運動神経が働かなくなり、手や指が動かしにくく、自由に話したり、咀嚼したりしにくくなる筋萎縮性側索硬化症も、脳内に蓄積された不良なたんぱく質が引き金になっているという説もあります。

こうした脳・神経系の難病を予防し、改善していくうえでも、細胞内解毒がきわめて重要な役割を果たしていることがわかるでしょう。

もちろん、脳内にかぎらず、ガンやアレルギーなどの免疫系疾患などにも細胞内解毒(オートファジーやユビキチン-プロテアソームシステム)の機能不全が関与しているという報告があります。
細胞内解毒に着目することが、これからの時代の医療の大きなテーマの一つになってくるはずなのです。

新谷弘実先生 著
『酵素力革命 若返り酵素「ニューザイム」を活性化させる生き方』 より抜粋

腸から変わる「新谷式美容・ダイエット法」

2018-01-20 09:30:01 | 酵素力革命/「腸」の健康革命
第四章 腸から変わる「新谷式美容・ダイエット法」

【ファスティング(断食)の本当の目的とは?】

ここで、「新谷式美容・ダイエット法」の話題に戻りましょう。
私は先に「水」「排泄」「酵素」の重要性について一つ一つ検証してきましたが、この「腸から変わる「新谷式美容・ダイエット法」」の冒頭でお話ししたように、これがすべてというわけではありません。

この三つのキーワードが実践できるようになってきたら、ぜひトライしてほしいことがあります。
それがファスティング(断食)です。

断食というと、「食べないことで体重や体脂肪を減らす」ことが目的だと思っている人もいるかもしれませんが、それは結果として得られるであろうことの一つにすぎないとお話ししました。

そうした数値を云々することではなく、先に解説した「体内の毒素の排出=デトックス」こそが一番の目的なのです。

ではなぜ、「食べないこと」がデトックス効果につながるのでしょうか?
それはいうまでもなく、現代人の多くが「食べ過ぎ」であるからです。
しかも、消化の悪い動物性食品や添加物のたくさん入った加工品を当たり前のように口にし、知らない間に有害な化学物質も相当量、摂取してしまっています。

こうした「悪い食品」を消化吸収し、有害物質は解毒もする・・・・・・私たちの体(腸)が日夜休むことなくフル稼働していることに気づいてください。
何も気をつけず、ただ生活しているだけでは、デトックスは滞るばかりなのです。

もしあなたが、あなたの内臓と同じように働かされているとしたら、おそらく数日もしないうちに音を上げて、ヘタをしたら過労死してしまうかもしれません。
それくらいタフな仕事をして、私たちを支えてくれている体を、時にはいたわり、ゆっくり休ませてあげる必要があると思いませんか?

ファスティングによって「食べない時間」を作るということは、あなたの体に新しい仕事をさせず、一定の休養を与えることを意味します。
そうやって休んでいる間に、腸にたまった老廃物が自然と処理され、体液(血液、リンパ液)もクリーニングされていくため、身も心もスッキリとした状態にリセットできるのです。
それがファスティングによって得られる、最大の健康効果といってもいいでしょう。

こうしたファスティングの健康効果を最大限に引き出すには、この章で解説した「よい水」と「酵素」の補給がカギを握っていることがわかるはずです。

「良い水」は体液と細胞の浄化をうながし、「酵素」は全身のエネルギー代謝を活性化させる働きがあるからです。
ファスティング=断食といってもまったく何も食べないわけではなく(そうした絶食は医学的にもおすすめできません)、「良い水」や「酵素」を含んだ新鮮な果物、サプリメントなどが必要なのです。

また、もう一つのキーワードである「排泄」に関しては、ファスティング中にコーヒーエネマや、私の開発した「花ハーブのコーヒー」を併用することで、さらにデトックス効果を高めることができるでしょう。

最近では、こうしたファスティング(断食療法)が合宿形式で行われたり、週末の2日間を利用した手軽な「週末断食」を、自宅で実践したりしている人も増えてきているようですが、できればここでお話ししたファスティングの原則論をよく理解されたうえでトライしてみてください(私が考える「新谷式ファスティング法」についても、別の機会に公開したいと思っています)。

なお、ファスティングに代表される「食べない」ということの意味については、前述した細胞内で働く酵素との関わりを考えることで、生命力を活性させる新たな可能性が見えてきます。
詳しくは次章「「ニューザイム」の新世界」で解説しましょう。

【私が考える「理想の食生活」】

この章の最後に、ここまでの内容を整理しながら、健康の増進、美容と若返り、自然なダイエット・・・・・・すべてに通じる「理想の食生活」について、私なりにシミュレーションしてみることにしましょう。

まず、主食として玄米や雑穀のような未精製の穀類を摂ることは、「理想の食生活」を実現するうえで最も重要なことです。
主食という言葉からもわかるように、それがあなたの健康の土台となりうるものだからです。

この土台を、主要な栄養素が削られてしまった「死んだ食品=白米」でまかなおうとしたり、ダイエットと称して「主食=ご飯」の摂取そのものをなくしてしまったりすることは、ハッキリいえば、自分の寿命を縮めているようなものです。
この章で紹介したような一面的で偏った栄養理論にふりまわされず、いったい何が基本なのか?
自然の摂理をふまえたうえで判断するべきでしょう。

私の場合、朝はまず簡単な体操や深呼吸を行ってから、先にお話ししたように「よい水」を500~750ミリリットルほど、ゆっくり補給することを習慣にしています。

この水が腸内に達する20分後を目安に、今度は季節の果物をいただき、酵素やビタミン、ミネラル、糖質を補給します。
和食のメニューを基本にした朝食を摂るのは、さらにこの30~40分後です。

身支度などを含めても、起床から家を出てクリニックに向かうまで2時間ほどあれば、こうした「余裕のある朝」を過ごすことができます。
調理に関しては、基本的に家族の協力も必要ですが、温野菜や納豆、海苔などがメニューで、それほど手の込んだおかずをいただいているわけではありません。
一人暮らしの人でも工夫すれば十分に実行できると思いますが、いかがでしょうか?

