DQN紹介処

2chのかきこを情報源にDQNを紹介する処

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎12

2005-11-25 19:03:56 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
じゃあ誰が優秀な歴史小説家なのかと。
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/history/1085674308/

315 :日本@名無史さん :04/06/17 07:56
俺のイメージでは、司馬作品は全国チェーン店のラーメンという感じだな。
そこそこにバランスのとれた味で売り上げも大きいけど、こだわりを持つマニア達からは殆ど相手にされていないラーメンという感じだ。
日本史板で司馬を絶賛してるレスを見ると、ラーメン板で花月を絶賛してるレスを見たような気分になる。
国際情勢板における落合信彦、株式板における北浜流一郎という例えが既出だが、
落合や北浜のダメさは誤魔化しのきかない世界だから信奉者は絶滅状態に等しい。
だが、花月のラーメンを最高だと思い込んでる者に、その上の世界を教えてやるのは難しい。
ラーメンや文学というのは、優劣が不明瞭な嗜好の世界だからだ。

326 :日本@名無史さん :04/06/17 12:01
俺は司馬作品を何一つ読破した事がない。
読み始めても文章のセンスが悪いから、いつも数十ページで飽きる。

コバルト文庫やハーレクインロマンスの空疎な文章を読む時に感じる煩わしさに近い感覚だ。

半村良は、あまり世間で知られていない知識を作品に盛り込む事を
「読者にお土産を持たせる」と表現している。

司馬の作品には、コバルト文庫程度の陳腐な文章でハーレクイン程度のドラマツルギーが描かれているというのが実情なのだが、
お土産だけは特盛り汁だくというカラクリで客を呼び寄せている訳だ。

従って、読み手が司馬のお土産をどの程度有り難がるのかが、信者とアンチの分かれ道となる。

403 :日本@名無史さん :04/06/18 02:24
司馬の三国志は小説ではないな、解説書だ。

411 :日本@名無史さん :04/06/18 03:04
司馬も典型的な大衆文学だよ。
すいすいと頭を使わずに読める文章、シンプルなプロット、客観性よりも分かりやすさを優先した歴史観。
完璧だ。

417 :日本@名無史さん :04/06/18 03:13
英雄志向という事がどういう事なのかよく分からん。
司馬が江藤新平やら大村益次郎やら坂本竜馬みたいなマイナーキャラを、
あたかも時代を先取りした英雄であるかのように脚色して描写するのは英雄志向じゃないのか?

419 :日本@名無史さん :04/06/18 03:17
>>410
実社会では司馬に肯定な人が大勢なのは小説としては面白いからまぁ当然。別にかまわん。
歴史をかじった人間が司馬作品を批判しようものなら白眼視の対象。
ある意味ファシズムw
ここの板で叩かれてるのは、やはり客観性や学問的にみて突っ込みどころがあるからでしょ。
ただ「実社会」の小説としての評価が、学問的には正当な評価ともいえんしな。
「超大物に突っ込みを入れるのは各板にみられる現象」でスルーするのでは感情的な批判にすぎんな。

421 :日本@名無史さん :04/06/18 03:18
歴史を齧った知識人たちからは、司馬にまつわる虚像が看破されるだけ。

423 :日本@名無史さん :04/06/18 03:23
>歴史をかじった人間が司馬作品を批判しようものなら白眼視の対象。

司馬というより司馬信者の一部が問題なのはわかる。
客観性や学問的に突っ込みを入れるのがいいが、他の大衆作家よりも
下に位置づけ既成事実化しようとする努力には異常な粘着性を感じるんだ。

どこの板でも超大物信者vs粘着アンチの無限ループが続いている。

425 :日本@名無史さん :04/06/18 03:34
確かに司馬はそれほど突出した才能が光ってる訳でもない一介の作家に過ぎないのだが、
そんな司馬の事を、あたかも時代を先取りした英雄であるかのように脚色してマンセーしてる連中は奇怪だ。

431 :日本@名無史さん :04/06/18 04:05
世間では司馬なんて所詮one of themでしょ。



432 :日本@名無史さん :04/06/18 04:08
司馬遼太郎は人気・知名度がぬきんでてるからなぁ。
読みやすいから歴史小説の読み始めにピッタリだし。
んで、人気ある分自称玄人に妬まれやすい。
ちょっとマスコミが持ち上げすぎな感じもあるしね。

433 :日本@名無史さん :04/06/18 04:20
>>429
藤岡信勝が、司馬作品を自由主義史観とやらに利用し始めたころから、
ウヨのネトヲタが司馬マンセーし始めたと思われ。
根本的な主張は違うのに、司馬遼もいい迷惑w
おかげで司馬作品はウヨ扱い→読んだことも無いサヨから粘着に非難ゴーゴー。

437 :日本@名無史さん :04/06/18 09:35
>読んだことも無いサヨから粘着に非難ゴーゴー

近現代史に限っていえば、読んだ上でかなり的を射た批判も、歴史学上では展開されているけど、
そういうのは読んでいないんだね。
まそれはおいておいて、司馬作品が、自由主義史観において、「史料」として用いられた時、
司馬ファンだって、何も批判しなかったではないの? 谷川健一くらいじゃない?

442 :433:04/06/18 12:33
>>437
史学的に的を射た批判もあるのはある程度知ってる。
はっきりいって司馬の、江戸の評価低め、明治「明るい・スバラスィイ」、日露以後「暗い」というのは安直すぎってことでしょ?
大正デモクラシーとか、政党政治の可能性を軽視してる、そういう時代を分断したような単純な歴史認識だから限界が出て、ホントは書きたかった昭和が書けなかったったんだ、
漏れは、それもしらずに、「ウヨが支持しはじめらからといって、読みもせずに批判するサヨが嫌い」って言いたいわけよ。
結局まぁ>>437とは同意見w
史学的批判って中村政則とかがやってなかった?

471 :日本@名無史さん :04/06/18 20:44
「戦争を仕掛けられたらどうするか。すぐに降伏すればいいんです。
持てるだけ持って行って下さいといえるだけの生産力を持っていれば済むことでしょう。」

「向こうが占領して住み着いたら、これに同化しちゃえばいい。それくらいの柔軟な社会を
作ることが我々の社会の目的じゃないですか。」

司馬遼太郎『日本人を考える』文春文庫~日本は無思想時代の尖兵~より


472 :日本@名無史さん :04/06/18 20:50
>>471
日本を皮肉っていっているのか、それとも本気なのか、それが問題だ

627 :日本@名無史さん :05/02/19 20:49:45
司馬は、少年冒険小説の延長か漫画だと思うといいかも。
小難しい字句を目にしたくない時、電車の中で読むのにちょうどいい。
さらっと読み捨てるのに、実にちょうどいい長さと、文体。
新聞連載が多いからかも。
それ以上は、研究書を読めばいい。

656 :日本@名無史さん :慶長410/04/01(金) 02:01:42
談志師匠だっかな。「司馬もおもしれーけど、しょせんゼーロクだからなぁ・・」
って言ってたのがあって、そうそうと思いましたよ。江戸っ子にはちょっと
ツライのもあるのが、司馬さんのお話。そんで、私が好きなのは子母澤さん。
ただこれは司馬さんのと反対に、江戸っ子じゃないとわかりズライ口語文章なのが
難。そこがいいんだけどねぇ。


657 :日本@名無史さん :慶長410/04/01(金) 18:50:28
司馬遼太郎の燃えよ剣はほとんどが作り話。それをある新撰組を書いてる
小説家が注意したら、司馬は面白くないのは小説ではないと言ったらしい。

754 :日本@名無史さん :2005/07/13(水) 23:13:45
ただ司馬の新撰組と竜馬はあまりに影響が大きすぎて、
史実と勘違いしてる輩もいまだに多いような。>749の周りにも居るんだろう。
実際、いかにも歴史的事項を扱ったような体裁の本でも、
中を読んだら司馬のネタをこねくりまわしてるのが多かったり。
幕末研究家も(どこがどう研究家なのか知らんが)司馬の物語を史実のように語ってたり。
ああいう香具師の存在もアンチ司馬をここまで増やした一因なんだろうな。

でも司馬小説は文句なく面白いのが多いよ。>744、禿同。
藤沢も好きだけど、モノによっては通勤中読むと鬱になることもしばしば・・・
ただ、女は藤沢氏や池波氏の書いたものの方が好き。
自分は♀だけど司馬の女はウザイのが多いと感じる。

