アキ・カウリスマキの作風としては、主に社会の底辺に属する労働者や失業者などを主人公にとり、徹底的に踏みにじられる人間性と、その回復を描く。 登場人物の突然の死や、犯罪、旅、音楽など映画の黄金時代の文法を踏襲しながらも、大仰な仕草やドラマチックな科白回しを一切排した演出と、天性のユーモアによって、現代では希有になってしまった心ある人間賛歌を成立させている。
作品の中に登場する花は、人間の心の中に宿る喜びや悲しみを映し出しているように見えるのも作品の特徴。
”街のあかり”より。私が昨日観た”ル・アーヴルの靴磨き”にもさりげなく花が登場し、印象的でしたが画像がなくお伝えできなくて残念です。
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