花意竹情

花のように気高く優しい、竹のように真っ直ぐでしなやかな心。
私の人生の指針。

「魂の歌」再演

2012年10月16日 | バレエ

11月18日(日)

田尻文化センターにて

「バレエダンスクラシック エポーレ」としては

初めての発表会を開催します。

 

仙台と田尻の生徒35名が出演します。

 

すべて小品集で、二部構成です。

 

第一部の最後に、

骨髄バンク命のつどい主催の「2008年ふれ愛こんさーと」で上演した

「ソング・オブ・ザ・スピリット~魂の歌~」を

再演することにしました。

 

 

 

 

 

 

 

曲に惚れ込むと、

踊りの振りが自ずと湧いてきます。

「魂の歌」は、曲はもちろん、題名にも強く心惹かれました。

 

14人のダンサー、ひとり一人に

「魂」の役割があります。

 

「躍動・気高さ・冷静・あこがれ・羞恥・惑い・真摯・

悩み・哀しみ・愉快・謙虚・明朗・素直」そして「孤独」。

 

「孤独」以外は、私が日ごろ受け留めている

それぞれのメンバーのキャラクターに、少しく近いものを、

「魂」の表現として、感情や態度の意味を持つ言葉を選びました。

 

そして、「魂」の軸に、「孤独」があり、

それぞれが反発したり、近づいたりしながら、

最後に融合します。

 

 

私のバレエの始まりは、

バレリーナ森下洋子さんと山岸凉子作バレエ漫画「アラベスク」なのですが、

このお二人の対談を、つい最近、初めて読みました。

その中で、偶然、森下さんが魂について語っておられました。

 

「人は美しいものを求める。バレエというものは美そのものだと思う。

技術はきちんと毎日磨かなきゃいけないものだけれど、

それ以上に大事なのはその人そのもの。

自分自身が喜びを持って磨かれていかない限り、

どんなに技を持っていてもだめだと思う。

人間は死ぬまで魂を磨くために生まれてきたのだから。」