755 :日本@名無史さん :2005/07/13(水) 23:53:46
>>754
あー自分も司馬の女はダメだ。
単なる濡れ場担当になってるのが多いしな。

「城塞」のお夏あたりがかろうじて好きだな

758 :日本@名無史さん :2005/07/14(木) 08:00:05
>>755
それは多くの人が感じるところだろうな。「戦雲の夢」の後書きにも
「司馬先生は女性を書くのが苦手のようで」云々が書かれるぐらい。

それでも、俺は司馬は歴史小説家の中で一番好きだな。けなし言葉
にも聞こえるかもしれんが、肩肘張らずに読めるってかんじ。

775 :日本@名無史さん :2005/08/26(金) 22:50:13
>>772
それは司馬小説に限らず、小説に書いてあることをまるっきり史実だと
思い込んでしまう厨が存在することに対する反動だろう。
ネット上でも「史実について語る」と言いながら、ソースが司馬という
サイトが平気であったりするから、そういうのがアンチ司馬が増える原因
になっているように思う。
でも現実には、娯楽としての創作物に書かれた歴史と歴史学的な歴史とを
はっきりと区別して考えられる人間は少ないから、どうしても混同が起こる。
この混同がある限り、創作物上の歴史が好きな人と、歴史学的な歴史が
好きな人との貶しあいは続くのだろうな。

777 :日本@名無史さん :2005/08/27(土) 16:41:12
>>775>>776
禿同。
純粋に司馬リョの小説自体は面白いと思う。躍動感があって読みやすい。サクサクいける。
神の視点から見下ろして時代と人物を描く、などと言われてるけど、
主役級に選ばれた男たちの造型はとても人間臭く、生き生きしてチャーミングに思える。
善玉と悪玉がハッキリ分かれちゃってる傾向がたまに鼻白むときもあるが。
作品にもよるけど、読後はカタルシスを感じさせるものが多いのもいい。
>>773も2ちゃんのカキコなんて気にせず読んでみたら。

ただ、司馬の創作を史実であるかのように語っちゃってる本とか、ちょっとした歴史系番組とか、
ホント昔から多い罠~。生前の司馬の語り口にもまぁ問題があったのかも知れんが。
影響力が良くも悪くもデカ過ぎて反発されるのもわかるかな。

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎11

2005-11-25 18:51:36 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
じゃあ誰が優秀な歴史小説家なのかと。
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/history/1085674308/

34 :日本@名無史さん :04/06/12 00:32
司馬氏に関しては幾多の歴史サイトでも歴史家か否かの論争がなされている、
司馬氏好き(以下擁護派)は氏の全てを持ち上げ反対派は氏の全てをけなす、
確かに司馬氏の小説・エッセイは多くのファンを持ち経営者のバイブル(多分
に出版社の意図が見え隠れするが)とされとぃる。その著書は読むものにその
時代の気分を感じさせてくれるし読み物として大変面白い(当然個人的意見で
ある)しかし、全てが史実かといえばそうでない、何千万部という売り上げを
誇る国民的作家であるならばなおさらそこら辺を意識して欲しかった、私は歴
史を知るうえでの入り口が歴史小説だと思っている、(勿論違う人もいるだろ
う)歴史についてほとんど知識の無い者が歴史小説を読んだ場合全て丸呑みに
してしまう可能性が多分にあり(私もそうだった、寝待の籐兵衛が架空の人物
だと知ったのはつい最近)そういう危険性を持っているのも司馬氏の小説であ
る。
従って、擁護派も反対派も感情的にならず司馬氏の功罪を踏まえたうえで議論
すべきだと思う。
一個の人間が功のみであったり罪だけであったりするはずは無い。

67 :日本@名無史さん :04/06/14 00:39
思うに、司馬を罵る香具師って
昔は司馬の小説を完璧な史実だと
思いこんでいたのかな?

で、ある日。その思いこみで自信たっぷりに
ソースを開陳して恥をかいた。

そんなとこか?


68 :日本@名無史さん :04/06/14 00:46
アンチ司馬は歴史観が相容れないのだろう。
マルクス史観では近世は百姓搾取の地獄、近代は労働者搾取の地獄だからね。

あるいはチンケな左翼史観に基づいて、シコシコとチンケなテーマを実証することで生活をしているチンケな歴史学者も、司馬のようなグランドデザイナーについていけんのだろう。

陳舜臣もユニークでいい。最新作は宮城谷とか黒岩とかのバカの影響受けててダメだが。

80 :日本@名無史さん :04/06/15 00:00
優秀なのは松本清張
下劣なのは司馬遼太郎


81 :東京都民 :04/06/15 13:44
司 馬 遼 太 郎 先 生


82 :日本@名無史さん :04/06/15 14:31
 いまだにいるのでしょうねぇ、司馬遼太郎ファンや山岡荘八ファンって言う輩が
 これだから今の歴史教育がむちゃくちゃになったというのに…。

91 :日本@名無史さん :04/06/15 16:14
おそらく司馬を擁護してる信者どもというのは、

司馬しか読んだ事が無いんだろうね。

95 :日本@名無史さん :04/06/15 16:50
>>91
司馬は一応史実には忠実だろ?
資料の調べ方とか半端じゃないし。

ただ、個人的な好悪が激しすぎるんだよ。
好きな奴は徹底的に美化して、
嫌いな奴はコキ降ろす。
描写とかもくどくておなか一杯になってしまう。

ただ嘘を書いてはいないよ。

99 :日本@名無史さん :04/06/15 17:29
司馬は文章が粗雑だから、読んでいるといつも途中で飽きが来る。

時間を忘れてのめり込むのは、飯嶋和一だな

101 :日本@名無史さん :04/06/15 18:37
司馬氏が史実に基づいて書いたといっているのは「坂の上の雲」だけ
この小説の場合わざわざあとがきに書いてるくらいだから逆読みすれ
ば、ほかの小説はフィクションですよという風にもとれる。
兎にも角にも、小説は読者が「読んでよかった」とか「おもしろかっ
た」とか思えば本人にとっては良い小説なんだから、アンチは放って
おけ。
司馬氏を歴史家だなどと言うからアンチが喜んで反駁するのだ、司馬
氏はあくまで「小説家で基本的にはフィクションなのだ」としておけ
ばよい!

「空海の風景」は私にとってとてもよい小説だ!

118 :日本@名無史さん :04/06/15 22:44
小説って作者の思想や性格が染み出てくるものだから、好き嫌いは仕方ないね。

そういうわけで、俺は子母沢寛とか好き。

ただ、司馬遼太郎を嫌う人の多くは、
>>117 がいうような、小説と史実を混同する連中が嫌いなんじゃ?

189 :日本@名無史さん :04/06/16 10:20
主人公が魅力的と言う点では司馬が一番。
だからヲタが混同してウザイんだけど。

216 :日本@名無史さん :04/06/16 16:14
東郷作品の場合、銃器関係の知識は完璧。
司馬の方は武器嫌いが災いして、武器に関する知識には誤りが妙に目立つ。


217 :日本@名無史さん :04/06/16 16:25
>>216
司馬は戦術面もかなり詳しいつもりで書いてるけど、かなり甘い見方が多い品

223 :日本@名無史さん :04/06/16 16:48
わざわざ司馬作品みたいな低い基準を持ち出して、文学センスの有無を峻別する意味が良く分からん。

司馬の文学性なんて、コバルト文庫やハーレクインと大差ないだろ。

225 :日本@名無史さん :04/06/16 17:00
司馬を読む人=中高生(レベル)

司馬を好きと公言できる人=中学生(レベル)or庶民派(のふり)

司馬を嫌う人=上記とは違う人(と思いたい人)


226 :日本@名無史さん :04/06/16 17:06
司馬作品程度では物足りないと感じ始めるか否かが、
歴史ファンと歴史通の分かれ目。

234 :日本@名無史さん :04/06/16 21:26
司馬あたりは一通り読んだが、その上で司馬を崇拝するのは愚かな事だと断言できるよ。

文句があるなら、司馬以外の作品を全部読んでから言いたまえ。

307 :日本@名無史さん :04/06/17 03:37
いやいや・・・
司馬の駄文を褒めちぎる方が不思議なのだが。
文章が下手で大衆向け丸出しというのは、まさに司馬そのもの。読者の程度が容易に知れる。

思うに司馬文学の根底には何らかの見るべき哲学が存在すると考えている輩は、哲学にも文学にも無知なのだろう。
一度は井戸の外に出て、司馬以外の文章に触れる事を命じておこう。