日頃の食べ過ぎが気になっている人は、よい水と果物をたっぷり摂って出かけるだけでも悪くはありません。
お昼までの短時間ながら「断食」には違いないわけですから、手軽な形でデトックス効果が得られるでしょう(バタバタと支度をし、コーヒーだけ飲んで出社というのは、もちろん「断食」にはなりません)。

日中の時間帯に心がけてほしいのは、とにかくよい水をこまめに摂取するということです。
私は昼食と夕食の1時間前に水を飲む時間を設け、それぞれ500~750ミリリットル程度、ゆっくり飲むようにしています。

外食には腸相を悪くするものが多いので、お昼ご飯に関しては、可能ならば玄米・雑穀ご飯のお弁当を持参したほうがいいでしょう。
おかずに凝ったりせず、おにぎりを2~3個作っていくだけでも十分です。

もちろん、外食しなければならないケースも少なくないと思います。
そうした場合でも、油っこい肉料理などはなるべく控え、消化のよいものをゆっくり噛むことを心がけてください。
肉類をなかなかやめられないという人は、食前に酵素サプリメントを飲むようにすると消化がスムーズになります。

何を食べてはいけないと神経質になるのではなく、たえず自分の腸相=腸の状態を意識し、食べたものがきちんと消化され、排泄されているか、気を配ることが大事です。
自分が作った禁止事項に縛られすぎて、肝心の「体の声」が聞こえなくなってしまったら元も子もありません。
体の声がよくわからないという人は、お通じの頻度や便の状態を観察することが一つの目安になるでしょう。

【細胞を休ませる習慣とは】

食生活と直接関係はありませんが、私が日中に心がけていることの一つに、疲れを感じたらこまめに「仮眠」をとるということがあります。

仮眠といっても長時間眠るわけではなく、ほんの5分程度目を閉じて休息することも含まれています。
私の場合、クリニックに勤務しているときは、昼食を摂ったあとに30分程度、ベッドに横になって仮眠をとることにしています。
これは、ほかのスタッフも同様です。
その日の電話当番以外は、イスなりソファーなり、めいめいリラックスできる場所を確保して、心身をリラックスさせるのです。

たかが5分、たかが30分と思われるかもしれませんが、これだけでも細胞にとっては貴重な休息時間です。
心も体もたえ間なく働き続けていた状態をリセットし、新たな気持ちで仕事に打ち込むためにも、「頑張り過ぎない」「根を詰め過ぎない」ことをたえず心がけるべきでしょう。
また、デスクワークが中心の人は、パソコンに張り付いてばかりいる状態を避け、定期的に席を外し、深呼吸をしたり、よい水を飲んだりするなどして、気持ちをゆるめるようにしてください。

基本的に私は、仕事を家庭に持ち込んだりはしません。
クリニックでの診察を終えたら、約束がある時以外は家に帰って夕食をいただき、あとは就寝するまでリラックスした時間を過ごすようにしています。

夕食については、「新谷式食事健康法」の考え方に基づいた、植物性食品を中心にした和食メニューをいただいています。
玄米や雑穀のご飯を主食に、味噌汁、サラダ、煮物、和え物、納豆。
これらに加え、動物性食品は、主に魚を焼いたり煮たりしたものを口にすることがあります。
肉類はほとんど食卓にのぼりません。
年に1~2度、レストランなどで良質なものをいただくくらいです。

こうした夕食を終えてからは、消化に余分な酵素を使わない状態で眠りにつくため、基本的に何も口にしないことにしています。
水も、のどが渇いたときにコップ一杯程度飲むくらいで、日中のようなペースで摂取はしません。
寝る前はなるべく胃を空っぽにしておいてから布団に入ったほうがいいのです。

もちろん、リラックスが必要だからといって、アルコールやタバコを摂ることは絶対にありません。
ともに一時的な心地よさは得られるのかもしれませんが、時間とともに血管が収縮し、全身の細胞に栄養や水分が運ばれにくくなります。
また、細胞にたまった老廃物や毒素を排出することもうまくできなくなるため、代謝に関わる酵素が無用に浪費されてしまうことになります。

せっかく「よい水」を摂り、「よい食事」を心がけていても、こうした場面で酵素が浪費されてしまえば、いつまで経っても生命力は高められません。
そのことは、きちんと理解しておいたほうがいいでしょう。

【人生が変わる食べ方】

私のクリニックには毎日、数多くの患者さんがやって来ますが、その一人一人の食歴を聞き、様々な悩みに耳を傾け、治療をし、必要な場合、内視鏡検査でその患者さんの胃や腸を診察していくといった仕事を繰り返す中で、「よりよく生きる」ということの意味についていやおうなく考えさせられます。

あなたの体は、あなた自身であり、そこにはあなたの生きてきた結果がすべて刻まれています。
厳しいいい方に聞こえるかもしれませんが、あなたが何かの病気にかかったり、体調不良に陥ったりするということは、自分自身を粗末に扱い、「体の声」に耳を傾けなかった結果ともいえるのです。

「良い食事」や「良い水」を摂ることを心がけず、忙しさにかまけて体内の酵素を浪費する生活ばかりをしていたら、その代償として病気にかかってしまうのは、ある意味で当然のことです。
それは、細胞の老化をうながし、年とともにエネルギッシュな活動ができなくなってしまうことにもつながるでしょう。

病気にかかったり、心身が衰えてしまったりすることは、私たちが生きていくうえで「仕方のないこと」ではありません。
あなたの努力次第で、いまからでも、いかようにでも変えていけるものなのです。

つらく苦しい思いをする前に、自分の体をもっと大切にし、若さと健康を維持するための努力をしてほしい・・・・・・そう願うのは、医師である私だけではありません。
私以上に、あなた自身の体が痛切にそれを望んでいるはずだからです。

自分の体はいま何を望んでいるのか?
喜んでいるのか?
悲しんでいるのか?
怒っているのか?
・・・・・・物をいわない体のメッセージに、きちんと耳を傾ける時間を作ってみてください。
そうした習慣をつけるだけでも、あなたの生き方は変わっていくはずです。
すると、本書で私がお話ししてきたことも、いま以上に明確に理解し、受け止められるようになっていくはずです。

自分の体の声を聞き、生き方を修正していくうえで、大きなカギを握っているのが、毎日の食事です。
食べているものがあなた自身の細胞のもとになり、心と体を作っているという現実にもっと注意を払うようにしてください。

私が提唱する「新谷式食事健康法」を実践し、少しずつでも腸相が変化してくると、体調だけでなく、意識が変わり、人生も変わっていきます。

人生が変わるというのは大げさな話ではありません。
「食べる」ということには、それだけの強い影響力が秘められているのです。

「よい食事」によって腸が安定すれば、体調がよくなっていくだけでなく、心が徐々に安定していきます。
イライラや不安、怒りなどがあまり現れなくなり、物事が肯定的にとらえられるようになることに気づかされるでしょう。

