昔の話をしよう。
俺は、あるプロジェクトに参加するため出向することになった。
社会人一年目で、右も左も分からない状態で。
マナーやら専門用語やらが当たり前に飛び交い。
俺はほとほと困ることになった。
そんなとき、助けてくれたひとがいた。
そのひとは、出向先の正社員で中途採用の一年目。
会社での身の置き場は分からなかったらしいが。
元の会社でも似たようなプロジェクトをやっていたとかで。
比較的スムーズに事を運んでいたようだった。
何をするにも狼狽えていた俺があまりにも不憫だったのだろう。
メモを渡してくれたり、小声で教えてくれたり、心配してくれたり。
俺が残業で悲鳴を上げていると、無言で甘い菓子やら飲み物やらをくれたりした。
世話になりっぱなしでは失礼と思い、食事に誘った。
そこで初めてお互いの名を名乗った。
「真田幸村と申す」
「伊達政宗だ、前々から思っていたが妙な話し方だな」
「はぁ、癖でして……。おかしいでしょうか」
「気に障る奴はいるだろうな」
この話し方は、気がついたらこうなっていた。
畏まろうとすればするほど、どツボに はまった。
今の会社に辿り着くまで、面接では不真面目と採られ問題外の烙印を押された。
だからこの口調を直したいのだ、と言うと。
「個性だろ? いいじゃねぇか、俺は気に入ってる」
伊達さんに気に入られていればいいか。
なんとなく、そう思って「そうですか」と答えた。
タバコを嗜むことをひょんなことから知る。
イラついた様子で、頭を掻きむしり「外出てくる!」と遠くで聞こえたかと思うと。
あっと言う間に自分の視界から消えた。
それが落ち着かなくて、トイレ休憩と称して探しに行った。
部屋に出てすぐの喫煙室。
そこに彼はいた。
「伊達さん」
「あれ?お前、タバコ吸ったっけ?」
「いえ、吸えますが吸いません」
「あ、吸えんのか」
「えと、イラついていたようですが……」
「Ah, 今は思い出したくもねぇ」
そう言ったきり、押し黙る。
俺も無言を貫いたが、自分は『トイレ休憩』だ。
腕時計を確認して、限界だと判断する。
後ろ髪を引かれながらも、無理はしないでくれとだけ伝えて出ていった。
翌日、ライターを持って伊達さんが席にやってきた。
みるからに高そうで、これは?と聞きながらも手が出せない。
それが面白くなかったのか、やや乱暴に渡してきた。
「タバコ付き合え。
銘柄は分からなかったから買わなかった」
「あ、いや…そうではなく…」
「Hum? 一年目だからって遠慮してるなら気にするな」
ぐいぐいと背中を押されて。
一週間後には、昼休みに彼と一服するようになった。
休日に買い物に行くようになった。
伊達さんはパソコンの周辺機器、俺はゲーム機の周辺機器。
俺が行くという日に、伊達さんも行くところだと言うので。
一緒に行きませんかと誘う。
目当ては違えど、店は同じだ。
Yes, Of course. と了解が取れた。
夕飯まで食べて別れるのが定番だった。
「よっほー、ゆっきー」
「お疲れさまです、前田さん」
「最近、評判いいよ~。ゆっきーがいると現場の雰囲気がいいって」
「そんなこと」
「あるよ、向こうの受けもいい。俺なんかチャラいとしか思われないもん」
「えと……」
「笑っていいとこだよー。ねぇ、前から思ってたんだけどさ。
このライター、どうしたの?」
「え、あ、伊達さんからもらったんです」
「あー、だからお揃いなんだ、なるほどねー」
「え?」
言われて初めて気付いた。
確かに伊達さんが愛用しているライターと同じデザイン、同じ彫刻。
違うのは、色味くらいか。
途端に恥ずかしくなったが、手に馴染んだライターを手放す気はない。
「確信犯だな、あいつ。からかってやろー」
「前田さん、仲いいんですか?」
「同じ大学出身で、現在隣の席って奴です。
ゆっきー、いつでも内線してきていいからね」
「聞きたいことがあったら」
「つれないねぇ」
一服するため、外に出ると伊達さんは既に喫煙中。
いつものように隣に並んで火をつけた。
ぼーっとしていると、隣から声がかかった。
「もう、仕事慣れたか?」
「基本的なところは大丈夫です、半年いますからな」
「そうか、そんなになるか」
「伊達さん?」
「今日、飲みに行くだろ?」
「行きますか」
この頃からだったろうか。
彼の誘いが嬉しいと感じるようになったのは。
この頃からだったろうか。
彼に向ける感情が、憧憬から恋情に変わったのは。
きっかけは、揃いのライター。
彼を感じたくて、タバコの本数が増えた。
「犬みたいだな」
「犬、ですか?」
「俺を見つけると、結構、嬉しいだろ?
