端と底を行き来するRPG

そのとき、きっと誰かの中心blog。
アーカイブにある作品は人事を尽くした盛者必衰の入れ替え制。

テキストのかけら その29

2012-07-26 00:00:00 | Words shower
【妖狐×僕SS】

「反ノ塚、進路は決めたのか?」
「ドモ〇ルンリンクル」
「は?」
「ってのは冗談だけど。うん、就職しようかなぁって」
「大学に行かない理由は?」
「入ったところで今以上に勉強しないもん、俺。金と時間の無駄じゃん?」
「あー、まぁそうだな」
「それに」
「それに?」
「カルタちゃんにおやつ買ってあげないと」
「???」
「渡狸に餌付けが出来なくなっちゃうから」
「わけがわからない」
「お兄ちゃんは心配なんです、応援してるの」
「お菓子を買うことがなぜ応援になるんだ?」
「凜々蝶は鈍感だなぁ」
「ど、鈍感!?」
「……お前はそのままでいいんだよ、凜々蝶」

☆☆☆

「……渡狸、その答え、違うよ」
「ちょっ…!!近いって!!」

「…ふ」
「なぁに笑ってんの、気持ち悪い。
 むっつり?だから男って嫌なのよね」
「さらっと傷つく単語言ってくるねー、姐さん」

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いぬぼくにカムバックしてきました。
カラオケってすげぇ。
というか、カルタ曲の詞がやばい。
ヤバすぎて再燃したわ。
原作、3回くらいしか読み直してないから、お互いなんて呼んでたか覚えてないお。

> ちょっとした仕草が2倍3倍の嫌味になって帰ってくる野ばらちゃん

この人のメリハリの利いた付き合い方に憧れます。
なんで反ノ塚のSSなんてやってるんでしょうね。

> 「……お前はそのままでいいんだよ、凜々蝶」

無理したり、焦ったりして変わろうとしなくていいんだよ。
君は君だから。

>「……渡狸、その答え、違うよ」
>「ちょっ…!!近いって!!」

一緒に宿題をやる仲。
同じクラスだから、当然、同じ宿題が出ているわけで。
いいね、青春だね、渡狸。

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