冒頭でお話ししたように、腸という「内面」にあなたの探している「答え」が隠されています。
「心の旅」というと漠然とし過ぎていますが、じつは腸という小宇宙こそが、その旅の舞台なのだといえるでしょう。
その舞台で日々織りなされている、無数の微生物たちと酵素やミネラルの共生と調和の中に、私たちがよりよく生きるヒントが見つけ出せるはずなのです。

次の章「「ニューザイム」の新世界」では、こうした小宇宙を構成している個々の細胞の中へと目を向け、そこで働いている酵素=ニューザイムについて考察をしていきましょう。

新谷弘実先生 著
『酵素力革命 若返り酵素「ニューザイム」を活性化させる生き方』 より抜粋

『ガンを考える』

2018-01-15 08:58:15 | 予防医学・健康医学
1.はじめに

日本のガン医療の最高峰、国立がんセンターの歴代の総長の殆どがガンで他界し、身内をガンで亡くしています。
最先端の医療研究、医療技術、優れた人材(医師群)、最新鋭の医療機器に支えられてもガンで亡くなるのは一体どういうことなのでしょうか?
これはガンの3大療法(抗ガン剤治療、放射線治療、切除)に大きな問題があることを物語っています。

岡山大学医学部付属病院のインターンが「人はなぜガンで亡くなるのか」を多くのガン患者の死亡例を調べ上げて博士論文にしました。
それを医学部長に見せたところ、部長は血相を変えて、その論文をその場で破り捨てたそうです。

その論文の内容はガンで死ぬのはわずか20%で後の80%はガン治療による感染症で死亡していることを突きとめました。

特に抗がん剤は正常細胞を攻撃し、造血機能を破壊し、血漿板を壊滅させ、白血球やリンパ球を激減させます。
そのことにより、味方であるNK(ナチュラルキラー)細胞を激減・死滅させます。
その結果、自己免疫力、自然治癒力が失われ、細菌やウイルスに対する抵抗力が無くなり、肺炎、多臓器不全、全身がカビで覆われる、院内感染などにより死亡することを突きとめました。

しかしながら、3大療法で経営が成り立っている医療業界、製薬業界は死活問題になります。
そのため、医学部長は激昂して博士論文を破り捨てたものと判断されます。
2014年5月末にWHO(世界保健機関)が抗がん剤の効用を否定するどころか、抗がん剤の害毒を認めました。
これを受け、日本ではようやく7月15日に、ガン治療の現場で「抗がん剤を使わせる指導」を撤回することが決定しました。
ただし、すぐに法律で禁止し、行政指導するのではなく、当面は医療機関がこれまで購入している備蓄分を使うことを容認し、そのあとに通達が出されることのようです。
しかしながら、このような重大な事実をテレビ、新聞などのマスメディアは、NHKも含めて一切報道しません。
これは30年前と同じです。
医療業界、製薬業界、厚生労働省はお互いの既得権益や利益を守るため、皆裏で繋がっています。
マスメディアには製薬業界、医療業界から多額の広告宣伝費が入りますので、口を閉ざしています。
何のための報道機関なのでしょうか。

1985年にアメリカ国立ガン研究所のデヴィタ所長が「ガンの化学療法は無力だった」と証言しました。
抗がん剤を投与すると一部の患者に縮小が見られます。
しかし、ガン細胞は自らの遺伝子を変化させ、忽ち、抗がん剤の毒性に耐性を獲得してしまいます。
したがって、抗がん剤はガン細胞に対して、全く効果を失います。
がん患者は、ただ抗がん剤の毒性を被るだけです。
デヴィタ所長はガン細胞が耐性を獲得する遺伝子をアンチドラッグジーンズ(ADG、反抗がん剤遺伝子)と命名しています。
これは抗がん剤の有害無益性を立証する衝撃的な出来事でした。
ところが、日本のテレビ、新聞などのマスメディアは箝口令を敷いて、この事実を一切国民には知らせませんでした。
抗がん剤は有害無益という衝撃的な証言から30年近く経ってから、ようやく抗がん剤の使用を止めることになったのは、遅きに失する感が否めません。
その間、有害無益な抗がん剤の犠牲になった多くの尊い命を考えると無念の極みです。

日本は欧米で売れなくなった抗がん剤の在庫処分場です。
その在庫は日本の在庫ではなく、アメリカの在庫です。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、抗がん剤を禁止しています。
抗がん剤はガンを多発化させるというのがその理由です。

WHO(世界保健機関)も抗がん剤の使用を自粛するように通達しています。
ところが、日本の厚生労働省では抗がん剤の使用禁止、あるいは自粛を通達していません。
その理由を役所に確認したところ、「市場在庫があるから」ということだったそうです。

患者の生命を守るということよりも、市場で余った抗がん剤、しかも海外で余った抗がん剤の在庫処分場の受け皿として無知な患者が犠牲になっています。
抗がん剤の特許はアメリカ企業が保有しています。
アメリカで売れなくなったので日本に流しています。
日本のガンビジネスは世界的に見ても最凶最悪です。
ガン患者に絶望、不安、激痛、死を与える暗黒ビジネスです。
元国立ガンセンターの初代総長の島村医師が自分の患者6000人について術後10年後どうなっているのか、追跡調査したところ、100%全員、亡くなっていたそうです。
これが現在のガン治療(3大療法)の実態です。
お医者様信仰、薬依存症の無知な日本人はガンマフィアにとって最高の狩猟場でもあります。
日本は欧米では毒薬だとバレた抗がん剤やワクチンの最終処分場です。
アメリカのガン患者は明るいそうです。
なぜなら、ガンは治る病気だと思っているからです。
その点、日本ではガンは不治の病であると医者も患者も思い込まされています。
例えば、余命1ヶ月と宣告された乳がんの患者が人参とリンゴのジュースをコップ1杯、1時間ごとに1日13回飲むジュース断食を3ヶ月続けたところ、完治しました。
ガンの患者学研究所(横浜市青葉区)でも動物性蛋白質を一切排除した玄米・菜食の食事療法でかなりの治癒実績を上げています。
会員数800名の名古屋の「いずみの会」では後述するように初期ガン4分の1、中期・末期ガン4分の3の生存率は名古屋医大もびっくりするような94.8%の実績があります。
この会も玄米・菜食を基本とし、ガンのエサである肉食はしない、適度な運動をする、体温を上げる、明るく楽しく生きる、好きな事をするなどといった療法で治癒実績を上げています。四国の土佐清水市の土佐清水病院では、丹羽靭負院長の指導による食事療法と温熱療法を組み合わせた「丹羽がん療法」でかなりの治癒実績を上げています。
ガンになったら医者任せにしないで徹底的に勉強して自分の命は自分の頭で考え、自分を守ることが大切です。
中途半端な勉強や不確かな情報に惑わされて後悔しないようにすることが肝要です。
多くの国民は、毎日、洪水のように垂れ流されるコマーシャル、グルメ、スポーツ番組などにすっかり洗脳されて平和ボケになっていて、真実を知ろうともしません。
危機意識も欠落しています。