308 :日本@名無史さん :04/06/17 03:44
司馬の文章が上手いだなんて本気で思ってる人間が居る訳はないだろう。
多分司馬文学最大の欠点である文章力をワザと賞賛する事で、アンチを釣ってるんだよ。
司馬を本気でほめてるなら、彼の駄文や浅薄な哲学ではなく、用いられた資料の豊富さを挙げている筈だ。

310 :日本@名無史さん :04/06/17 04:00
哲学と言えば「明治という国家」が思い出ぶかい。
明治という時代の事を、他の時代の日本とは異なる国家だったみたいな寝言を書いていた。
昭和時代に体験したトラウマが災いした余りのタワ言なのだろうが、
こんな寝言をほざく司馬は正真正銘のアホだと見抜いてしまった15歳の夏休みが懐かしい。

明治時代と言っても、江戸時代以前からの文化や民族性を継承しなくては明治時代たり得てないし、
大正以前から継承された様々な要素があってこそ、大正以降の日本はああいった道のりを辿る事になった。
明治だけが他の時代の日本とは別な国家であるという司馬の見解は、彼の哲学が週刊誌の煽り文句にしか役立たない程度の代物である証だ。


311 :日本@名無史さん :04/06/17 04:02
司馬だって後の方になると、どんどん文章の手抜きが酷くてスカスカになってるぞ。

312 :日本@名無史さん :04/06/17 04:14
司馬が描く空海は妙に現代人っぽい思考様式だとかで、呉智英が嘲笑していたな。
うろ覚えだが空海が自分の性欲に悩んでいる場面の描写が、古代人が持っていたであろうと思われる価値観に基づいているようには見えないんだとか。
つまり司馬が描くところの空海は、あたかも現代人のような悩み方で悩んでいるのが不自然であると指摘されている訳だ。

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎10

2005-11-25 15:01:34 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

904 :吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 19:20:11
大東亜戦争の悲劇の根源を陸軍の参謀に求めてる時点で相当痛い>司馬。だいたい「ゾルゲはスパイではない!偉大な日本研究家だ!」←この司馬発言はギャグか?ww軍隊生活が大変だったのは理解できるが私怨で珍説まきちらすなよ。

906 :吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 20:50:08
右と言うと嫌韓流やら教科書ぐらいしか思いつかないようじゃwww司馬ファンて司馬作品で一杯いっぱいかもな~wwちなみに昭和陸軍の名将今村均大将も司馬の乃木観を大批判した。今村大将は右翼ではないが何か?ちなみに今村大将の非難に司馬はスルーwwwwww

915 :吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 23:16:06
>>906
司馬先生の乃木観を批判した人間はたくさんおります

917 :吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 23:44:47
>>915そうね陸軍軍人が結構多くて、作家でも古川薫氏が批判してる。その中に今村大将もいたと。

920 :吾輩は名無しである :2005/11/21(月) 00:32:35
>>918立派過ぎだよ。こういう高潔な方が司馬の乃木批判に我慢ならなかったのさ。

922 :吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 06:14:44
侵略戦争の責任を軍司令部だけに押し付け、大衆(大多数の日本人)に
その責は無いとするいじましさがたまらん。司馬がというより、司馬に
慰撫されるナショナリストが気持ち悪いね。タチの悪い奴だったなと
あらためて思う。キーンとの対談で、神道を擁護するさまが滑稽。
悪い奴では無かったかもしれんが、頭の悪い奴だった。

922 :吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 06:14:44
侵略戦争の責任を軍司令部だけに押し付け、大衆(大多数の日本人)に
その責は無いとするいじましさがたまらん。司馬がというより、司馬に
慰撫されるナショナリストが気持ち悪いね。タチの悪い奴だったなと
あらためて思う。キーンとの対談で、神道を擁護するさまが滑稽。
悪い奴では無かったかもしれんが、頭の悪い奴だった。

927 :吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 16:06:39
司馬以上の歴史家なんてザラにいるよ。司馬しか読まないからそんな戯言を言う。司馬は歴史家ではない!文士!文士の司馬氏の位置づけは知りません。

930 :吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 16:53:32
司馬しか読まなければそういう結論になるね。残念ながら司馬より優れた歴史学者、研究家はたくさんいるよ。司馬より駄目な歴史家ばかりならそれをネタ元にしてる司馬作品はどうしようも無いことになるが?


931 :『草原の記』にて…:2005/11/23(水) 17:07:58
オゴダイ、ハーンほどモンゴル的な人物は少なかった。かれの寡欲にいたっては… オゴダイが寡欲?司馬はオゴダイを知らないんだね。


932 :吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 17:15:05
司馬の魅力って「その暴論おもすれ~!」って事だろ?文士だからそれもOK。しかし歴史家と見るなら暴論の時点で×暴論を歴史のすべてとほざく奴ぁDQN

936 :吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 12:42:56
何処の国にも(多分)このての「国民作家」とやらは居るんだろうな。
その国でしか通用しない言説を弄する、頭の悪い奴が。司馬の場合、
人間そのものはさして卑しくも無さそうなのがたち悪い。
とかく聞き心地の良い言葉以外を受け付けようとしない手合の、
何とか日本の過去の愚行を正当化したいという卑しい心情を、優しく
慰撫してくれるんだろう。

937 :吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 14:49:12
てか、司馬って売り上げ下がりつつあるのでは?


938 :吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 16:50:10
飛ぶが如しは中だるみしすぎ


939 :吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 19:26:55
司馬の書いてるのは小説ではないだろ
自分でも言ってるけど本人もそんな気はないようだし

942 :吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 21:19:21
もっとも、肝心の丸谷vs司馬対談は「一方通行」の繰り返しだったが。
(丸谷の独特の日本文学論自体は司馬もそれなりに納得していたけど)



ちなみに、大岡信と司馬の中世歌謡についての対談は完全に「実力伯仲」だったな。
横綱相撲と横綱相撲のぶつかり合いというか...

945 : :2005/11/24(木) 21:24:34
司馬対松本もそんな感じだ。
海音寺とかも同じ。対談では飄々と流す司馬。

949 : :2005/11/24(木) 21:32:22
>>947
それは年齢の問題だろうね。
若い頃の司馬はかなり下手に出てるね。
大御所が死に出してからは活発になったのかもな。

952 :吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 21:53:57
>>944
丸谷のスレにも書いたが。

女を書くのが致命的に下手。多分一穴主義なのでは。
自分のエッセイでだっけ、中村に
「女は27までだな」と言って笑われたっての。

956 :吾輩は名無しである :2005/11/25(金) 12:21:29
司馬の人間性…前妻は司馬の両親にめちゃめちゃいじめられた。司馬は傍観。そして離婚。妻の言「あの人に人間味を感じない」一子あり。司馬にソックリ。息子は親父が嫌い。司馬「あいつ、俺の事が嫌いらしいんだ…なんで?」 司馬さん凄まじい《人間観察力》ですね。

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎9

2005-11-25 14:54:17 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

809 :吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 00:48:21
司馬は歴史、歴史といいながら
登場人物が近代知の概念をぽんぽん使用してるから萎える。
当時はそんな概念しらねえよ。

812 :吾輩は名無しである :2005/08/06(土) 13:13:46
歴史と視点(エッセイ)で兵棋演習はアメリカ海軍が発明した!って言ってるけど、ひで~な。プロシャの陸軍だって兵棋演習にかんしちゃアメリカ海軍より年期があるぜ(*_*)歴史のエッセイって小説みたいな誤認あっていいのか?ってか、不勉強だね。

815 :吾輩は名無しである :2005/08/08(月) 07:35:17
>>813なるほど…兵棋の話は秋山真之がアメリカに行って見つけて日本海軍に導入したって絡みで米海軍発明→英海軍導入→世界の陸軍導入、って流れなんだが、米海軍が兵棋発祥なんてエッセイとは言え、断言することはないのに。誤認が許容されるとは言え。

819 :吾輩は名無しである :2005/08/08(月) 20:10:05
草原の記でもオゴダイ、ハ~ンを無欲でお人好しのおじさん風に書いてるけど、無欲なわけないじゃん。司馬は平然と発狂してるよ。

827 :吾輩は名無しである :2005/09/14(水) 16:23:15
司馬遼太郎はファンタジー小説家だ!と言った評論家がいたが最近意味がわかってきた。司馬作品てまだ売れてるの?

