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入管施設の実態を伝える映画「牛久」

2022-02-14 22:25:03 | 共生・反差別
 法務省の外局である出入国在留管理庁が運用する施設には、在留資格が期限切れとなったが何らかの事情で帰国できない外国人、難民認定を申請中の難民などが多数収容されています。2月26日から公開される映画「牛久」(トーマス・アッシュ監督)は東日本入国管理センターに収容されている人びとが語る言葉を記録した作品です。当事者の了解を得て、「隠し撮り」の方法で記録された貴重な映像です。

 入管施設への収容は身体の自由を規制する行為であるのに、裁判所による審査もなされていません。そして、多くの人びとが場合によっては数年もの長期間にわたって収容されています。

 昨年、名古屋入管局に収容されていたウィシュマ・サンダマリさん(スリランカ人、女性)が病死した事件がマスメディアでも報道されました。収容者が必要な医療をなかなか受けられないという実態が報告されています。施設内での非人道的な処遇や虐待の被害を訴えている人びともいます。

映画「牛久」公式サイト

映画『牛久』は、入管収容所の過酷な実態を映し出す衝撃のドキュメンタリー Pen-online

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