欧米では、既に殺細胞剤(抗がん剤)の使用頻度は、極めて低く、もっぱら分子標的薬が使用されています。
分子標的薬とは、ガン細胞の表面にある蛋白質や遺伝子を識別して攻撃する薬です。
抗がん剤はガン細胞と一緒に免疫細胞まで殺してしまいます。
しかし、分子標的薬は、免疫細胞は殺しません。
それが、分子標的薬の特徴なのです。
しかしながら、分子標的薬にも従来の抗がん剤とは程度の差はありますが、重篤な副作用を伴う場合があります。
それは、心不全、間質性肺炎、高血圧、消化管穿孔などです。
また、分子標的薬は従来の抗がん剤に比べて副作用が少ないと言われています。
いずれにしろ、抗がん剤は毒物ですから、副作用が軽減されたとはいえ、50歩、100歩です。

平成28年11月20日(日)にNHKスペシャル、「がん治療革命が始まる、打つ手がない患者に光」のテレビ番組が放映されました。
プレシジョン・メディシン(Precision Medisin)、精密医療という治癒法です。

最初にがん患者のがん細胞を採取し、がんの遺伝子情報を解析し、その解析結果に基づいて、異常増殖したタンパク質に合わせた分子標的薬を投与し、効果的な治療を行おうというものです。

患者1人ひとりに最適な薬の種類と量を特定し、従来の抗ガン剤治療よりもはるかに効果的な治療を目指そうとするもので、オーダメイド治療に近い概念を持っています。
2015年に国立がんセンター東病院など全国の約235の医療機関と10数社の製薬会社とが連携してスクラム・ジャパンを立ち上げ、現在7000人の患者の治験を行っています。

運良くがんの遺伝子が特定できた患者もいれば、特定できなかった患者もいます。
アメリカでも盛んに研究が行われ、遺伝子を特定するのに1600万円もかかる場合があるそうです。
日本での検査費用は40万円~100万円です。

日本では保険適用外ですので、1ヶ月の薬代が90万円かかる患者もいます。

遺伝子を特定した分子標的薬は従来の殺細胞剤よりも薬害が少なく、がん細胞の退縮を効果的に行うことができますが、一時的に退縮したガンもガン体質を改善しない限り、リバウンドします。
ガン細胞は抗ガン剤に対して耐性ができてきて、しばらくすると、その分子標的薬も効果が無くなりますので、新たな抗ガン剤を投与する必要がでてきます。
「画期的な治療法です、倍長生きします」と喧伝されていますが、治癒しますとは言われていません。
食事療法、運動療法、温熱療法、イメージ療法など、心の持ち方も含めて、統合医療の視点から治療を進める方が治癒への近道でもあり、経済的な負担も少なくて済みます。
日本で主に使われている抗がん剤は、殺細胞剤といい、細胞分裂が盛んな細胞に効果を発揮する抗がん剤です。
つまり、がん細胞を狙って攻撃するのではなく、増殖が盛んな全ての細胞を殺してしまいます。
しかし、がん細胞を生み出し、腫瘍を作る親玉的存在のがん幹細胞は、自ら増殖しないで殆ど動きません。
したがって、がん幹細胞は、抗がん剤では、なかなか殺せません。
このため、抗がん剤でガンが一時的に退縮、消滅したとしても、がん幹細胞がしぶとく生き残っていますから、しばらくすると、あっと言う間にガンが再発・転移することになります。

また、抗がん剤では免疫細胞が著しいダメージを受けるだけなので、死期を早めることになります。
また、抗がん剤の強い酸化力で体の還元電位(酸化還元電位)が元に戻らず、酸化状態でガンが転移・繁殖しやすい環境をつくるということが、アメリカ国立がん研究所が、「抗がん剤」は、むしろ、「増がん剤」であると結論づけた理由です。
特にガンは心の影響を受け易く、ストレスがガンの大きな要因の一つになっているとともに、「何としても生き抜きたいという強い意志」と「がんは必ず治る」という信念がガン克服の大きなポイントになります。
したがって、ガンの告知を受けると患者は精神的なショックでガンがますます進行していくことになります。

ガン患者が苦しみながら毎日のように死んでいく生々しい実態が国立ガンセンターの総長の脳に強烈にインプットされています。
それがストレスや脅迫観念になり、「ガンは必ず死ぬ」という恐怖の潜在意識・顕在意識が脳に染みつき、結局そのとおりになってしまっている面もあるのではないかと考えられます。
つまり、ガンの波動と同調して、その通りになってしまっているのではないかと思われます。

特にストレスは自己免疫力(抵抗力)を著しく低下させ、ガンの発症の原因になりますが、同じストレスでも人によってその受け止め方が異なります。

その人の人生観、物の考え方、思考性、性格などがガンの発症を大きく左右します。
自分の周りに起こった出来事を悲観的に捉えるのと、楽観的に捉えるのとでは、雲泥の差があります。
何に対しても鋭敏に反応するのではなく、良い意味で鈍感になることも必要です。

自分がガンになった原因を何ら反省することなく、また、ガンというものを正面から見据えてガン克服の道筋を立てることなく、医者がガンを治してくれると安易に考え、医者に自分の命をまるごと預けることだけは避ける必要があります。
アメリカでの話ですが、職業で一番短命なのが医師の56歳(平均寿命)です。
自殺率の一番高い職業が精神科の医師です。
2004年の死因のトップが医原病(医療行為が原因で起こる疾患、医療関係者の技術的落ち度による医療過誤、不適切な診断、手術ミス、投薬ミス、院内感染など)の年間78万3936人、2位が心臓疾患の69万9697人、3位がガンの55万2511人です。
日本でも同じような傾向です。
自分の健康管理もまともにできない医師に人々は何故、命を丸ごと預けるのでしょうか。

ガン克服のポイントはガンになった要因を一つ一つ取り除いていくとともに、今までの食生活、生活習慣、ライフスタイル、運動不足、人生観、考え方などを改めることからスタートします。