829 :吾輩は名無しである :2005/09/15(木) 15:41:30
>>828勉強量に切味がある?どういう日本語だよ(^^)一つ言えるのは司馬の見解と知識量は三島より劣るって事だ。まぁ司馬は近代戦は語らん方が良かったな。(阿川弘之も)


830 :吾輩は名無しである :2005/09/16(金) 01:06:42
基本的に超人ばっか出てくるので
途中から付いていけなくなることもある


831 :吾輩は名無しである :2005/09/16(金) 14:47:02
坂の上の雲の旅順攻略戦の記述はひで~乃木大将を貶めやがって…

834 :吾輩は名無しである :2005/09/17(土) 17:28:00
旅順の被害の最大原因は参謀本部の予想をはるかに上回る堅固な要塞だったからって事じゃないか!あの犠牲は残念ながら適切。誰がやってもあんなもの。(むしろあの状態で良く軍を掌握したのを誉めるべき。)司馬の見解は本当にお粗末。

835 :吾輩は名無しである :2005/09/17(土) 19:42:22
そもそも文学板で語る人なの
<司馬


836 :吾輩は名無しである :2005/09/17(土) 19:53:36
しばはただの電波じいさん


837 :吾輩は名無しである :2005/09/26(月) 22:55:29
 司馬遼太郎は事実を探求していくジャーナリスティックな記述は卓越してるけど、文学的な記述を試みようとした文章は読めたモンじゃない。「アイルランド紀行」なんかそう思った。

841 :吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 02:06:17
西尾幹二氏曰く『司馬史観など史観とは言えない!』 禿同!!!

845 :吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 14:46:01
吉川英治、山岡荘八の方がレベルが高い。 戦後民主主義ドップリのプチサヨの司馬はダメダメ(..)

848 :吾輩は名無しである :2005/10/02(日) 17:08:19
坂の上の雲より島貫重節の『戦略日露戦争』の方が断然、ためになる上に内容も面白い。特に明石工作の場面は坂の~は単なる紙の無駄!!

850 :吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 02:22:54
手塚治虫と司馬なら手塚治虫が上に決まってるだろ。

856 :吾輩は名無しである :2005/10/20(木) 00:55:23
>>850
それは間違いない。
でも司馬って一般ウケしたんでねえ?
ブンガク読まない歴史好きとか、時代小説読みとか、取り込んで

857 :吾輩は名無しである :2005/10/21(金) 06:55:21
河井継之助を賞揚して、昭和の陸軍軍人を悪く言う神経がわからん。河井の方が昭和の軍人より良くも悪くも破壊的、破滅的じゃんか!

859 :吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 19:00:56
司馬が大嫌いな官僚主義と形式主義なくして
司馬が大好きな近代国家はなりたたないと思われ。
そのあたり司馬はなにか言及してる?


860 :吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 19:49:57
言及してないよ。だいたい作家になった理由が軍隊時代の不平不満が原点だしな…。彼の発言に整合性を求めてはいけませんw

864 :吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 11:15:02
読めば小説としてふつーに面白いよな。
>>861のヒッキーの噺は微笑ましかった。
けど、政治家や財界人が愛読書として挙げてるの見るとアホかと思う。

869 :吾輩は名無しである :2005/10/27(木) 16:41:53
戦争小説書く人って公刊戦史批判する人多いけど、悪いけど内容の正確さと深さは元軍人、や元自衛官の書いたものには絶対に敵わない。司馬の書いたものより公務員の書いたものの方が虚心坦懐に書かれてる。

882 :吾輩は名無しである :2005/11/13(日) 07:11:08
「殉死」発禁にしろよ!ムカつくな~

884 :吾輩は名無しである :2005/11/19(土) 22:48:14
長宗我部元親については電波だろうがなんだろうがどうでもいい。殉死は電波杉だから発禁にしろ!!!殉死誉める奴は近代史白痴なんだから単なる知★的障害者。

885 :吾輩は名無しである :2005/11/19(土) 22:53:18
司馬作品を土台にして歴史上の人物語る奴って、キン肉マンの超人について気合い入れて論じてるのに等しいよね?

887 :吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 00:24:00
司馬遼太郎の場合は文学的には見れたもんじゃない。

もっとも評価されているのはその知識に基づいた史観なんだろうけれど、
没後歴史資料の新発見などもあってそれが錆び付いてくると、後世の評価は芳しくなくなってくるだろう。
文豪ではないからね。

891 :吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 01:51:41
>>890芙蓉書房や原書房の本何冊か読めば? それとゾルゲを誉める時点で日本人としてどうかと思う。

896 :吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 17:01:42
知識量が無駄に多くても、根幹の思想や精神が支離滅裂ならどーにもならん!歴史小説家としては吉川英治に比べたら相当レベル低いんじゃないの?>司馬。しかし好みは人それぞれだしね。近代戦について語ってるのは全部酷いね。

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎8

2005-11-25 14:44:39 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

703 :吾輩は名無しである :05/02/19 17:17:30
いま飛ぶが如く6巻読んでるけどこの行き当たりばったり感が
たまらん!西郷をフォローしきれんくなって構成が
ぐちゃぐちゃになってまさにカオス!これって文学じゃないのん?


704 :めつを :05/02/22 22:54:26
確かに、単なる物知りという指摘は凄い。それに酔ってるのもわかる。
しかし、文学はそんなモンじゃない。福田より漱石に軍配を上げたい。

706 :めつを :05/02/23 22:17:19
いや、完全に酔ってる。こいつのはなしで、印象に残るのは
産経新聞の新入社員に山崎の合戦を話した時の話だ「天王山」を
知ったかぶりで「語ったらしいが」、これを聞いた時思ったのは
しったかぶりというか、ものしりの悲哀を感じたね。「福田みどり」
聞いてるか?旦那はそれほど偉くない!!ほんと、単なる物知り!!

713 :吾輩は名無しである :05/03/02 20:07:25
司馬遼太郎は人間社会を支配者の眼で見ていると、たれかが云っていた。
たしかに教科書に載っているような人間や出来事を描いたものが多い。
名も無き底辺の庶民や武士を描く藤沢周平の対極にあるといっても
いいかもしれない。その辺が管理職や経営者に読まれる所以なのだろう。

718 :いつを :05/03/07 00:07:28
691>>
この指摘は合ってると思う。付け加えるとNHK大河ドラマに
取り上げられた司馬作品はどれも視聴率は低い。


719 :えーい、しずまれ :05/03/20 01:06:59
つまり、歴史の本資料を読みまくって、歴史を再構築して
話を作っているだけで、感動がないんだな!遠藤の「沈黙」なんかいいね。
司馬の本に比べると。

733 :吾輩は名無しである :2005/04/08(金) 20:26:48
小説に限らず、歴史叙述そのものが気に入らない(英雄史観が嫌いだとか、民衆史観
の方がよいとかいう意味ではない)。
たとえば、戦いの記述を例に挙げれば、極限の状況で決断した指揮官を、結果がわかっている人間が、
馬鹿にしたり、死の恐怖に苦しめられた兵隊を、安全な状況に入る者が馬鹿にするからだ。
司馬の小説を読んで面白いと思いながら馬鹿にされている気持ちがすると思っていたら
上のような理由だというのに気づいた。

734 :吾輩は名無しである :2005/04/08(金) 21:04:53
日本人を特別視しすぎ、深いところで選民思想がある。

736 :吾輩は名無しである :2005/04/09(土) 00:07:24
まあ、司馬の小説は所詮歴史講談か漫談の類。
幕末・明治維新から日露戦争あたりを描いた司馬の諸作品について、立川談志は「伊藤痴遊全集の受け売り」
と喝破している。
そんなことも知らぬ浅学な連中が「司馬史観」「国民文学」ともてはやすのは笑止の極み。
森?外、長谷川伸、吉村昭のような域には到底達していない、と言うか、比較するのも愚かしい。

738 :吾輩は名無しである :2005/04/09(土) 00:18:34
>>736
司馬遼太郎の小説についてあれこれ言う資格は自分にはないが、
 歴史家との対談などを読んだ限りでは、この人はちょっと信用
 できないという印象をもった。半世紀前のインテリが、欧米を
 ざっと見てきただけで一知半解の知ったかぶりを述べて大衆を
 惑わしてきたような感じがこの人にはある。

744 :この紋所 :2005/04/12(火) 23:25:38
ふーん!!「伊藤痴遊」の真似してるってわけか!!
有り得ることだ!一般に思想の無い人は他人の意見
を受け売りして知ったかぶりで語るもんだ。司馬
もその類だな!!要は自分がどう生きるかだ!
司馬は大屋壮一(字が間違っているかもしんない
「一億タレント」とかと言ったやつだ)の息子が親
父を称して「お前は単なるテレビタレントだ!!」と
諭したのと同じだな!!物知りの悲哀だな!!
どうしてそこに人間性が産まれないんだ!!
司馬に文化勲章をやったのは誤りだ!!

