「春駒」は新春の門出をお祝いに13年間続けてきた門付け芸です。
子ども達に「正月らしさを届けよう」と企画された門付け芸は、湯浅で伝えられてきた文化です。
家々の玄関先でその家に福が来るようにと踊ります。片手に馬のかしらを持ち、そのかしらに胴体と見立てた赤や白の布を持って踊ります。「お家も繁盛で!」「鶴と亀とが名を奉る」などお祝いや繁盛の言葉がいっぱい詰まった歌にあわせて踊っります。
この「春駒」は、貧しかったの親達が、少しでも日銭を稼ごうと、幼い子ども達を家に残し、お正月に家々を回ったというお祝い事とは違う悲しい歴史もあります。その歴史と文化を少しでも伝えられたらとの思いで、元教師のメンバーを中心に現職と一緒に踊っています。きっかけは子ども達にお正月らしさを伝えようというものでしたが、13年も続けられるとは思いもしませんでした。
いつも私が営業マンで訪問先を開拓していますが、「来年はうちに」という方がおられたら是非声をかけてください。よろしくお願いします。