体質の面で勘違いされ易いのが、「遺伝」に関する知識です。
よく、母も祖母も肺ガン、姉妹は胃ガンで亡くなっている。
うちはガンの家系だといった話を聞きますが、この知識は誤りだそうです。
「ガン」と「遺伝」との関係は、ガンになり易い体質、なりにくい体質、といったざっくりとしたレベルではなく、遺伝に起因するのは、ごく一部のガンだけだそうです。
特に遺伝リスクの高いのは、「大腸ガン」、「乳ガン」、「前立腺ガン」の3つです。

これらのガンは「遺伝性・家族性腫瘍」と呼ばれ、遺伝に関与する可能性が高く、その原因は、「ガン抑制遺伝子の異常」の遺伝とされています。
親類がこの3つのガンで亡くなっていることが多い場合には要注意です。

ガンの原因は主として次の事項が複雑に錯綜してガンの形成を底辺で助長し、最終的に氷山の上に突き出たガンという形で現れます。

●ガンになる主な要因とその対策

1) ストレス(ストレスを上手に発散できる生活術を身につけます。人の目を気にし過ぎて無理して良い人にならないようにします。できるだけ自分に正直に生きるようにします。頑張り過ぎないようにします。)
発ガン物質によるガンはごく僅かで95%は日常生活でのストレスからガンを発症しているそうです。

2) 生きがいの喪失(明るく楽しく生きるように努めます)、生きる意義・目的を明確にします。
どうしても生きたい理由を持つようにします。
より前向きに生きるようにします。
抑圧された感情を解放します。
自分の魂と深く繋がるようにします。
健康には次の4つの健康があります。
 1)身体の健康、2)心の健康、3)社会的健康(職場、友人、親兄弟などと仲良くできるか否か)、4)魂の健康
魂の健康とは、自分の心がいつも暖かく、優しく魂を包み込んでいる状態であり、自分を許し、自分を愛し、自分を肯定することです。
ただし、「利己主義」や「わがまま」とは異なります。
直観に従います。
周囲の人の支えを素直に受け入れるようにします。
悩み過ぎないようにします。
孤独感、絶望感、焦燥感、無力感、脱力感、あきらめなどから脱却できる方法を見つけるようにします。
いくら考えても解決できない問題は考えないようにします。

3) 心の平和を保つようにします。
明るく楽しく生きるようにします。
家族や職場の仲間との融和を保つようにします。

4) 自分がガン患者であることを忘れるような感動的な体験・趣味・サークル活動など、夢中になれるものを見つけるようにします。
宮崎在住の75歳のある高齢者は若者に交じって生まれて初めてサーフィンを始め、サーフィンに夢中になっているうちに末期ガンの状態からいつの間にかガンが完全に消えていました。
健康づくりには留意しますが、病気のことは考えないようにします。

5) 心の乱れ、考え方の歪み(特に頑固な人はガンになり易いようです)

6) 笑いや感謝の気持ちの欠如(自分が家族、仲間、友人、自然環境などによって生かされていることに感謝するようにします。)
明るく楽しく生きるようにします。
ガンの治療法の一つに「笑いの療法」があります。

7) 暴飲・暴食を避け、腹8分、理想的には腹6分にします。
なお、午前中は胃液が十分に働いていないので、正午~午後8時頃までの食事が理想的です。

8) 食生活の乱れ(血液サラサラの食生活からほど遠い食生活、欧米型の食事、脂肪分の多い食事、肉食・白米食、乳製品の摂取、過食・飽食による体内毒の蓄積など)を改めます。

生野菜菜食(果物)を基本にした玄米・菜食を実行します。

プラントベースのホールフードの食事(野菜、果物、豆類、穀物、木の実、種子類などを精製・加工せずにそのまま丸ごと食べる食事)を実行します。

ここで大切なことは炊き立ての玄米は毒素を排出する効果(デトックス効果)はあるものの、栄養の吸収が悪く、効果があまり期待できません。
炊いた4日目あたりからの酵素玄米(色が薄いコーヒー色に変色)がお勧めです。
玄米に小豆と少量の塩をいれると健康づくりにより効果的です。
酵素玄米は容量の大きい保温ジャーで保存します。

変色の進んだ古い酵素玄米から食べるようにします。
1日に1回天地をひっくり返すようにします。
2週間ぐらい経過しても酵素が働いた美味しい玄米が楽しめます。
IH炊飯器での保温は電磁波を受け続けた玄米を食べることになるので、避けるようにします。
元気ばあちゃんの若杉友子さんは圧力釜を敬遠して、土鍋で玄米を炊いています。
また、玄米を良く噛むことも必要ですが、あまり噛み過ぎて歯を痛める人もいますので、注意する必要があります。
なお、健康食品とされている納豆は食べ方があります。
冷蔵庫から取り出した納豆をそのまま食べると納豆菌が働いていないので60℃の状態で30分程度経過した後に食べるようにします。
良い納豆の見分け方は、3日~4日常温で保管し、匂い、色、味、型崩れの状態を判別します。

9) 低体温(身体を冷やさないようにします。ガン細胞は35℃体温で著しく増殖します。シャワーを止めて風呂、温泉などにゆったりと浸かります。靴下を2枚~3枚重ねてはくようにします。)
イタリアのある村でマラリアが流行ったため、溜め池を埋め立てたら、マラリアは無くなったものの、逆にガン患者が増えました。
これは40℃~42℃の高熱でガン細胞が死滅した結果だそうです。

10) 高血糖(糖尿病の人はガンに罹り易い要因を抱えています。)
ガンは糖を大量に使って酸素なしで生きています。
PET検査(陽電子断層撮影法)はブドウ糖を原料にした検査薬(FDG)を注射して、この薬剤が体のどの部分に取り込まれるかを専用のPETカメラで観察することにより、ガンの位置や大きさを確認する検査法です。
これは、ガン細胞が糖を好み、ブドウ糖を取り込む解糖系で正常な細胞に比べて活動が活発であり、正常細胞の3倍~16倍のブドウ糖を取り込み、ブドウ糖がガン細胞に集中することを応用したものです。

11) 適度な運動を行う習慣を身につけます。
ウォーキング、水泳など有酸素運動を行います。
競技スポーツは頑張り過ぎたり、ストレスを生じ易いので、避けます。
また、マイペースでできる運動がお勧めです。
激しい運動は尿酸値を上昇させますので、痛風の人は避けるようにします。
競技スポーツや激しい運動は無酸素運動で活性酸素を生じるので避けます。
NK細胞は激しい運動によって活性が低下することが分かっています。
例えば、2時間半のランニング後にNK細胞が50%~60%低下したという報告もあります。
このようなことから、ランニング、テニスなど、激しい運動は避ける必要があります。
NK細胞は免疫細胞の一種で体内をパトロールしながら、ガン細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃してくれるボディガードの役割があります。
また、できるだけ日光に当たるようにします。
日光浴は日差しの強くない午前中に行います。
できることなら朝日が上がった時の日光浴がお勧めです。
ガン細胞は低酸素、低体温、高血糖で著しく増殖します。
したがって深呼吸にはガンの予防効果があります。
呼吸法を会得するのもガンの予防・治癒に繋がります。
塩谷信夫医学博士の「正心調息法」がお勧めです。
数ある呼吸法の創始者で一番長生きしたのが博士の106歳だからです。
博士は幼少の頃から病弱でした。
なんとか自分の病弱を克服しようとして考案されたのが、正心調息法です。