748 :吾輩は名無しである :2005/05/22(日) 22:17:31
 確かに歴史学者に言わせればディテールに誤りがある場合もあるだろうが、
歴史を俯瞰的に見るという意味では司馬氏の作品は読む価値があると思う。

752 :吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 21:50:47
一応歴史学かじった人間から見ると・・・・

史料は基にしている。これは確実!
しかしなんか、なんつーか、
好き放題解釈してるなあ・・・とこんな感じ。
まああれも『歴史』だ。

誰でも脳内に妄想の歴史くらい作ったことあるだろ?
司馬遼太郎はそれを世間に広げることにより
大金を得ることを思いついた頭のいい人。

754 :吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 22:28:59
>>753
ああ・・・というか、歴史学って死んだ学問だからね。
それは史学科にいた私が保証しましょう。

だから司馬遼太郎も『歴史』だと認めてるだろ。
何が死んでるかというと、求めているものが不可能なのが明白だから。
だから歴史家が司馬に怒るのは
恐らく間違っているからではなく
『妥当ではない』から。意味わかります?
わからないならまた書きます。

757 :吾輩は名無しである :2005/05/23(月) 23:30:56
司馬さんがとんでもと言われるのは
その歴史観の根拠や判断基準、手法を全く見せず
結果だけ発表しているからですね。

彼は「小説だから発表する必要は無い」と。
それは正しい。
ただ、その歴史は妥当か?と問われると
なんと言っていいのか・・・って感じ。

歴史なんだけど、妥当な歴史じゃないって感じで
人に強要するものではない。
個人で楽しむ分には、かなり面白いとは思う。

764 :吾輩は名無しである :2005/05/24(火) 21:11:21
>759-760の続きでもない続きを書こう。
ゲシタルト学派だったかな、心理学には暗いので何が何学派か分からないが、
「全体は部分の総和より大きい」という。
要するに、観覧車が輪のように見える現象を、そう言っている。
本当はただ円軌道上に等感覚に、ゴンドラという「点」を打っているのにすぎないのだが。
人間の感覚とは不思議なもんで、情報の欠けた部分を無意識に補おうとする。
それも、最も完全な形を想像する。
観覧車をみて、金平糖のような図形を思い浮かべる人はまずいない。

ここで歴史学である。
史料というのは、要するにゴンドラである。
史料の数々が個々に点として存在しているにすぎない。
歴史学者はより多くの「点」(=ゴンドラ)を発見し、得られた曲線を積分する。
いや積分まで行くのは屈指の歴史家だけで、たいていは曲線を仮説として導出するに止まる。
それが専門家としての良心でもある。
片や司馬、これは作家であるから、手持ちの史料からどんどん積分し、
実に綺麗な(分かりやすい)図形を作ってしまう。
できた図形が、「正確に具現化することは不可能だが、必ず存在するはずの歴史の真実」(>159参照)
と似ていようがいまいが、それは本来別個の問題な訳だ。
小説として読むに耐えればそれでよろしい。

今回はチト複雑になってしまったが、
文学板の住人の読解力なら読み解いてくれるものと信じる。

776 :吾輩は名無しである :2005/05/27(金) 18:55:08
司馬遼のは歴史に方向性を与えた「作品」だし
サラリーマンへの人生訓とか。
歴史家と司馬遼を比較することは司馬遷と孫子比べるようなもん

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎7

2005-11-25 14:36:02 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

601 :吾輩は名無しである :04/06/04 16:35
本音の見えない人


602 :吾輩は名無しである :04/06/07 15:10
>>599
結構、文学的というか、描写がくどいのが多い。
断定的に書いているから気づかないんだけど、
「○○であったという。」  
「○○であると言っていい」 
とかいう記述でも、実は資料にないのに勝手に作ってるところが結構多い。

603 :吾輩は名無しである :04/06/07 21:26
この人、連載を本にする時に読み返して推敲とかしないのかね。
同じ話が何度も繰り返されたり
前と後とで微妙に話が食い違ってたり多い。

605 :吾輩は名無しである :04/06/10 09:31
エンタメ小説家でしょこの人。
だから悪いというのではなく、それはそれで素晴らしい。
でも文学としては薄っぺらで底が浅いし、
まして歴史書としてはデタラメばっかり書いてる。

609 :吾輩は名無しである :04/06/18 09:32
司馬さんは、

同世代の人間たちへのライバル心を、昔を賛美するという形で晴らしている。。

そんなことないか。

612 :吾輩は名無しである :04/06/19 16:50
>>603
僕はそこが好きなんだよねw
純文学みたいなのばかり読んでたんで、
司馬のいい加減ぶりが逆に新鮮。
小説なんだか随筆かよくわかんなくなってきちゃうし。
あとがきなんかも、そのまま本編に挿入しても
なにも違和感ない感じで。

627 :吾輩は名無しである :04/07/17 09:53
通勤・通学時の時間つぶしにどうぞ気楽にご利用ください。
彼に限ったことではありませんが、新聞記者あがりの物書きの特徴である抑揚の
ないタンタンとした文体ですので、どこでも気楽に読めますよ。
尚、彼の文体は三島由紀夫、野坂昭如、川端康成により小説じゃない、との
キツイお叱りを過去に幾度も受けておりますが、なーに、そんなことは
短編モノではジェンジェン気になりませによ、ご心配なく。

637 :吾輩は名無しである :04/08/31 03:27
「坂の上の雲」の東郷平八郎評、
「東郷の凄みは賢いのか馬鹿なのか今もってわからないところである」にはワロタ


638 :吾輩は名無しである :04/09/10 21:47:20
司馬遼太郎の文章は読みやすくて好きだな。
だが、ハナに付くという意見もわからないではない。

641 :吾輩は名無しである :04/09/19 21:58:51
>>639
軍事版にいって、旅順関連のスレにいきなはれ。
特に「乃木が愚将」を捏造という疑惑が出ているから。
>>637
資料を集め結論を読者にぶつけるのが作家なのに、それを放棄しているというのは問題なのではないのか。

649 :吾輩は名無しである :04/09/26 19:08:24
芝は机上の妄想作家でFA?

651 :吾輩は名無しである :04/09/28 14:41:48
坂の上の雲を読んだけど、膨大なエピソードの積み重ねという感じで、
長いばかりで大河小説の爽快感が無いな。

655 :吾輩は名無しである :04/10/21 22:07:25
うん、わかる。
特に長編の文章のオソマツさはひどいよね。
三島由紀夫も吉本隆明もその点ははっきり
突いてるよね。

656 :吾輩は名無しである :04/10/21 22:26:21
わたしもそれは読みました。
確か、三島氏は司馬氏の小説はエッセイとしてしか評価できない、
そして、吉本氏は司馬氏の文章は新聞記者の文章だ、って感じで
両氏とも極めて司馬氏の文章については否定的な扱いでした。

663 :吾輩は名無しである :04/10/22 21:29:11
戦時中に(戦後かもしれん)谷崎が女を侍らせて贅沢な生活をしているのを
見て司馬が「みんなが苦労しているのに贅沢しやがって」って思っていた
というエピソードがあるが、ここに司馬の限界を感じる。
あの時代にああいう生活をすること自体よほどの信念がなければ
不可能だってのがわからなかったのかな。

結局、司馬は「偉大なる常識人」だな。
福田恒存のいう「99匹」のための「文学」を書いたっていうか。

669 :吾輩は名無しである :04/10/30 00:22:03
坂の上の雲は、
昭和40年代の高度成長
田中角栄と官僚主導
社会主義全盛
を背景にしているところがあるような気がする。
高度成長→富国強兵。
成り上がりの田中角栄→長州の主流でない児玉、小倉藩の奥。
官僚→明治の軍制から出てきた秋山兄弟。
社会主義→日露戦争を祖国防衛戦争定義。
乃木→門閥主義者。

691 :吾輩は名無しである :05/02/05 19:01:41
司馬は昔から評価が分かれる作家だが
批評者が右翼だからとか左翼だからとか、文学が
分かっているとかわかってないとか、そういうレベルで評価が分かれるわけではない。

単純に「純文学」がアイデンティティのよすがになってる人間は司馬が嫌いで
そうでない人間は司馬を評価する。一番分かりやすい例を挙げれば
「第三の新人」と呼ばれた人たちの司馬に対するスタンスを見れば一目瞭然
吉行淳之介、小島信夫は司馬が嫌いだったが、遠藤周作、三浦朱門、阿川弘之は
司馬遼太郎を再三再四にわたって、高く評価している。
単純に言えば、司馬は「文壇」が嫌いで「文壇」は司馬が嫌いとでも言えば分かるだろうか?