顔に出てるぞ」
「まことですか!?」
「機嫌とかも分かりやすいしな。
尻尾はどこに隠したんだ?」
「犬ではござらん!!」
他愛ない会話が楽しかった。
喫煙時間だけが、彼との接点。
伊達さんの所属が変わったので会議で会えなくなった。
そういえば、携帯電話の連絡先を知らなかった。
出向してから1年経とうかというある日。
突然の通達を受けた。
会社の事情でパートナー社員を切らねばならない、と。
契約切れは、年度末。
あと2週間程度だった。
荷物をまとめて、残務処理をしていたらあっと言う間に過ぎた。
自分の作業に引継は必要なかったから、特に何も言わなかった。
新しい出向先に行った俺は、またしても1年生であった。
分からなかったのは会社での身の置き場。
派閥とやらが、重要な雰囲気で俺もどこかに属せと迫られた。
俺は、直属の上司に当たる『石田』に属した。
何かと癖のあるところだったが、与えられた仕事は楽しく。
時間はあっと言う間に流れていった。
タバコの本数は目に見えて減った。
2年ほど経ったろうか。
夕食をとるため、入った居酒屋で前田さんに会った。
挨拶から始まり、近況報告になるという定番パターンだ。
「政宗が結婚したって知ってる?」
「え…、いや、知らないです」
「3ヶ月くらい前にね、結婚したんだ。
そうなる前がひどかったんだよー?
酒の量がやばかったし、タバコも1日で3箱平気で空けてたし。
理由聞いても『shut up!!』としか言わないし」
「まさか、あの伊達さんが?」
「意外っしょー?2年前は落ち着いてたのになー。
その頃にもね、付き合ってるひとがいたらしいだけど」
「……それも初耳です」
「あ、そうなんだ?結構、一緒にいたから話してるかと思ったよ」
酒が不味い。
伊達さんの人間関係、特に女性関係の話はツラい。
自分の感情のせいもあるだろう。
己の恋情は、どうやら燻ぶっていただけらしい。
名前を聞いただけでこの有様だ。
前田は、焼き鳥を頬張りながら話し続ける。
「そんときもね、聞いたんだよ。
どんな子なのー?って。
そしたらさ『犬みたいな奴』って返ってきてさー」
「え?」
『犬みたいだな』
「女の子で犬って何?
付き合ってる子のイメージで犬って……」
『機嫌とかも分かりやすいしな。尻尾はどこに隠したんだ?』
「……感情が分かりやすいということでは」
「あ、そういうことか!!忠誠心が強いとかいろいろ考えちゃったよ」
分かってしまった。
伊達さんが付き合っていたという、2年前の誰か。
自分のことだ。
犬のようだ、と言われたことはあったし、時期も一致する。
これだけでは自惚れだが、時間的にほかの人物と会うことは不可能に近かった。
勤務時間も結構長かったので、平日のアフターはないに等しかった。
少ない休日は、俺と出歩いていた。
そんな状況下で女性と付き合っていたのだとしたら、大したタフさである。
いや、やはり憧憬が過ぎるのか。
そして、現在。
出向先が変わって、俺はプロジェクトの中枢を任された。
最初の出向先。
そこには、まだ伊達さんがいる。
全く違うプロジェクトに携わっているので、関わりは皆無。
たまに、喫煙室で会う程度。
「よぅ、戻ってきたんだな」
「おかげさまで。結婚おめでとうございます」
「いつの話題だ?」
「さぁ?」
伊達さん、携帯持ってます?
持ってねぇ奴の方が少ないだろうな。
茶化さないでくだされ、持っているならメアドとか教えてください。
Ah? 今更か?
そう、今更だ。
だけど、彼も自分も『伝えなかった』からすれ違った。
自分は『同性』だからと気持ちを抑え『異動』することも言わず。
彼は本当に『俺と付き合っている』つもりだったのだろうが、口では一切言わなかった。
想いは一致していたはずなのに、決定打に欠けたのはそのせいだ。
もらったライターを手放せず、今もこうして受け取った彼のメアドを眺めている。
ピピッ。
着信を告げる音。
相手は、もちろん『伊達政宗』
メールの文面は、こうだ。
買い物に付き合え。
時間あるか?
