大きな成功の裏には、様々なドラマが秘められています。
おめでとうございます!!
毎日新聞ニュース
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110719k0000m040070000c.html
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なでしこ世界一:監督「サッカーやめようか」…止めた妻
フランクフルトの決勝戦会場でサポーターに囲まれる佐々木監督の妻淳子さん(中央)=2011年7月17日、篠田航一撮影 【フランクフルト篠田航一】「サッカー、もうやめようか」。そんな夫の言葉をさえぎったのは、病床の妻だった。
サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、チームを「世界一」に導いた日本の佐々木則夫監督(53)。妻の淳子さん(53)は今でも、生死のふちをさまよった85年の日々を思い出す。
突如、脳炎を患い、入院した淳子さん。しかも当時は妊娠中だった。夫は電電関東(後のNTT関東)でプレーしていたが、淳子さんに付きっ切りで看病するため、一時サッカーを離れる。「全力で守るから」と夫は言った。
「高い確率で命にかかわる」と言われた病状。「サッカーやめて、普通のサラリーマンに戻ろうか」。そうつぶやいた夫に、淳子さんはためらうことなく答えた。「私のための人生じゃない。あなたの人生でしょ。あなたは大好きなサッカー、やめないで」
その後、徐々に快方に向かった淳子さん。夫は迷った末、2年近いブランクを経てピッチに戻り、やがて指導者の道に入った。
決勝の地フランクフルトで17日、日の丸や星条旗を顔にペインティングしたサポーターを見ながら、淳子さんは当時を思い出してほほ笑んだ。「あの時やめないでよかった。そして、今があるんですから」
監督として日々、強烈なプレッシャーにさらされる夫。縁起をかつぐ方ではないが、一つだけ大きな試合の前にすることがある。「富士山を見るのが好きなんです。癒やされる、といつも言うんですよ」。ドイツ大会開幕直前の6月上旬、夫婦で山梨県の河口湖に出かけた。3泊4日をのんびり過ごし、湖畔を歩いて、富士山を眺めた。大会頑張ってね、と言う淳子さんに、夫はほほ笑んだ。「なでしこのあの子たちが頑張るんだ。僕はサポートするだけなんだよ」
毎日新聞 2011年7月18日 21時21分(最終更新 7月18日 21時33分)
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フランクフルトの決勝戦会場でサポーターに囲まれる佐々木監督の妻淳子さん(中央)=2011年7月17日、篠田航一撮影 【フランクフルト篠田航一】「サッカー、もうやめようか」。そんな夫の言葉をさえぎったのは、病床の妻だった。
サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、チームを「世界一」に導いた日本の佐々木則夫監督(53)。妻の淳子さん(53)は今でも、生死のふちをさまよった85年の日々を思い出す。
突如、脳炎を患い、入院した淳子さん。しかも当時は妊娠中だった。夫は電電関東(後のNTT関東)でプレーしていたが、淳子さんに付きっ切りで看病するため、一時サッカーを離れる。「全力で守るから」と夫は言った。
「高い確率で命にかかわる」と言われた病状。「サッカーやめて、普通のサラリーマンに戻ろうか」。そうつぶやいた夫に、淳子さんはためらうことなく答えた。「私のための人生じゃない。あなたの人生でしょ。あなたは大好きなサッカー、やめないで」
その後、徐々に快方に向かった淳子さん。夫は迷った末、2年近いブランクを経てピッチに戻り、やがて指導者の道に入った。
決勝の地フランクフルトで17日、日の丸や星条旗を顔にペインティングしたサポーターを見ながら、淳子さんは当時を思い出してほほ笑んだ。「あの時やめないでよかった。そして、今があるんですから」
監督として日々、強烈なプレッシャーにさらされる夫。縁起をかつぐ方ではないが、一つだけ大きな試合の前にすることがある。「富士山を見るのが好きなんです。癒やされる、といつも言うんですよ」。ドイツ大会開幕直前の6月上旬、夫婦で山梨県の河口湖に出かけた。3泊4日をのんびり過ごし、湖畔を歩いて、富士山を眺めた。大会頑張ってね、と言う淳子さんに、夫はほほ笑んだ。「なでしこのあの子たちが頑張るんだ。僕はサポートするだけなんだよ」
毎日新聞 2011年7月18日 21時21分(最終更新 7月18日 21時33分)
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