12) 睡眠不足になったり、疲れ過ぎないようにします。
十分な睡眠と休養を取るようにします。
細胞が生まれ変わるのに必要なのは、睡眠です。
体内で細胞が入れ替え作業をするのに必要なのが、酸素、栄養、睡眠です。
人間は重力という負担のもとで生活しているので、骨は活動している昼間は身体を支えるのが精一杯で細胞を作ることができません。
したがって、睡眠はとても大切です。

13) 大腸ガン、膀胱ガン、肺ガン、アレルギー性疾患、動脈硬化とそれによる心臓病の発病・発作、中枢機能の低下などの発生原因の一つに浄水器を使用しないで有機塩素化合物の含まれた水道水を摂取することが挙げられます。
また、塩素よりも危険なのがトリハロメタンです。
水道水に含まれる塩素は炭素、窒素、酸素以外の元素と化合して有機塩素化合物を作り、発ガン物質であるトリハロメタン、クロロ酢酸などを発生させます。
したがって、浄水器は生活必需品です。
水道水を煮沸すれば塩素は無くなるのではないかと誤解している人がいますが、総トリハロメタンは100℃で最高になります。

健康を維持していく上で欠かせないのが人体の70%を占める水です。

水は生物に命とエネルギーの情報を伝える触媒です。
したがって、水質が劣化していると、いくら身体に良い健康的と思われる食物を食べてもその生命情報が身体に十分に伝わらず、ビタミン、ミネラルなどの吸収効果が低下してきます。
水は生き物です。
水や雪の結晶に「馬鹿野郎」などという汚い言葉を発すると結晶が崩れてきます。
「ありがとう」など綺麗な言葉を発すると綺麗な美しい結晶になります。

日本の水道法では1993年12月の日本水道水質基準の大幅改定により、塩素の濃度基準の下限値が1リットルで0.1ppm以上、目標値が1ppmとなっています。
過去に世界で最高の塩素が投入されたのが、東京の玉川浄水場の100ppm~150ppmです。
アメリカ、ヨーロッパでは0.1ppm以下になっています。

ドイツでは0.05ppm以下です。
これは第二次世界大戦が終わった後の1946年(昭和21年)にGHQ(連合国総司令部)により、水道水への塩素処理の強化が指示されました。
その時の浄水場での塩素濃度は2ppmで給水栓末での塩素濃度は0.4ppmだったそうです。
この濃度は今までの日本の塩素濃度の10倍だったそうです。
日本の塩素濃度は、先進諸国の5倍~15倍と言われています。
生活排水、農業排水、工業排水などの影響で日本の水が汚染されるようになり、また、1960年代後半以降に水道水の浄化方式が緩速濾過方式から急速濾過方式に転換したことで浄水場での塩素の投入量が増えていきました。

ウォシュレットの普及に伴い大腸ガンが増加しています。
それは吸収率の良い肛門から塩素が体内に取り入れられるからです。
特にシャワーは危険です。
水道水がシャワーヘッドで水滴にされ、表面積が広くなる分、吸収も多くなるからです。
シャワーや風呂を通して吸収する化学物質の量は、水道水を飲む場合の100倍近くになると計算されています。
元栓直結型の浄水器が理想的ですが、マンションなどでは無理なので、浄水器やシャワーヘッドの浄水器を使うようにします。
風呂の塩素を軽減・除去するには、茶殻、みかんの皮などをネットに入れて風呂に浮かせます。
酵素、万能酵母液(堂園仁氏)も有効です。
浄水器には電解還元水、アルカリイオン水、逆浸透膜水などがありますが、それぞれ問題があります。
「アルカリイオン水や電解水の問題点」というキーワードでインターネットで検索すると、すぐに問題点が明らかになります。

14) 3大療法は避けて、代替療法、自助療法、3大療法以外の有効で安全な医学療法を選択します。

●アメリカのガン死亡率は減少の傾向にあります。
現在、日本のガン死亡率はファーストフード発祥の地であるアメリカを追い越してしまいました。
これは、1991年に「毎日5皿以上の果実と野菜を取れば、ガン、心臓病、高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを低減できる」という「5 A DAY」運動が官民一体となって始まり、その後、全米に拡大した一大運動の成果です。
運動開始の3年目から効果が出始め、野菜、果物、豆類の摂取量が増えた結果、ガンの発症率と死亡率が減少しました。

アメリカでの成果を受け、現在では30ヶ国以上が「5 A DAY」運動を展開しています。
野菜や果物を摂れば活性酸素を中和するファイトケミカルを豊富に摂ることができ、その結果としてガンの死亡率、発症率が減少に転じています。
したがって、塩分なしの野菜ジュースはガンの予防・改善効果があります。

千島喜久男氏が唱える「千島学説」によれば、「ガンは病的状態の赤血球が融け合った集合体から発生する」と主張しています。
この説に則れば、「食事を改めて、きれいな血液を作ればガンは治る」とされています。
血液サラサラの生活術は健康づくりの要です。

朝は排泄の時間帯です。
朝から過食すると消化にエネルギーを取られ、排泄がうまくいかず便秘気味になります。
また、午前中は胃液が十分に働きません。
便秘になると老廃物が体内に滞留し、血液が濁り、体調不良が続きます。
肌荒れも進みます。
一方、食物はよく噛んで食べることが大切です。
唾液には「発ガン物質」の毒消し効果があります。
これは、唾液に含まれる酵素が持つ抗酸化作用によるものです。

●ガン細胞は正常細胞の遺伝子に傷がつくことによって生まれます。
細胞を傷つけるのは「活性酸素」です。
今、日本人の健康を害する4大疾患(ガン、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病)のいずれもが、活性酸素が関係しています。
一方、若い時と50才を過ぎてからのエネルギー生成系とその原料が異なっているそうです。
50才を超えても糖質を必要以上に摂取していると「解糖エンジン」が再び活発に動き出し、解糖エンジンに邪魔され、「ミトコンドリアエンジン」に支障をきたし、取り込んだ大量の酸素が活性酸素に替わってしまいます。

