インターネット失敗百選

ECコンサルタントがネットサービスの失敗事例を1日1個紹介しそのメカニズムを解剖。中尾政之著「失敗百選」のパロディです。

【その8】クリック保障型広告

2006年01月17日 | Weblog
クリック保障型広告とは、消費者がクリックするごとに広告主から媒体サイトに広告料が支払われる広告。

広告の効果があるのかが不明確なバナー広告に比べ、確実にトラフィックを誘導できることが評価され、クリック保障型広告市場も拡大した。

しかし、

・自己クリック(明らかに不正だと思われる同一人物からの大量のクリック)
・クリックはするが何もしないで帰ってしまうお客の急増(物を買わないし会員登録も資料請求もしない)
・アフィリエイト広告(物が売れなければお金を払わなくてもよい)の登場

などを理由に広告主から敬遠されるようになり、WEB広告の表舞台からはほぼ姿を消す。

ただし、現在もモバイル広告においてはクリック広告は快調で、DoCoMoの公式メニューのランキング上げを目的とした「順位上げ」と呼ばれる携帯クリック保障広告は相変わらず売れている。

ケータイのキャリア公式メニューはユニークユーザー数で表示順位が決まり、且つ表示順位で上に行くことが最大の集客方法であるため、買おうが買うまいが集客さえしてくれれば目的達成と考える広告主がまだまだ多い。

しかしキャリアのランキングのロジック変更という大きな事件が起きる場合は存在意義が問われることになるだろう。

主流となるネット広告の移り変わり
 バナー広告
  ↓
 クリック保証型広告
  ↓
 アフィリエイト広告
  ↓
 ???



←よろしければclickお願いします。

2 コメント

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Unknown (kara)
2006-01-20 07:50:40
更新がんばってください。

ふかしでも可
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Unknown (筆者です)
2006-01-20 11:27:28
ありがとうございます。
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