「お?なんだ、なんだ?」
馭者の声と同時に馬車が不自然に揺れた。
ドーンっという音も聞こえて、女が警戒したのが分かった。
横を見ると、別の馬車がフルスピードで駆けていくのが見えた。
そのあとを別の何かが追っているようだった。
『そこの辻馬車、道を開けなさい!!』
拡声された男の声が、辺りに響く。
どうやらそれは、俺たちの辻馬車のことらしく、馭者が慌てて止まった。
ごうごうと音を立てながら、鉄の塊が馬車を追って攻撃を仕掛けているようだ。
「今の馬車は?」
女が冷静に馭者に訊いた。
あれが漆黒の翼だよと悪びれもなく言ってのけると、馬車は再び走り始めた。
「じゃあ、今の鉄の塊は?」
俺の質問には楽しそうに、答えてきた。
「あれは、マルクトが誇る最新鋭陸上装甲艦タルタロスさ!」
「ま、マルクト!?どうしてここにマルクトの艦が…!」
「ここはエンゲーブの近くなんだからいるだろうよ」
「エンゲーブっ!? この馬車はバチカルへ行くんじゃなかったの!?」
「いや、行き先は首都グランコクマだが。
…な~んか変だなぁ。あんたらもしかしてキムラスカ人なのか?」
女の顔が変わった。
馭者の声も変わった。
俺は黙って、成り行きを見ることにした。
責任取るって言ってたから、女に任せればいいさ。
「いいえ、マルクト人よ。
バチカルへは急ぎの用があって、どうしても行かなくてはならなくて」
「そうかい。そりゃ悪かったな。
あんたらを拾ったのはタタル渓谷だったから、橋を渡ればキムラスカだったんだ」
「じゃあ、戻って…」
「そういうわけにも。さっき、戻れる橋が漆黒の翼に落とされちまったから」
愕然とした。
俺でも分かった。
敵国に渡ってしまった上、戻れなくなったのだ。
****************************
そろそろゲーム本編を覚えていません。
これは二周目をやりながら書かないとキツイ?
…ものすごく手間ですね。
お題を眺めていて、「何のことだ?」と思うのがいくつかあって。
それにいかないように自然消滅したいです。
で、どうしましょう?
下ろそうか、エンゲーブまで行くか。
自分は下りて狩りながら行ったんですが…。
決まるまで、更新停止…ですね。
馭者の声と同時に馬車が不自然に揺れた。
ドーンっという音も聞こえて、女が警戒したのが分かった。
横を見ると、別の馬車がフルスピードで駆けていくのが見えた。
そのあとを別の何かが追っているようだった。
『そこの辻馬車、道を開けなさい!!』
拡声された男の声が、辺りに響く。
どうやらそれは、俺たちの辻馬車のことらしく、馭者が慌てて止まった。
ごうごうと音を立てながら、鉄の塊が馬車を追って攻撃を仕掛けているようだ。
「今の馬車は?」
女が冷静に馭者に訊いた。
あれが漆黒の翼だよと悪びれもなく言ってのけると、馬車は再び走り始めた。
「じゃあ、今の鉄の塊は?」
俺の質問には楽しそうに、答えてきた。
「あれは、マルクトが誇る最新鋭陸上装甲艦タルタロスさ!」
「ま、マルクト!?どうしてここにマルクトの艦が…!」
「ここはエンゲーブの近くなんだからいるだろうよ」
「エンゲーブっ!? この馬車はバチカルへ行くんじゃなかったの!?」
「いや、行き先は首都グランコクマだが。
…な~んか変だなぁ。あんたらもしかしてキムラスカ人なのか?」
女の顔が変わった。
馭者の声も変わった。
俺は黙って、成り行きを見ることにした。
責任取るって言ってたから、女に任せればいいさ。
「いいえ、マルクト人よ。
バチカルへは急ぎの用があって、どうしても行かなくてはならなくて」
「そうかい。そりゃ悪かったな。
あんたらを拾ったのはタタル渓谷だったから、橋を渡ればキムラスカだったんだ」
「じゃあ、戻って…」
「そういうわけにも。さっき、戻れる橋が漆黒の翼に落とされちまったから」
愕然とした。
俺でも分かった。
敵国に渡ってしまった上、戻れなくなったのだ。
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そろそろゲーム本編を覚えていません。
これは二周目をやりながら書かないとキツイ?
…ものすごく手間ですね。
お題を眺めていて、「何のことだ?」と思うのがいくつかあって。
それにいかないように自然消滅したいです。
で、どうしましょう?
下ろそうか、エンゲーブまで行くか。
自分は下りて狩りながら行ったんですが…。
決まるまで、更新停止…ですね。
って感じ?って言っちゃったv
それとも料理って、
エンゲーブで勝手に食べたトマトのこと・・・じゃないよね?
・・・ごめん?
ゲームじゃ大佐の顔が出た初めての所でも、
馬車内ルークには関係なし。
くそぅ。
ティアたんもねー、ちゃんと地名聞けよってね。
多分混乱してたんだろうけどねぇ。
でも、もしここで、ちゃんとバチカル方面に帰れてたら、
ミュウたんもいないしイオン様にも会えない、
大佐やアニスちゃんにも会えない、ガイ様は華麗に空回り、
という切ないことになるところだったね!
自分の妄想でとても恐ろしくなったよ!(馬鹿