「…相変わらず、花いじりかよ、ペール」
「おぉ…、ルーク様。いい天気ですね」
「まぁな、いつもいつもいつも同じだけどな」
「あまり変わらないように見えるでしょうが、よいものですよ。
ルーク様を癒すことが出来ればいいと思います」
使用人ペール。
いつも花いじりしている老人だ。
ペールに話しかけると、父上はいい顔をしない。
”付き合う人間を選びなさい”の一点張り。
はいはい、分かったよ。
屋敷をふらふらと目的もなく歩く。
歩き慣れた廊下で、メイドに声を掛けられた。
客人が来ているという。
げ、ナタリアだったら今日はパスだな。
玄関まで行くと、その客人はいなかった。
不思議に思っているとラムダスが歩み寄ってきた。
ラムダスは、父上付きの執事で、俺をいつまで経っても「おぼっちゃま」と呼ぶ。
「おぼっちゃま、ヴァン・グランツ謡将がお見えになっております」
「師匠が?今日は稽古の日じゃないぜ?」
「何やら急ぎの用とかで、今、旦那様と話しておいでです。
お部屋でお待ち下さい」
んだよ、客が来てるって言うから、わざわざ来てみりゃ待ってろ?
うっぜぇー。
外に出たくても、白光騎士団が邪魔しやがるしラムダスも見ている。
大人しく部屋に戻ることにした。
しっかし、ヴァン師匠が来るなんて!
何の用かは知んねぇーけど、稽古つけてくれんのかな!
ああ!もう楽しみでしょうがねぇ!
「おーい、百面相!そろそろ気付いてくんねぇか」
「ガイ…か」
私室の窓からガイは入室していた。
いつものことだが。
「大丈夫か、また例の頭痛か?」
「さっききた。けど、今の違うぞ」
「なおさらに心配だよ。…最近頻繁だな」
「ああ!ヴァン師匠が頻繁に来てくれるようになって嬉しいったらねぇ!」
「それじゃない!頭痛の方だ」
「ああ…」
「ものすごくつまらなそうだな」
ぜんっぜん、面白いことじゃねぇからな。
マルクトの野郎を思い出さなきゃいけないし。
あー、また腹立ってきた。
「そろそろ旦那様のところへ行け。その緩みきった顔、直してから行けよ」
「はいはい」
部屋をもの凄い勢いで出ていったルークをガイは静かに見送る。
そして、小さい声で言った。
誰にも聞こえない、本当に小さな独り言。
「ヴァンが絶対に善人だなんて…保証はないだろうに…」
****************************
あれ…、ヴァンのことに全然触れてないぞ?
というか、お題もここに来てスピードアップ。
このお題のあとセブンスフォニムだって!
いきなりか!
剣術稽古とか続かないの!?
ゲーム本編に絡んだ瞬間字数が倍以上に…。
正直者め!!
本編を交えつつ、オリジナルを加えるのが楽しいので。
ルークの微量過ぎる優しさを付け加えられたらと思っています。
「おぉ…、ルーク様。いい天気ですね」
「まぁな、いつもいつもいつも同じだけどな」
「あまり変わらないように見えるでしょうが、よいものですよ。
ルーク様を癒すことが出来ればいいと思います」
使用人ペール。
いつも花いじりしている老人だ。
ペールに話しかけると、父上はいい顔をしない。
”付き合う人間を選びなさい”の一点張り。
はいはい、分かったよ。
屋敷をふらふらと目的もなく歩く。
歩き慣れた廊下で、メイドに声を掛けられた。
客人が来ているという。
げ、ナタリアだったら今日はパスだな。
玄関まで行くと、その客人はいなかった。
不思議に思っているとラムダスが歩み寄ってきた。
ラムダスは、父上付きの執事で、俺をいつまで経っても「おぼっちゃま」と呼ぶ。
「おぼっちゃま、ヴァン・グランツ謡将がお見えになっております」
「師匠が?今日は稽古の日じゃないぜ?」
「何やら急ぎの用とかで、今、旦那様と話しておいでです。
お部屋でお待ち下さい」
んだよ、客が来てるって言うから、わざわざ来てみりゃ待ってろ?
うっぜぇー。
外に出たくても、白光騎士団が邪魔しやがるしラムダスも見ている。
大人しく部屋に戻ることにした。
しっかし、ヴァン師匠が来るなんて!
何の用かは知んねぇーけど、稽古つけてくれんのかな!
ああ!もう楽しみでしょうがねぇ!
「おーい、百面相!そろそろ気付いてくんねぇか」
「ガイ…か」
私室の窓からガイは入室していた。
いつものことだが。
「大丈夫か、また例の頭痛か?」
「さっききた。けど、今の違うぞ」
「なおさらに心配だよ。…最近頻繁だな」
「ああ!ヴァン師匠が頻繁に来てくれるようになって嬉しいったらねぇ!」
「それじゃない!頭痛の方だ」
「ああ…」
「ものすごくつまらなそうだな」
ぜんっぜん、面白いことじゃねぇからな。
マルクトの野郎を思い出さなきゃいけないし。
あー、また腹立ってきた。
「そろそろ旦那様のところへ行け。その緩みきった顔、直してから行けよ」
「はいはい」
部屋をもの凄い勢いで出ていったルークをガイは静かに見送る。
そして、小さい声で言った。
誰にも聞こえない、本当に小さな独り言。
「ヴァンが絶対に善人だなんて…保証はないだろうに…」
****************************
あれ…、ヴァンのことに全然触れてないぞ?
というか、お題もここに来てスピードアップ。
このお題のあとセブンスフォニムだって!
いきなりか!
剣術稽古とか続かないの!?
ゲーム本編に絡んだ瞬間字数が倍以上に…。
正直者め!!
本編を交えつつ、オリジナルを加えるのが楽しいので。
ルークの微量過ぎる優しさを付け加えられたらと思っています。
ペールとか超懐かしかー!
ダブルルークの悪夢を思い出すね!(何
ルークの部屋の窓はガイ様専用出入り口!(何
ちょっと色々勘繰ってそうなガイ様萌え。
目の笑ってない笑顔で呟いてそうだと思った・・・v
をを、本当に速いね!
ファイトだぜ!