近くて遠い距離

「見たか、俺の必殺技！」
「………はい」
「うむ」

「…（むぅ？）」

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「集合！！！」
「どうしたの、ロイド？」
「さっきの戦闘のことなんだけど」
「まさか、戦闘技術について学ぶ気！？」
「偉いわ、ロイド！！ようやく勉学に目覚めてくれたのね！」

「ちっがーう！！」

「…違うとは？」
「俺、結構いい線いってると思うんだよ」
「おいおい、『俺さまかっこいー』は譲れないぜ？」
「お前は黙ってろ」
「ハニー厳しい～」
「じゃあ、何が？」

「掛け声って重要じゃないか？」

「掛け声？」
「う～ん、必要と言えば必要だよね」
「俺、褒められて伸びるタイプなんだ」
「自分で言うんじゃありません」
「親父に言われたの！」
「で？」
「『見た！？』って言ったら、褒めろよ」
「はぁ？」
「はぁ？っじゃなくって！」
「ロイドって戦闘中かっこいいよね～」
「そう！コレット！自分で言うのも変だけど、そうなんだよ！」
「（まぁ…、確かに見惚れる時があるのも事実だけどな）」
「振ったら、褒めてくれ」
「自分で言うかい？」
「言わなきゃ、素っ気ないんだろ？」
「どう…言えばいいですか？」
「ん～。かっこよかったぁとか、そういう簡単なのでいいから！」
「考えておこう」
「リーガルとプレセアは、コメントはいいからテンション上げて」
「…了解」
「分かりました」
「大丈夫かな～…」

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「頼りになるわ」
「いい調子じゃないか」
「ロイドかっこいい！」
「ロイド…動けていました」
「いい筋肉の動きだったな」

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「見たか、俺の必殺技！」

「格好良かったよ（棒読み）」
「お前は最高だな（棒読み）」

「集合！！！！！」（改善されるまで続く）