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2019年を「経済」で読み解く 世界中で株価下落のワケ【寄稿・幸福実現党 及川幸久】 ザ・リバティWeb 2019年は、仮想通貨恐慌や、中国と手を結んだ大手銀行による自滅が予測される

2018-12-28 08:52:13 | リバティウェブ

2019年は、経済的な混乱が予想されますね。

及川氏の分析は、非常に的確でわかりやすいです!



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2019年を「経済」で読み解く 世界中で株価下落のワケ【寄稿・幸福実現党 及川幸久】

《本記事のポイント》

  • 世界の主要株式市場で、株価が下落している
  • 2019年は、仮想通貨恐慌や、中国と手を結んだ大手銀行による自滅が予測される
  • 日本では強烈な円高が起こり得るが、円安で儲ける経済戦略からは卒業すべき

 

日経平均株価が急落し、約1年3カ月ぶりに2万円台を割り込んだ。国際情勢が大きく揺れ動く現代において、どのように世界経済を読み解くべきだろうか――。幸福実現党外務局長の及川幸久氏による寄稿を掲載する。

 

◆               ◆               ◆

 

2018年もあと数日という中で、世界の株式市場で株価下落が止まりません。

 

その背景にあるのは、不安定な世界情勢です。まず、来年3月のイギリスのEU離脱、ブレグジットですが、イギリスとEU間の合意事項がイギリス議会で可決できそうにない状況です。このままいくと「合意なき離脱」、いわゆる"ハードブレグジット"になり、リーマン・ショック級の混乱になると言われています。

 

EU内では、フランスでの反マクロンデモが止まらないどころか、パリから地方都市に広がろうとしています。

 

さらに、EUの不安定要素の一つであり、これまでにも何度かIMFの救済を受けてきたイタリア経済も、再び悪化しつつあり、これ以上の救済を受けられるのか定かではありません。

 

一方、絶好調のアメリカ経済については、来年からリセッションに入るという見方が唐突に浮上し、インフレ懸念で利上げを続けていた「米連邦準備理事会(FRB)」が、来年の利上げをしないという方針修正を示唆しています。

 

そして、日本ですが、内閣府の発表では「今回の景気回復は、いざなぎ景気を超えた戦後2番目の長さであり、戦後最長をうかがっている」とのことですが、今年7-9月期のGDPはマイナス2.5%という結果になり、株価を押し下げています。

 

世界の主要市場の雲行きがあやしい中で、来年2019年の大混乱の引き金になりそうな現象がいくつかあります。ここでは、3つ挙げてみます。

 

 

仮想通貨バブル崩壊

まず、仮想通貨バブルの崩壊です。

 

仮想通貨の代表であるビットコインですが、昨年12月をピークに下落し続けています。ビットコインの日本円の価格は、昨年の12月の240万円近くから下がり始めて、11月には40万円台まで急落。約80%の下落です。

 

 

そもそも「仮想通貨」とは何でしょうか?

 

仮想通貨とは、コンピューターネットワーク上の、「暗号の技術」で出来ているバーチャルで実体のない通貨です。日本では「仮想通貨」という名前になっていますが、元の英語ではCrypto currency。「暗号通貨」という意味です。

 

Suicaのような電子マネーやカードポイントと似ていますが、Suicaは1000円チャージしたら1000円分の価値であるのに対して、仮想通貨は、需要によって価格が変わるのです。FX投資で円の為替レートがあるように、仮想通貨の為替レートがあるのです。

 

では、なぜ仮想通貨が現れたのでしょうか?

 

その原因は、今から10年前のリーマン・ショックでした。この時の大混乱で、ドルを基軸通貨とする金融システムが、実は脆弱だったことが暴露され、ドルに代わる「世界統一通貨」のようなものとして、ビットコインが作られたのです。

 

ところが、既存の金融システム以上に脆弱で、ボラティリティ(価格変動)が激しく、ビットコインを1億円分買ったら10億円になるというような「投機」が起きていました。価格の急落によって投機商品としての価値を失った今、金融業界の中では、ビットコインの役割は終わり、消滅に向かうのではないかという意見も多くなっています。

 

ただ、ここで気をつけなければならないのは、「仮想通貨バブルの崩壊」が、第二のリーマン・ショックを引き起こすのではないかという懸念です。

 

リーマン・ショックは、サブプライムローンという実体のないものへの投機が引き金となりました。ここ数年で時代の寵児となっている仮想通貨も、実体のないバーチャルなもの。価値の実体を持たない商品への熱狂は、経済に大きなダメージを残す可能性が高いと言えます。

以下、詳細は本サイトでご覧ください。

https://the-liberty.com/article.php?item_id=15257

 

筆者

及川 幸久

(おいかわ・ゆきひさ) 1960年生まれ。上智大学文学部、国際基督教大学行政大学院修了。米メリルリンチ社、英投資顧問会社勤務を経て幸福の科学に出家。2012年より幸福実現党外務局長を務める。YouTubeに「及川幸久のトランプ・チャンネル」、Twitterでは「トランプ和訳解説@及川幸久」を開設し、トランプ情報を伝えている。著書に『あなたも使いこなせる トランプ流 勝利の方程式 ―考え方には力がある―』がある。



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