692 :吾輩は名無しである :05/02/05 19:12:03
司馬の作品は見方によっては妙に実験的で、
それをどう評価するかによって文学的にも評価が分かれる。
たんにギャグにしか思えん感じもするし
でも、筒井だってギャグだろ、と思えば評価できる。

697 :むつを :05/02/17 22:43:52
もの知りが自分の書いた言葉に酔っちゃってるって感じだなあ!

699 :吾輩は名無しである :05/02/18 04:47:55
うーん、嫌いじゃないし、よく読んで好きといっていいけど小説としてはもう一つだと思う。
吉川英治、海音寺潮五郎、山本周五郎、藤沢周平、柴田練三郎なんかほうが、
小説家としては上だと思う。司馬さんのはそういう一ジャンルなんじゃないかと。
それと別に司馬史観うんぬんは別に否定的には思ってません。

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎6

2005-11-25 14:26:20 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

507 :吾輩は名無しである :04/01/25 01:26
『坂の上の雲』を読んだ.正直つまらんかった.8冊も読んでなんか損した気分.


508 :吾輩は名無しである :04/01/25 02:09
司馬遼太郎は凄いと思うけど
司馬遼太郎に感化されて歴史好きになった奴は大概日本に妙な幻想を抱いている。
目ン玉を刳り出して生爪・面の皮を剥いでやりたくなった。

512 :吾輩は名無しである :04/02/04 19:56
司馬小説読破中。
読みやすいんだけど、人物評価に偏りがありすぎね?

516 :吾輩は名無しである :04/02/05 23:10
実際の人物を勝手に解釈した空想話をつくって
その人物の親や孫に対して失礼だとおもわないのだろうか

542 :吾輩は名無しである :04/02/14 02:02
>>538
司馬が古書業界に評判悪かったのはさー……

資料をドカ買いして行くくせに、
出来上がった作品を見てみれば、
資料を無視した話が出来上がってたからなんだよ。

「あの資料を買って、目を通した筈なのに、そんな話を書くか?」
と。

548 :吾輩は名無しである :04/02/16 00:59
>>542
>資料をドカ買いして行くくせに、
>出来上がった作品を見てみれば、
>資料を無視した話が出来上がってたからなんだよ。

資料を買っていくくせに、あからさまなデタラメ書くんだよね司馬って。
要するに自分が書きたいことを書いてるだけなんだよ。
資料など関係ない。
申し開きが出来なくなれば、「資料の読み込み不足」と逃げる手を使う。
でも実際には、読んでおいて嘘を書いてるんだよ。
その嘘がばれたら資料のせいにする、そんだけだ。
こんなのは司馬読みにとって常識だよ。

556 :吾輩は名無しである :04/03/29 12:21
>>487
「縮み志向の日本人」(だったか?)という
昔、ベストセラーになったトンデモ日本論の著者との対談のあとがきで、
「言いたいことはあるんだけど言い返せない」みたいに言ってた。
韓国北朝鮮に対して素直な気持ちを言えない時代の人だったってことかねぇ。

559 :縁外縁 :04/04/02 14:05
目をつけた奴を徹底してこき下ろすいじめっ子的性格
確かに海江田信義は弁護の余地もないような奴だったという話もあるが,
伊地知幸介もああまであしざまに描かれると,かえって「ほんとか?」と思う
子孫の方が可哀想・・・

ところで,あの白いヘルメットどこかに売ってないかな?

563 :吾輩は名無しである :04/04/03 19:50
>>562
どんなところ? 
むしろ、司馬の文章は、素人にもわかるようにやたら筋道を簡略化してるのが
鼻につくんだと思うけど。

565 :吾輩は名無しである :04/04/16 21:19
>>559
ttp://namiki-shobo.co.jp/military/tachiyomi/military029.htm
伊地知が無能なのでなく、司馬が詐欺師だったようだ。

567 :吾輩は名無しである :04/04/21 03:38
>>563
素人はわからないだろうと都合の悪いところを削除している。
自分の知らないとこは省略してもかまわない。

と言う疑惑がある。

569 :吾輩は名無しである :04/04/22 16:16
しかも「大河ドラマ」の元ネタになることで、
歴史学者にとっては迷惑な「通説」が多数生まれてしまった。

578 :吾輩は名無しである :04/05/08 14:53
うん、創作というか陸奥の回顧をアレンジして取り入れたものだよね。

司馬はじめ多くの竜馬本だと
(1)竜馬の書いた要職名簿に竜馬自身の名がなかったこと
(2)西郷に指摘されて「世界の海援隊でもやりますか」と答えたこと
を強調して引用してるけど、オリジナルの陸奥の回想は、
「竜馬の無私無欲さを前にして、西郷は赤面するしかなかった」
という底意地の悪いオチばかりが強調されていて、
このせいでこの話は「西郷を貶める為の作り話説」が根強いんだよ。

582 :吾輩は名無しである :04/05/08 23:18
>>581
ということは、(1)と(2)は、陸奥の事実誤認に基づく回顧を、
司馬が引用してしまったということなんだね。

584 :吾輩は名無しである :04/05/11 19:32
俺も『関ヶ原』は,ふつうにいい出来だと思う。
TBSによるドラマ化も成功していたし
(ひょっとして司馬作品の映像化で,唯一の成功例か?)
特に高橋幸治の大谷刑部はよかった!!

 因みに,司馬の創作が歴史的事実と誤認されてしまうことは確かに多いようだ・・・
くだらない例だが,「吉田松陰童貞で死んだ説」「大村益次郎とイネがやってた説」などは
別に証拠が残ってるわけではないが,司馬作品の影響で事実と信じている者が多い

596 :吾輩は名無しである :04/06/01 14:17
こと太平洋戦争の話になると、途端に日本人をこき下ろすよね。
魔法にかかったように愚かだったとか。
実体験の恨みがあるんでしょうが、
魔法にかかってるのはお前ちゃうんか?と突っ込みたくなる。

597 :吾輩は名無しである :04/06/02 10:39
過去礼賛によって、間接的に自分を正当化しているのでは?


598 :吾輩は名無しである :04/06/02 11:14
司馬って陳腐な表現の繰り返しが多いね。

「○○万石という途方もない大封を与えた」

「生涯忘れ得ぬ記憶となった」

「すっかり驚嘆してしまった」

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎5

2005-11-25 14:20:15 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

400 :吾輩は名無しである :03/10/15 15:54
>>351
>> それ絶対司馬のつくりごとだな
> 根拠は何?

横レスですが。

1. 「轢き殺してゆけ」と言ったという人物が、
書かれている物によって違っている。
2. 当時の関係者で、同じことを聞いたという人が居ない。

ソースは、
「司馬遼太郎とその時代 戦中篇」延吉実

414 :吾輩は名無しである :03/10/19 17:23
司馬遼太郎の本、難解で読めないんだけど。
お願いだから、漢字の振り仮名全部にふってくれ。
芸術家なんだろうな。一般人にはわからなくていいと思ってんだろ。



415 :たーちゃん ◆b5.0SF1OyQ :03/10/19 17:58
>>414
司馬遼太郎の本、振り仮名の間違いが多くないですか?
間違った振り仮名なら無いほうがましだと思う。

420 :吾輩は名無しである :03/10/25 20:47
司馬遼太郎さんが「草原の記」を出したとき、ある出版者の部長だった人が、
とうとうあれほどの境地にまでなりましたね、と感慨深げにつぶやいた。
ぼくはピカソの絵が子供の落書きにしか見えず、名人の奏でる演奏と三流
演奏者の音色の違いも区別がつかず、数億円の陶器と普段家で使っている
湯のみの一体どこがどう違うのかも判らない人間だから、ただただ、
ハアと返事をするしかなかった。芸術とはそういうものらしい。
猫に小判。わかる人にはわかり、わからない人にはわからない。