したがって、50才を過ぎてから白米、パン、うどんなどの炭水化物の過剰摂取は老化を早めるとともに、ミトコンドリアエンジンの働きを弱めるため、ガンに対する抵抗力が低下することになります。
また、炭水化物の重ね食い(ごはんを食べた後、うどんを食べるなど)を続けるとアミロイドβが脳に蓄積し、脳細胞を破壊し、数十年かけてアルツハイマー型認知症になります。

15) 電子レンジ、IH調理器、ホットカーペット、電気毛布による健康被害

旧ソビエト連邦では電子レンジの使用を法律で禁止していました。

法律で禁止するほど健康被害が大きいということです。
EU諸国では電子レンジは殆ど使われていません。
日本ではNHKの料理番組でも公然と使われていて、多くの国民が電子レンジの怖さや健康被害を知りません。

電子レンジは便利だからという理由で使い続けています。

「国際自然医学会」の会長でもある森下敬一博士の話によると、動物実験でも電子レンジで調理したエサだけを与えていた動物は皆、死んでしまったそうです。
電子レンジはマイクロ波を食品に照射し、その波動が分子を揺らし、熱を生じさせます。
その際、有害物質が生成されます。
また、栄養価も60%~90%激減するそうです。
しかも、電子レンジで調理した料理はまずくて食欲が低下します。
電子レンジは食物の細胞分子を破壊します。
そのため、料理を食べた時に分子は反動的に体内の酸素を使って切れた分子を繋ぐため、酸素欠乏を起こします。
それが、病気やガンの原因になります。

ロシアとドイツにおけるマイクロ波の生物学的影響に関する明確な調査の結果では、電子レンジの弊害として、電子レンジで調理したものを食べると食べた人間の血液に変化が起こると結論づけています。

その弊害は次の通りです。

1) ガンの発生効果
・環境中の制御されない放射によってアルファ分子およびベータ分子の顕著な浸透が見られる。
・牛乳と穀物の水溶性蛋白質の中に発ガン物質が発生する。
・栄養素の安定的崩壊が起こり、消化不良を引き起こす。
・食物中の化学的変化により、リンパ系の機能不全が見られる。
・前ガン状態に対する免疫力を低下させる。
・マイクロ波照射食物を摂取することにより、血液中のガン化細胞の存在する率が高まる。
・冷凍フルーツに対するマイクロ波照射は糖質に対して破壊的な変質を起こす。
・野菜の場合、生でも、調理されたものでもごく短時間の照射で食物アルカイド(果実や野菜の基本的な植物性物質)が破壊される。
・生の根菜類の中には発ガン性の化学構造が発生するものがある。
・比較的高い割合の人々において胃腸系にガン化傾向がみられる。
また、消化器系及び排泄系周辺の組織の悪化と暫定的な機能不全が見られる。

2) 食物栄養価の破壊
・全ての食物のビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE及び主要ミネラル成分の身体的な吸収同化能力が低下する。
・全ての被験食物の生物エネルギー場のうち、60%~90%が失われる。
・新陳代謝機能及びアルカイド、グルコース及びガラクトース(基本的な植物性物質)の同化作用が低下する。
・食肉中の蛋白質の栄養価を破壊する。
・全ての食物の不安定化が促進される。

3) 被爆による生物学的効果
・電子レンジの照射に曝された人間の生物エネルギーの場の破壊が見られる。
これは、エネルギーの場の波長が長くなるという副作用を伴う。
・電子レンジ使用中は、細胞の電位の平衡性が悪化する。
これは血液とリンパ液中において顕著です。
・新陳代謝機能に対する食物のエネルギーを活用する能力が悪化し、不安定化する。
・照射食物を摂取することによって血液に悪影響を及ぼし、身体細胞膜の機能を劣化させ、不安定化させる。
・大脳の連絡機能において電気的な神経パルスが流れる回路に破壊的な影響がある。
・中枢神経と自立神経系に対して神経回路の劣化と破壊、エネルギー場の減衰が同時に起こる。
・覚醒意識を司る神経系統に対して生体電気強度のアンバランスと神経パルスの循環不良が見られる。
・神経系とリンパ系に対して長時間の残留磁気が認められる。
・男性と女性ともにホルモンの生産とホルモンバランスの維持に関して不安定化と阻害が起こる。
・マイクロ波照射に曝された人には、脳波においてアルファ波、シータ波、デルタ波に顕著な不安定化と阻害が見られる。
・これらの脳波に対する妨害のために、記憶障害、注意力の散漫、憂鬱傾向、知性活動の劣化、睡眠障害などが電子レンジや電波中継施設などに関わりなく、マイクロ波の照射を継続的に受けた人々の中に高い割合で報告されています。

IH調理器の欧米での普及率はほぼゼロに近いそうです。
アメリカでの普及率はわずか0.4%です。

その理由は人体にとって危険極まりない強烈な電磁波を発生させるからです。

電磁波問題の世界的な権威のロバート・ベッカー博士は、電気器具から出る電磁波の安全基準は、1ミリガウスとしています。

4ミリガウスで暮らしている子供は、1ミリガウスと比べて、白血病4.73倍、脳腫瘍10.5倍だそうです。
ところが、IH調理器は30cm離れたところでも70ミリガウス前後被爆します。
電磁波は近づくと急激に強度が強くなってきます。

最も電磁波の影響を受けるのは「成長中の細胞」です。
細胞分裂のとき、DNAが分裂し、2本に再構築されるとき、電磁波の振動でDNAが破壊されます。
したがって、受精卵、胎児、子供などが、電磁波の影響を強く受けてしまいます。
妊娠した女性がIH調理器を使用していると流産(初期流産)が5.7倍になるそうです。
DNAの損傷は、発ガン、催奇形性、遺伝病などの原因になります。
さらに、電磁波は、うつ病、自殺、不眠などの精神障害の引き金になります。
めまい、頭痛、耳鳴り、胸苦しさ、倦怠感などは、電磁波過敏症です。

ホットカーペットは、表面で500ミリガウスというとんでもない強さの有害電磁波を出しています。
今すぐ止めるべき電気製品です。
電磁波の悪影響は「強さ」×「時間」であらわされます。
電磁波の強さは電気製品から離れるほど弱くなります。

距離が10倍離れると「強度」は10分の1の3乗で1000分の1に激減します。
したがって、大抵の家電製品は、1m離れれば安全です。
しかしながら、妊婦がホットカーペットに座って過ごす習慣があると胎児の頭部をはじめ身体が強力な電磁波を浴び、催奇形性、遺伝病など病を発症する確率が高くなります。

