画像: Gil Corzo / Shutterstock.com
神なき時代、人々が信仰心を失い、唯物論に生きる時代に
こうした残虐な行為が平気で行われる・・。
人類は、もう一度神への信仰心を本当に取り戻さなければ
なりません。
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ヒットラーと習近平はなぜこうも似ているのか 障害者殺害に道を開いた「悪魔の書」とは?
2021.10.24
ザ・リバティWeb
https://the-liberty.com/article/18899/
《本記事のポイント》
- 功利主義の悪:「誰が生きるべきか」は生産性で決定できる
- 現代の中国でも行われている優生学
- 「悪魔の書」は障害者をどう見たのか
国連43カ国が21日、国連総会のオンライン会合で、「ウイグル問題」に対して中国に懸念を表明した。フランスの国連大使が日本やアメリカなど43カ国を代表し、共同声明を発表。
声明では、100万人以上が拘束され、拷問や強制不妊手術などが広範囲で行われていると指摘し、中国に新疆ウイグル自治区への国連の調査を受け入れるよう要請した。
異民族や国家によって"不要"とされた人々への弾圧・抹消は、全体主義国家の特徴である。
ヒットラーが、ガス室で"効率よく"何百万人ものユダヤ人を殺処分していたことは、知らない人はいないだろう。だが異民族の虐殺の前に、障害者で"予行演習"をしていた事実は、それほど多くは知られていない。
ヒットラーが首相となって半年も経たないうちに、「遺伝疾患をもつ子孫を避けるための法」が制定され、障害者らの不妊手術が行われた。同法が1934年に施行されてから40年までに、40万人の国民が不妊手術を受けさせられている。
さらに、強制不妊だけでは満足がいかず、障害者にも刃が向けられ始めた。「社会の重荷」とされた知的障害者や精神障害者は、「安楽死」の名のもとに殺処分の対象となっていく。いわゆる「T4」作戦だ(ベルリンに、T4と通称された本部が中心となって、安楽死の組織がつくられたので、こう呼ばれている)。
計画的「安楽死」による犠牲者の数は、20万を超えるとされている。のちにユダヤ人虐殺に使われたガス室は、障害者の安楽死のために初めて実用化されたものである。
障害者は収容後、ガス室に送られたり、生物実験などに供されたりしていった。当時のドイツでは、現在の中国同様、医療関係者は稀に見るほど「人体実験」の機会を得たことになる。そして障害者の処理で「経験を積んだ者」が、ユダヤ人の強制収容所に「栄転」することが多かったという。現代の中国で、チベットの弾圧に手柄を上げた官僚が、新彊ウイグル自治区の担当に栄転するのと似たようなものである。
このおぞましい殺処分の理論的根拠となったのは功利主義の哲学や優生学、法律学者の理論である。
功利主義の悪:「誰が生きるべきか」は生産性で決定できる
功利主義の祖であるベンサムは、自身の哲学をホッブスの哲学の上に築いた。ホッブス同様、個々人は完全に孤立した利己的な個人であると捉える。
そして功利という意味での快苦の総量は「計り得る」とされる。当時、急速に発展した物理学的手法の政治学への応用だった。
だがこの哲学の本質は、古代ギリシアで正義の存在を否定し快楽主義の哲学を築いたエピクロスや、原子論的に物事を見て、強いものが生き残るという適者生存の物理法則こそ正義だと説いたデモクリトス哲学の「焼きまわし」にすぎない。
功利主義は、ある行為が道徳的かどうかは、「快」を生み出す物理的な結果によって測り得るとする。この理論が応用され、ナチス・ドイツでは、ある人物が「生きるべきかどうか」は、「生産性」によって決定されたのである。
社会の負担でしかない労働できない老人、女性、子供、はては戦傷者まで殺されたのは、こうした理由からである。
以下、詳細は本サイトでご覧ください。
https://the-liberty.com/article/18899/
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