421 :吾輩は名無しである :03/10/26 10:09
>>420
正直で率直な人だね。司馬さんは。


422 :吾輩は名無しである :03/10/26 14:24
猫に小判って自分で言うのは、ちがうよな。



423 :吾輩は名無しである :03/10/26 20:03
>>422
そう思ったら言っちゃう人なんだろうねえ


424 :吾輩は名無しである :03/10/27 01:00
そのうえ、小説の途中でも、そう思ったら書いちゃう人なんだろうね。
だからうんちくひけらかしの余談が多い(藁

435 :吾輩は名無しである :03/10/29 18:56
司馬は日本史板なんかで非常に叩かれてるよな
史実と異なるとか歴史人物のイメージが違うとか
そういったヤシは歴史文学と史実が違うことを
少しは認知してほしいな。

437 :吾輩は名無しである :03/11/01 20:02
>>435
そんな話じゃないよ。
司馬は、自分のイデオロギーに都合よく人物をゆがめてるって話だよ。
司馬は相当資料を集めていたみたいだけど、
それはリアルな人物像を知るためでなく、
単に自分が嘘をつくためだったにすぎない。
自分の得手勝手なウソを補強するために、資料を読み込んだにすぎないんだよ。
それを、
「資料をたくさん集めてたから相当史実に近いに違いない」と
考えるほうがバカ。まんまと騙された、マヌケな鴨なんだよ。

438 :吾輩は名無しである :03/11/01 20:10
>>437
同感ですね。というより、一般によく知られた事実。

さらにいえば、司馬は古書業界でも評判が悪い。
欲しい本があると目録一頁丸ごと注文ということをやりまくった。
必要ない本まで買ってたわけ。
お蔭でとばっちり食って関係ない古書の値段があがったそうです。
司馬が蔵書家だなどと信じてる人がいるが、
あれはそうして集められたもんですよ。
貧乏人には大迷惑。

440 :吾輩は名無しである :03/11/02 03:12
>>437
>自分のイデオロギーに都合よく人物をゆがめてる
やっぱりそうだったのか。
それほど多くの作品を読んだわけではないが、
それでも読んでいて人物像に疑問を感じる事が多かったから。
そのうえ、素人でもちょっと調べれば分かるような人名や書名のルビを間違って
いたりするので、この人は本当に調べた上で書いているのかなー、と。

443 :吾輩は名無しである :03/11/03 01:00
まあ前にも似たような話になったが、小説家なのに歴史家だと思われてしまったところに彼の悲劇がアるのだろうな

451 :吾輩は名無しである :03/11/12 21:24
司馬の描く歴史上の人間には愛情が込められている。そこがいい。


452 :吾輩は名無しである :03/11/13 02:43
愛情の込められる人物と、くそみそ言われる人物が居るんだよ。

457 :吾輩は名無しである :03/11/14 01:02
でも坂雲の伊地知&乃木と、大山巌を比べてみると面白いよ。
大山なんか、殆んどもうろく爺のような描写なのに、将帥とはこ
うあるべきだとかかかれているのを読んで、それは言いすぎだ
ろうと思うことがちらほら。

460 :吾輩は名無しである :03/11/14 23:52
司馬は小学校後半から中学までじゃないと読めないな。
それ以降だと、単純な英雄史観に呆れて読む気がうせる。

472 :吾輩は名無しである :03/11/22 19:56
芝小説読むと「歴史勉強した」て気にはなるけど「文学読んだ」って気にはならないな。

484 :吾輩は名無しである :03/11/26 20:51
題材の選択眼はすばらしい物があるが、小説家としてはというとちょっと?だな。
歴史小説というより自分の随想録って感じだ。
歴史小説なら城山三郎の方が人物を描くのはうまいと思う。

487 :吾輩は名無しである :03/12/03 00:00
司馬は妙な朝鮮愛があるから嫌い
司馬の小説は嫌いじゃないけど

492 :吾輩は名無しである :03/12/15 07:16
司馬のアジアびいきは、端的に言って戦後民主主義の賜物でしょ。

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎4

2005-11-25 14:11:03 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

303 :吾輩は名無しである :03/09/13 04:36
あの人の髪がやけに真っ白なのは何でだろう。
大戦のショックでああなったのかな。
誰かああなった理由知っている人いる。


304 :吾輩は名無しである :03/09/14 01:38
彼は結構苦労人なんじゃないの?

でも私はあの微妙に偉そうな語り口が苦手。
ちょっとハードボイルド気取ってみました、みたいな。
ただかっこつけてるだけに思えてしまって。
上司が奨めるから読みたかったんだけど
どーしても生理的にダメで読めなかった。
何でも読めるタチで、こういう経験は今までなかったから無念。
女にはわからない作家なのか、と悩んだりした。
っていうか、なんで男はこういうの好きなんだろ?っておもった。

305 :304:03/09/14 03:24
↑あ、語り口っていうのは彼の話し方ではなくて
文章の流し方、文体っていうの?がダメだったってことね。

309 :吾輩は名無しである :03/09/15 00:26
坂の上の雲しか読んでないけど、軍ヲタ的には面白いと思った
もちろん、司馬遼太郎が言ってるように過剰な戦前否定へのアンチテーゼとして掛かれたものでもあるから、鵜呑みにしちゃいけないけどもね
中公の「バルチック艦隊」なんかと併せて読んでみるといいかもしれない

310 :吾輩は名無しである :03/09/15 00:28
司馬遼太郎は、共通認識として、読んどいた方がいいと思う。
会社なんかだと、そういう論理で動いてるから。

312 :吾輩は名無しである :03/09/15 06:44
史実と虚構の混ぜかたが絶妙とだけは言える。

316 :吾輩は名無しである :03/09/16 17:04
>そういう論理で動いてる

ほんとにそうかなあ・・・。

310さんを責めるつもりはないんですが、
こういう薦められかたのせいで
アンチになってしまう人もかなり多いと思う。

司馬さんの語りの楽しさと才能を承知の上で
敢えて言うけど、「たかが歴史小説」にすぎないじゃん。


317 :吾輩は名無しである :03/09/17 06:26
ただの歴史小説としてなら誰もが文句なく面白いと認めるのに、彼に歴史家としての役割を要求するから話がこじれるのかもね

司馬氏の軍人時代の話はなかなか面白いな
戦車の装甲板ヤスリで削ってみたりとか(藁

319 :吾輩は名無しである :03/09/17 14:20
>>317
そうなんだなあ。
新しい歴史教科書を作る会の藤岡信勝なんか
もろ司馬の本を史実の根拠にしてるからな。
榎本武揚のこととかさ。
大学教授のくせにこんな阿呆なことやってていいのかね。
史実と小説の区別ぐらいつけろっつーの。
小説としてはまあまあ面白いんだからさ。

320 :吾輩は名無しである :03/09/17 22:22
司馬の歴史上の人物への肉付け方があまりに説得力に富むんだろうな。
そしてそれをあの「~であった」と上から見下ろす視点で書かれると
小説なのに史実と混同してしまう輩が出ると。

327 :吾輩は名無しである :03/09/27 13:08
好きも嫌いもなく…
政治家が便利に利用する作家。
野中爺が引用して小泉攻撃すれば、すかさず小泉も
演説の中で司馬の言を引用して、改革路線をブチ上げてみせる…

ま、どうにでも使える都合の良い作家と…

330 :吾輩は名無しである :03/10/01 00:41
うーん、あの冷めた語り口があまり好きじゃないなぁ。
歴史に詳しくない俺からすると興味をそそられる部分はあるけど、
海音寺潮五郎や大佛次郎の方が面白いとオモタ。

337 :ななし :03/10/04 17:40
ラノベばかり読んでる人にはつまらないのでは?

340 :吾輩は名無しである :03/10/04 22:20
講釈師、見てきたような嘘をつき。

 ある日、突然嫌いになった。理由は上記。
 虚構は虚構でいいが、虚実が混乱してくる。

342 :吾輩は名無しである :03/10/05 16:11
司馬の小説こそがラノベなのでは?
幻想の明治に引き籠もって、昭和に生まれた可哀想なじぶんを慰めてる。
司馬の書く物って、畢竟、そういうものじゃないかなあ?

345 :吾輩は名無しである :03/10/05 17:44
ノモンハンを書けなかったということが、司馬の限界だと思うが、どうだろう?