妊婦が電気毛布を60時間以上使うと胎児の先天性異常が6.2倍、妊娠初期(3か月)に使用すると10.0倍に激増するそうです。

ノーベル賞作家の川端康成が72歳でガス管をくわえて自殺しました。
その原因は、主治医の証言によると、電気毛布の有害電磁波を浴び、脳内セロトニン激減し、「うつ病」に陥り、自殺したそうです。

電磁波の有害性は数万編の医学論文で立証されているにもかかわらず、政府は「電磁波の有害性を立証する証拠が見つからない」と国民を騙し続けています。

朝日新聞のある記者は、「電磁波問題は書けないのです」と言ったそうです。
電磁波の問題はかなり深刻な状態にもかかわらず、テレビ、新聞などのマスメディアは「闇の世界の圧力」に沈黙しています。
そのため、多くの国民は、電磁波の怖さを知りません。
携帯電話のマイクロ波で脳腫瘍が3.9倍という恐ろしい報告もあります。
全国の300万世帯が「オール電化」は文化的な生活であるとマインドコントロール(洗脳)され、電磁波だらけの非文化的で不健康な「オール電化住宅」に住んでいます。

論文で実証された電磁波の有害性は次の通りです。
1) 胎児の異常発育
2) 成長細胞に悪影響
3) ガン細胞の成長促進
4) 発ガン作用
5) 神経ホルモン変化
6) 自殺、異常行動
7) 生理リズム阻害
8) ストレス反応
9) 免疫機能の低下
10) 学習能力の低下

16) 電磁波障害、放射線障害(内部被爆、外部被爆)、PET(陽電子断層撮影装置)による被爆は健康被害をもたらします。

PETによるガン発見率は僅か15%で被爆量が多く、欧米では使われていません。
あとの85%は内視鏡、超音波、CT、レントゲンといった別の検査方法で見つかっているそうです。
また、アメリカでは国のガン研究機関がPETによるガン検診の有効性を認めていません。
日本の全てのガンの3.2%がCT検査に由来するという調査結果もあります。
1回のCT検査での被爆量は検査部位や機種にもよりますが、10~20ミリシーベルトで日本は野放しに近い医療被曝大国だそうです。
これは原発事故の避難勧告地域の年間被爆量が20ミリシーベルトですから、2回のCT検査で最高、福島原発事故の2倍の線量を被爆することになり、原発事故よりもはるかに怖いのに、最先端の検査を受けたという自己満足が優先しています。
無知ほど恐ろしいものはありません。

一般的にPET検査機器は1台が3億円もします。
使用する薬剤の管理費も含めた固定費が年間1億円以上になるといわれています。
したがって、病院側は患者のためよりも病院の安定経営、つまり利益追求のためにPETによる検査を患者にPR・誘導します。元来PETはガンの治療結果をチェックしたり、再発を調べる時に使われる検査でガンの部位があらかじめ特定できている時には威力を発揮しますが、全身のガンをくまなく確認するのには適していません。

17) 血液製剤による内部被爆と生存率の低下

GVHD(輸血性ショック症候群)は輸血血液中のリンパ球が生き残り、患者の体を攻撃することで起きる副作用をいいます。
別人のリンパ球は異物として排除されます。

しかし、患者のリンパ球と似た白血球型の血液が輸血された場合や免疫力が弱まっている場合、リンパ球は排除されずに生き残り、患者の体のあちこちを攻撃します。(日経新聞1998年11月2日)

輸血は血液縁者の血液の方が安全と思い込んでいますが、それは危険な勘違いだそうです。
白血球の型が似通っているので、かえって輸血後のGVHDを発症しやすくなっています。(同紙)

年間120万人が輸血を受けています。
すると単純計算で年間2000人がGVHDを発症していることになります。
GVHDを発症すると、体中から出血して、赤紫色になって、最後は内臓出血で死ぬことになり、一度発症すると助からないと言われています。

輸血1~2週間後に熱が出て、皮膚は真っ赤になり、肝障害を起こし、下痢や血便が出ます。
また、脊髄の血液を作る細胞(幹細胞)が攻撃され、赤血球、白血球、血小板の3系統の血球すべてが無くなり、敗血症を起こし、死亡率は90%以上になります。(同紙)

他人の生きたリンパ球で攻撃された体は皮膚に水疱ができ真っ赤にただれ、42℃~43℃の高熱が出て、頻回の下痢と多臓器不全を起こして、あっという間に死んでしまいます。(八木田医師の解説)

したがって、貧血などで病院に行き輸血を勧められたら、断固断らないと命が無くなります。
輸血は臓器移植と同じなので、避ける必要があります。
実は血液は指紋と同じです。
全ての人が異なっていて、O型、A型などというのは大雑把な分類にしかすぎません。

「血液製剤の副作用、薬害に無知な医師、医療関係者も多い」ということなので、患者の無知は自分の命を縮めることになります。

「輸血が出血を増加させる」という意外な事実を医師も患者も知りません。

医師の99%が知らないという報告もあります。
昭和天皇は、屈強な自衛官の血液を輸血しましたが、下血、輸血を繰り返し、わずか1か月たらずで亡くなりました。
天皇陛下の主治医ですら輸血の危険性を知らなかったわけです。
輸血が逆に出血を増加させるという事実を日本赤十字は隠し続けています。

『ガンを考える』
平成28年11月25日
筆者ーー匿名

技術士(建設部門)
1級土木施工管理技士

【主な業務経歴】
・中心市街地道路計画[ミクロ交通シュミレーションによる](平成15年度)
・宮崎タウンマネジメント計画に係る交通対策(平成14年度)
・大淀川下流防災ステーション計画(平成13年度)
・第四次日南、串間広域市町村圏計画(平成12年度)
・西都市中心市街地商業タウンマネジメント計画(平成11年度)
・西米良村道路整備総合計画(平成11年度)
・高千穂町まちづくり計画[都市計画マスタープラン](平成10年度)
・えびの市営観光施設運営活性化計画(平成10年度)
・過疎地域集落活性化モデル事業(平成9年度)
・綾町史跡文化公園計画(平成9年度)
・新しい「魚の港街づくり」実施計画(平成8年度)
・高千穂観光ルネッサンス構想(平成8年度)
・一ッ瀬川土地改良区活性化構想(平成7年度)
・北浦町総合産業設立準備調査(平成7年度)
・西都市住宅団地整備事業(平成7年度)