端と底を行き来するRPG

そのとき、きっと誰かの中心blog。
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テキストのかけら その30

2012-07-27 00:00:00 | Words shower
【妖狐×僕SS】

「……残夏ぇ」
「なぁにぃ、渡狸ぃ」
「ひとの好き嫌いって、転生後も引き継がれるもんなの?」
「ある程度は同じ好みだったりするねぇ。それが?」
「…いや、前の『俺』もカルタのこと大事だったのかなって」
「うーん、どうだろうね。報われてないのは同じだと思うけど」
「一言余計だ」

☆☆☆

「御狐神くん、近い!!」
「眼鏡を忘れまして」
「君、眼鏡なくても生活してるじゃないか!」
「それはそれ、凜々蝶様は凜々蝶様です」
「理由になってない!」

☆☆☆

「若いなー」
「アンタも若いんでしょう?反ノ塚」
「あー、まぁ、一応高校生の身分だなぁ」
「凜々蝶ちゃんとアンタじゃお気楽さが違うのよ」
「いや、凜々蝶じゃなくて」
「カルタちゃんのほう?」
「渡狸、ピュアだなぁって。イジりたくなるっつーか」
「歯痒い?」
「うん。俺にはないから」

☆☆☆

「許婚殿、私のケータイを知らないか」
「いや、知らないが」
「……察知されたか」
「なんだ?なんか嫌な予感が…」
「この間、許婚殿のドジっ子動画を撮ったのだが勘付かれたようだ」
「いいいいい、いつ撮った!?というか!!御狐神くん!!?」

☆☆☆

「あれ?ミケ、ケータイ替えた?」
「いいえ?」
「ふぅん、じゃあ、そのケー「反ノ塚さんは何も見ていませんね?」」
「はい、見てません」

************************

ご察しの通り、反ノ塚と渡狸が好きです。
オールキャラを目指したらこうなった。
ここのメイン住人が好きすぎる。

1つめ
だいたい同じ人生を繰り返すって言葉が引っかかってて。
じゃあ、同じ人を好きになったりするのかなって。
実際、2章の凜々蝶はそれで苦しんでるしね。
残夏が一言余計なことを言うのは、しょうがない。

2つめ
御狐神くんのデフォルト。

3つめ
何かを諦めたような反ノ塚。
>「いや、凜々蝶じゃなくて」
>「カルタちゃんのほう?」
>「渡狸、ピュアだなぁって。イジりたくなるっつーか」
>「歯痒い?」
野ばら姐さんは、反ノ塚の言いたいことを察することが出来ればいい。
見てないようで見ていて、離れているようで傍にいて。

4つめ
おまわりさん、あいつです。
凜々蝶の犯人特定スピードが半端ない件。
こんなこと(※物理的抹殺)をするのは、彼しかいない!と。
そういうことですね、凜々蝶!!

5つめ
3つめの時の反ノ塚はどこ行きましたか。
> 御狐神くんが幸せならそれでいいんだよ…それでいいんだよね…
ピュアブラックの名に恥じぬ行いだと思います。
終始にっこりと処理しているはずです。

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