11月18日(日)
田尻文化センターにて
「バレエダンスクラシック エポーレ」としては
初めての発表会を開催します。
仙台と田尻の生徒35名が出演します。
すべて小品集で、二部構成です。
第一部の最後に、
骨髄バンク命のつどい主催の「2008年ふれ愛こんさーと」で上演した
「ソング・オブ・ザ・スピリット~魂の歌~」を
再演することにしました。
曲に惚れ込むと、
踊りの振りが自ずと湧いてきます。
「魂の歌」は、曲はもちろん、題名にも強く心惹かれました。
14人のダンサー、ひとり一人に
「魂」の役割があります。
「躍動・気高さ・冷静・あこがれ・羞恥・惑い・真摯・
悩み・哀しみ・愉快・謙虚・明朗・素直」そして「孤独」。
「孤独」以外は、私が日ごろ受け留めている、
それぞれのメンバーのキャラクターに、少しく近いものを、
「魂」の表現として、感情や態度の意味を持つ言葉を選びました。
そして、「魂」の軸に、「孤独」があり、
それぞれが反発したり、近づいたりしながら、
最後に融合します。
私のバレエの始まりは、
バレリーナ森下洋子さんと山岸凉子作バレエ漫画「アラベスク」なのですが、
このお二人の対談を、つい最近、初めて読みました。
その中で、偶然、森下さんが魂について語っておられました。
「人は美しいものを求める。バレエというものは美そのものだと思う。
技術はきちんと毎日磨かなきゃいけないものだけれど、
それ以上に大事なのはその人そのもの。
自分自身が喜びを持って磨かれていかない限り、
どんなに技を持っていてもだめだと思う。
人間は死ぬまで魂を磨くために生まれてきたのだから。」