
ペンション(館?)で行われた同窓会で、伏見亮輔によって事故を装った密室殺人が行われます。外部からは絶対に入室できないよう閉ざされた現場。しかし、完璧だったはずの犯行は、碓氷優佳の疑問によって綻びを見せ始めます。犯行現場を一度も見ないままに真実に迫っていく優佳。2人の過去も絡み合いながら、開かない扉を前にした伏見と優佳の頭脳戦が始まります。
一言で感想を言うなら、
動機の突飛さが何だっていうの!!
伏見と優佳のやりとりのドキドキにおなかいっぱいになるっていうんですよ!!というところです。
以下ネタバレ感想。
密室殺人モノのミステリーというのは、普通密室が破られてから推理が始まりますが、この作品は終わりまで密室が破られることなく推理が進むと言うところが斬新。
なのですが、ミステリーを多読しない人にとっては、どれだけ斬新なのかあんまりわからないんじゃないかなーとちょっと思いました。
でも斬新さにピンとこなくても全然大丈夫(・∀・)b!
ドキドキが劣るわけではありません!
トリックもよく考えられてて、伏線の取りこぼしもなく上手だなーと思います。
でもそれより何より伏見と優佳の関係に蝦夷栗鼠は…。* ゜ + 。・゜・。・ヽ(*´∀`)ノ…ってなりました。
何この2人!何この2人!
冷静で客観的で精神力が強くて理性で完璧に自分をコントロ-ルできる似た者同士!
…なんだけど、理性で自分を律することにかけては伏見は優佳には絶対かなわない。そして伏見はそのことに気づいてしまっている。
なので、お互いに好きだったにもかかわらず伏見が大学生、優佳が高校生の時、付き合うには至らなかった…。
でも伏見はその後優佳以外を本気で愛せなくなる。
そんで再会。
犯人と探偵役が捻れてはいても両思い同士の2人だなんて…っ。
犯人の伏見を追い詰めるのが、結ばれたいとは思えなくても一番愛している存在の優佳だなんて…っ。
何て素敵な構図(*´Д`*)
伏見の優佳に対する嫌悪と愛情がない交ぜになったドロドロの感情がイイ…っ。
そんでもってそんでもって!二人きりの部屋で伏見の犯行を暴いた優佳が言った台詞が「私を押し倒してくだいさい。そして口封じをしてくだいさい。」
工エエェェ(●´д`●)ェェエエ工工
破られない密室よりも探偵役がこんなことを言う方が斬新だと思いました。
死んだ新山よりも伏見の方が大事だって!
そして伏見は結局優佳をその場では押し倒せないわけですが、優佳はまんまと(?)伏見を助けて見せます。
自分が伏見を助けたのだと言うことをさりげなくアピールして見せて。
あざとい!!この娘あざとい娘だよ!
結局優佳も例の時から伏見以外愛せなかったということじゃないかと…。
実際家族でさえ気づかない優佳の本性に伏見だけは気づいたわけですから…。
だからこそ伏見を犯罪者にするという形で失いたくないと思うと同時に、そのままではこの先一生自分を受け入れないであろう伏見を手に入れて見せたという。
蝦夷栗鼠の深読みかもしれませんが、とにかく優佳ちゃんはコワイ娘です!蝦夷栗鼠はそう思います。
だって伏見はこの先優佳に隷属…。
気になるよ。2人のその後が気になるよ。
新刊「君の望む死に方」が続編(?)として先日発売されましたが、新書判…。
加筆があったから祥伝社文庫で買った蝦夷栗鼠は買おうかどうか迷ってます。だって文庫と新書って並べたらとってもかっこわるい本棚に…。揃えたいのに…。
一言で感想を言うなら、
動機の突飛さが何だっていうの!!
伏見と優佳のやりとりのドキドキにおなかいっぱいになるっていうんですよ!!というところです。
以下ネタバレ感想。
密室殺人モノのミステリーというのは、普通密室が破られてから推理が始まりますが、この作品は終わりまで密室が破られることなく推理が進むと言うところが斬新。
なのですが、ミステリーを多読しない人にとっては、どれだけ斬新なのかあんまりわからないんじゃないかなーとちょっと思いました。
でも斬新さにピンとこなくても全然大丈夫(・∀・)b!
ドキドキが劣るわけではありません!
トリックもよく考えられてて、伏線の取りこぼしもなく上手だなーと思います。
でもそれより何より伏見と優佳の関係に蝦夷栗鼠は…。* ゜ + 。・゜・。・ヽ(*´∀`)ノ…ってなりました。
何この2人!何この2人!
冷静で客観的で精神力が強くて理性で完璧に自分をコントロ-ルできる似た者同士!
…なんだけど、理性で自分を律することにかけては伏見は優佳には絶対かなわない。そして伏見はそのことに気づいてしまっている。
なので、お互いに好きだったにもかかわらず伏見が大学生、優佳が高校生の時、付き合うには至らなかった…。
でも伏見はその後優佳以外を本気で愛せなくなる。
そんで再会。
犯人と探偵役が捻れてはいても両思い同士の2人だなんて…っ。
犯人の伏見を追い詰めるのが、結ばれたいとは思えなくても一番愛している存在の優佳だなんて…っ。
何て素敵な構図(*´Д`*)
伏見の優佳に対する嫌悪と愛情がない交ぜになったドロドロの感情がイイ…っ。
そんでもってそんでもって!二人きりの部屋で伏見の犯行を暴いた優佳が言った台詞が「私を押し倒してくだいさい。そして口封じをしてくだいさい。」
工エエェェ(●´д`●)ェェエエ工工
破られない密室よりも探偵役がこんなことを言う方が斬新だと思いました。
死んだ新山よりも伏見の方が大事だって!
そして伏見は結局優佳をその場では押し倒せないわけですが、優佳はまんまと(?)伏見を助けて見せます。
自分が伏見を助けたのだと言うことをさりげなくアピールして見せて。
あざとい!!この娘あざとい娘だよ!
結局優佳も例の時から伏見以外愛せなかったということじゃないかと…。
実際家族でさえ気づかない優佳の本性に伏見だけは気づいたわけですから…。
だからこそ伏見を犯罪者にするという形で失いたくないと思うと同時に、そのままではこの先一生自分を受け入れないであろう伏見を手に入れて見せたという。
蝦夷栗鼠の深読みかもしれませんが、とにかく優佳ちゃんはコワイ娘です!蝦夷栗鼠はそう思います。
だって伏見はこの先優佳に隷属…。
気になるよ。2人のその後が気になるよ。
新刊「君の望む死に方」が続編(?)として先日発売されましたが、新書判…。
加筆があったから祥伝社文庫で買った蝦夷栗鼠は買おうかどうか迷ってます。だって文庫と新書って並べたらとってもかっこわるい本棚に…。揃えたいのに…。