349 :吾輩は名無しである :03/10/06 15:31
司馬がもし今、20歳の青年だったとすれば、
高度成長時代を賛美して、現代を酷評するだろう。


350 :吾輩は名無しである :03/10/06 19:54
>>334
>この場合我々はどうすればよいのでありますか」って司馬さんが質問した。
>すると大本営からきた少佐参謀が、「軍の作戦が先行する。国家のためである。轢き殺してゆけ。」って言ったらしい。

それ絶対司馬のつくりごとだな。
司馬ってこういう嘘を混ぜるからタチが悪いよ。

355 :吾輩は名無しである :03/10/07 05:13
大好きなんだけど「坂の上の雲」の~せしめた。とかの使役の濫用にはうんざりした。

367 :吾輩は名無しである :03/10/08 00:46
>>351-352
オイオイ、根拠がないのは司馬も同じだろ。
体験談なら根拠があるとでも思ってるのか?

確実に言えるのは、司馬と上官との会話が、
司馬のイデオロギーにピタリと符合するってことさ。
しかもそれを、
自分の体験談として語ることでさも事実であるかのように
思わせようとしている。
歴史の顔と言いだすやつまでおる。
タチが悪いだろ?

369 :吾輩は名無しである :03/10/08 03:38
>>364
抑制されすぎてて苦手。
物語を読む楽しさをあまり感じないんだよなぁ。

377 :吾輩は名無しである :03/10/11 03:38
俺も司馬の文体はダメだな。
「笑うほか、ない」みたいな文が特にダメ。
なんだよその「、」は! と。
この押し付けがましい溜めつーか呼吸つーかは、
オッサンがよく真似してるよね。

380 :吾輩は名無しである :03/10/11 09:41
ってゆーか司馬はあくまでも娯楽小説家だと思う。後年、本人もメディアも
勘違いして思想家的なカンジになったけど。あんまりそういうモンしょいこ
ませない方がいいと思う。個人的には「風神の門」がスキ。「和州長者」と
かも。


381 :376:03/10/11 22:33
>>377
そう、それ。そういう文体が私も苦手。
よかった、同じ人がいて・・・。
でも苦手とか生理的にダメとかいうことが
ファンをけなすことになるのなら、
ファンのみなさん、ごめんです。


382 :吾輩は名無しである :03/10/11 23:24
>>380
だよね?
俺もそう思う。
エッセイ風味の娯楽小説。

386 :吾輩は名無しである :03/10/12 03:34
>>380
そうそう。まわりで色々背負わせすぎだよね。
宮崎駿なんか完全に司馬ベッタリで、
「日本の行く先を司馬なら正しく指し示せたのに、死んだのは惜しい」
みたいに言ってたけど、そこまで甘えるなと言いたい。
責任転嫁をするんじゃないと。


387 :YoYa:03/10/12 17:46
>386
へぇ~。宮崎ってそんなに司馬を買いかぶっていたんだ。
歴史小説家としては確かにすごい人だし、ずいぶん読んだけど、
そうした「思想家」としての期待はまったく持っていない。
まあ、宮崎駿よりは「日本の行く先を正しく指し示せた」かも知れない。
つーか、何が正しいか、宮崎にわかるのか?

388 :吾輩は名無しである :03/10/13 09:25
宮崎も司馬も影響力が大きすぎるだけに
思想家ぶられると困るな。

三流講談家→勘違いして思想家気取り 司馬遼太郎3

2005-11-25 14:02:44 | 子ども向け小説の首魁 司馬遼太郎
 司馬遼太郎のどこが好きなの?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1044197706/

202 :吾輩は名無しである :03/06/17 14:28
司馬さんは小説はうまくないけど、安心して委ねられる見識がある。

203 :吾輩は名無しである :03/06/17 16:49
誰かに思想・見解を委ねるのはコヴァの始まり

205 :吾輩は名無しである :03/06/17 21:13
>>202
司馬は通俗小説としてはうまいけど、見識としてみるべきものがない。

208 :吾輩は名無しである :03/06/18 22:02
司馬の本は文学でもないし、歴史でもないし、伝記でもない。まったく中途半端なもの。
あれのどこがいいのだよ? あれを史実と思ったら、お馬鹿さんだろ、
歴史観を述べたいのなら、小説という形式は不適当だろう。
小説を書きたいなら、小説を書けばいい。

209 :吾輩は名無しである :03/06/19 07:38
竜馬は器が大きくて何を考えてるのかわからない、というような表現が多くて
ゲンナリした。


210 :吾輩は名無しである :03/06/19 07:40
「燃えよ剣」の細部におけるリアリティのなさにもうんざりした。

213 :吾輩は名無しである :03/06/19 13:29
人間がパターンなんだよね。

216 :  :03/06/19 14:52
明治の人間って、本当にああも完全なのかな?


217 :吾輩は名無しである :03/06/19 20:05

司馬の妄想に決まってるじゃん。

あんな講談本、真に受けたらアホですよ。

220 :吾輩は名無しである :03/06/19 22:21
>>219

だから、歴史小説という形態からして噴飯もの。小説でもない、歴史でもない。
潔く歴史そのものを書け。といっても、それでは歴史学者と同じで存在意義がない。
結局、一般大衆の歴史好きにおんぶしてるのだよ。甘いね、日本人は。
でも、それが日本人のいいところでもある。才能のない作家や老人作家の生きる糧を与えているわけだ。

221 :吾輩は名無しである :03/06/19 22:43
国民の知的レベルが上がれば消えゆく運命にあるジャンルなのかな。

226 :吾輩は名無しである :03/06/24 21:22
 一時、好きでよく読んでいたが、ある日突然気がつき嫌悪感を催すようになった。
なにが?って聞かれても表現しづらいが、何かが足りない。
文庫本が30冊ぐらい、本棚の奥に眠った。


227 :吾輩は名無しである :03/06/25 01:09
ライトノベルだからな。

233 :吾輩は名無しである :03/07/07 23:28
司馬の本に影響受けてる人って…


234 :吾輩は名無しである :03/07/07 23:45
>>233
ふだん文学書など読まない人
もしくは読んでも半分も理解出来ない人

251 :吾輩は名無しである :03/07/28 10:29
竜馬が行くの一巻を読んだことあるけど
そんなに面白いと思わなかった
まったく小説なんか読んだことなかった子供の頃に読んでたらまた違ってたかも

272 :吾輩は名無しである :03/08/17 00:24
すごく簡単な漢字で書ける言葉なのに、たまにひらがなで書いてるとこが好きです。(/ω\)ポッ
「おもった」「しらべる」とか

278 :吾輩は名無しである :03/08/29 21:47
日本と日本人を美化するだけの文学としは片手落ちのもの。
サラリーマンが自分を武士に例えて悦にいるのだが、
人口比で5%の武士階級のエリートと違い50%のサラリーマンは百姓にちかい
し志の点でも武士の足元にも及ばない。
普段、本を読まない奴がたまに読む本が司馬遼太郎なんだろうね。
毒にも薬にもならない、話のタネ本ですね。
うんちくなんてどこまでいっても他人の褌で相撲をとるようなもの。

279 :吾輩は名無しである :03/08/29 21:54
普段本を読まない人が読む本BEST3

赤川次郎=西村京太郎=司馬遼太郎 ってことですかね。

司馬遼太郎が好きな奴って、人前で司馬遼太郎が好きと言うね。
安全パイって感じですね。

280 :吾輩は名無しである :03/08/29 22:02
>>272
大和ことばだからひらがなと云うこだわりが逆に鼻につく。
しらべるは調べるが流通しているのだから逆にかなにすると違和感があるしょ。
言ってることは正しくても感覚的にずれてるのが欠点。
こいつの云ってること聞いてると国語の先生が脱線して喋ってる程度の
話だね。ファンは無批判に読み過ぎ、読まれているっていうの?
司馬はこういってるが俺はこう思うってところがまったくないし。
懐疑的な精神を持つほどの知的な人間なら司馬遼太郎なんて読まないか。

281 :吾輩は名無しである :03/08/29 22:12
司馬遼太郎好きの人が良く言うフレーズ
「司馬遼太郎は好きですね。ほとんど読みました。」
だろうね、頭使わなくていいものね。

297 :吾輩は名無しである :03/09/11 16:30
読者が言わなけりゃ誰が言う。

要するに通俗小説を書く通俗小説家ってこった

299 :吾輩は名無しである :03/09/11 16:40
作品そのものがイヤっていうより、
作品の「読まれ方」がイヤな作家っつー感じをもってた。
いわゆる偏見という奴。いまもちょっとある。

死んでから、「街道を行く」だけは楽しみに少しずつ読んでる。