「すまないねぇ、手伝わせて」
「「………」」
「俺もうっかりしたよ。はっはっは、まぁ、首都までゆっくりしてくれ」
馬車はぶっ壊れていたから、あそこにいたらしい。
靴はもう汚れないって思っていたのに、直すのを手伝わされて泥だらけだ。
くそっ、家に帰ったら速攻捨てよう。
がたがた揺れる車内で、景色がどんどん流れていく。
手前にあった岩があっという間に後へ。
その様子が面白くて、俺は窓にかじり付き。
女は冷めた目でまっすぐ前を睨みつけていた。
無言のまま、時間は過ぎて。
すっかり椅子に乗り上がって、外を見ていた俺を女が引っ張り落として座らせた。
文句を言ってやりたかったが目で牽制されたので黙っていた。
何か…、すごみを増した気がする。
「大人しく座ってて」
「分かったよ…」
座って、女の様子を窺い見た。
どこまでも真剣で、空中を睨んでいて。
まるで白光騎士団のやつらのように、緊張していた。
俺も俺で馬車が揺れるたび、動かないように緊張していた。
動くと。
女の体に当たるから。
ガイなら、どうすんのかなぁ。
やっぱ、卒倒?
ここにはいない女が苦手な使用人を思いだして、少し笑った。
****************************
後半、あり得ないですよね…。
無知ルークは、無礼、わがまま、表情なしだもんね。
純情でもないですし。
けどねぇー、そんぐらいはして欲しい。
「「………」」
「俺もうっかりしたよ。はっはっは、まぁ、首都までゆっくりしてくれ」
馬車はぶっ壊れていたから、あそこにいたらしい。
靴はもう汚れないって思っていたのに、直すのを手伝わされて泥だらけだ。
くそっ、家に帰ったら速攻捨てよう。
がたがた揺れる車内で、景色がどんどん流れていく。
手前にあった岩があっという間に後へ。
その様子が面白くて、俺は窓にかじり付き。
女は冷めた目でまっすぐ前を睨みつけていた。
無言のまま、時間は過ぎて。
すっかり椅子に乗り上がって、外を見ていた俺を女が引っ張り落として座らせた。
文句を言ってやりたかったが目で牽制されたので黙っていた。
何か…、すごみを増した気がする。
「大人しく座ってて」
「分かったよ…」
座って、女の様子を窺い見た。
どこまでも真剣で、空中を睨んでいて。
まるで白光騎士団のやつらのように、緊張していた。
俺も俺で馬車が揺れるたび、動かないように緊張していた。
動くと。
女の体に当たるから。
ガイなら、どうすんのかなぁ。
やっぱ、卒倒?
ここにはいない女が苦手な使用人を思いだして、少し笑った。
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後半、あり得ないですよね…。
無知ルークは、無礼、わがまま、表情なしだもんね。
純情でもないですし。
けどねぇー、そんぐらいはして欲しい。
結局泥だらけか!さすがだ・・・
汚れた→洗うでも
汚れた→洗ってもらうでもなく、
汚れた→ゴミな発想がルークっぽい。
ルーク、窓から外眺めながら「おー!」とか
「すげー!」とか言ってそうな予感。
そりゃあ座らせられるよ(*´∀`)(何
きっと同時進行でガイちゃんはくしゃみ中ですな!
ほんと、もしルークポジションがガイちゃんだったら、
すごい勢いで大変なことになるんだろうな!
多分ティアたんは送ってくれないし、
最後まできっとルークが無知ルークだぜ!(何