カルテが日本語でない訳

2018-08-30 15:30:49 | 日記
病院で診察してもらうと、ほんの軽い風邪だという診断の時でも、お医者さんは何やら訳の分からない難しそうな横文字を使ってカルテに記入していきます。

このカルテにはどのようなことが書かれているのかというと、例えば熱がどのくらいだったかとか、患者が医者に訴えた容態のこと、または問診の答え、病状の変化、それに診察の結果や処方された薬の名称、分量などの治療の方法等。

このような内容を診察しながらすばやく書き込むので、なるべく早く簡単に、しかも正確に書ける言葉でなくてはいけません。

そこで、専門用語である医学用語が使われます。

しかし、日本の医学用語の中には漢字も読み方も難しいものが多いため、便利ですばやく書ける横文字が使われているそうです。

書いている横文字はドイツ語か英語で、急いで書くにはとても楽です。

外国語を使うその他の理由としては、診断した内容をあまり患者にはっきり知らせたくない場合に便利だという点です。

最近はこうしたドイツ語や英語でも、カルテに記入される用語は相当数に上り、統計を取ったり分析したりに不向きなので、医学用語や症状などの表現を符号化して、コンピュータ処理することが進められているそうです。

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