向こうは、俺が伊達の気持ちを知っていると知らない。
俺は、想いが再燃している。
残酷な生殺し、それでも俺は返事をする。
いいですよ、行きましょうか。
**************************
片思いだと思っていた人と。
両思いだと思って言わなかった人。
伊達政宗は言葉が足らない。
> 「基本的なところは大丈夫です、半年いますからな」
> 「そうか、そんなになるか」
伊達は「付き合いだして」そんなになるかと言ったつもりだった。
だから、記念日ってことで食事に行きました。
幸村はたぶん言葉を待ってたんだと思うんだ、本当は。
だけど言わないから、あれ?思い違いかな?と余計抑えるようになった。
草案では、お互い結婚してたんだけど。
自分が耐えられなかったので政宗だけ。
政宗sideも書いた方がいいか、蛇足か。
俺は、あるプロジェクトに参加するため出向することになった。
社会人一年目で、右も左も分からない状態で。
マナーやら専門用語やらが当たり前に飛び交い。
俺はほとほと困ることになった。
そんなとき、助けてくれたひとがいた。
そのひとは、出向先の正社員で中途採用の一年目。
会社での身の置き場は分からなかったらしいが。
元の会社でも似たようなプロジェクトをやっていたとかで。
比較的スムーズに事を運んでいたようだった。
何をするにも狼狽えていた俺があまりにも不憫だったのだろう。
メモを渡してくれたり、小声で教えてくれたり、心配してくれたり。
俺が残業で悲鳴を上げていると、無言で甘い菓子やら飲み物やらをくれたりした。
世話になりっぱなしでは失礼と思い、食事に誘った。
そこで初めてお互いの名を名乗った。
「真田幸村と申す」
「伊達政宗だ、前々から思っていたが妙な話し方だな」
「はぁ、癖でして……。おかしいでしょうか」
「気に障る奴はいるだろうな」
この話し方は、気がついたらこうなっていた。
畏まろうとすればするほど、どツボに はまった。
今の会社に辿り着くまで、面接では不真面目と採られ問題外の烙印を押された。
だからこの口調を直したいのだ、と言うと。
「個性だろ? いいじゃねぇか、俺は気に入ってる」
伊達さんに気に入られていればいいか。
なんとなく、そう思って「そうですか」と答えた。
タバコを嗜むことをひょんなことから知る。
イラついた様子で、頭を掻きむしり「外出てくる!」と遠くで聞こえたかと思うと。
あっと言う間に自分の視界から消えた。
それが落ち着かなくて、トイレ休憩と称して探しに行った。
部屋に出てすぐの喫煙室。
そこに彼はいた。
「伊達さん」
「あれ?お前、タバコ吸ったっけ?」
「いえ、吸えますが吸いません」
「あ、吸えんのか」
「えと、イラついていたようですが……」
「Ah, 今は思い出したくもねぇ」
そう言ったきり、押し黙る。
俺も無言を貫いたが、自分は『トイレ休憩』だ。
腕時計を確認して、限界だと判断する。
後ろ髪を引かれながらも、無理はしないでくれとだけ伝えて出ていった。
翌日、ライターを持って伊達さんが席にやってきた。
みるからに高そうで、これは?と聞きながらも手が出せない。
それが面白くなかったのか、やや乱暴に渡してきた。
「タバコ付き合え。
銘柄は分からなかったから買わなかった」
「あ、いや…そうではなく…」
「Hum? 一年目だからって遠慮してるなら気にするな」
ぐいぐいと背中を押されて。
一週間後には、昼休みに彼と一服するようになった。
休日に買い物に行くようになった。
伊達さんはパソコンの周辺機器、俺はゲーム機の周辺機器。
俺が行くという日に、伊達さんも行くところだと言うので。
一緒に行きませんかと誘う。
目当ては違えど、店は同じだ。
Yes, Of course. と了解が取れた。
夕飯まで食べて別れるのが定番だった。
「よっほー、ゆっきー」
「お疲れさまです、前田さん」
「最近、評判いいよ~。ゆっきーがいると現場の雰囲気がいいって」
「そんなこと」
「あるよ、向こうの受けもいい。俺なんかチャラいとしか思われないもん」
「えと……」
「笑っていいとこだよー。ねぇ、前から思ってたんだけどさ。
このライター、どうしたの?」
「え、あ、伊達さんからもらったんです」
「あー、だからお揃いなんだ、なるほどねー」
「え?」
言われて初めて気付いた。
確かに伊達さんが愛用しているライターと同じデザイン、同じ彫刻。
違うのは、色味くらいか。
途端に恥ずかしくなったが、手に馴染んだライターを手放す気はない。
「確信犯だな、あいつ。からかってやろー」
「前田さん、仲いいんですか?」
「同じ大学出身で、現在隣の席って奴です。
ゆっきー、いつでも内線してきていいからね」
「聞きたいことがあったら」
「つれないねぇ」
一服するため、外に出ると伊達さんは既に喫煙中。
いつものように隣に並んで火をつけた。
ぼーっとしていると、隣から声がかかった。
「もう、仕事慣れたか?」
「基本的なところは大丈夫です、半年いますからな」
「そうか、そんなになるか」
「伊達さん?」
「今日、飲みに行くだろ?」
「行きますか」
この頃からだったろうか。
彼の誘いが嬉しいと感じるようになったのは。
この頃からだったろうか。
彼に向ける感情が、憧憬から恋情に変わったのは。
きっかけは、揃いのライター。
彼を感じたくて、タバコの本数が増えた。
「犬みたいだな」
「犬、ですか?」
「俺を見つけると、結構、嬉しいだろ?
顔に出てるぞ」
「まことですか!?」
「機嫌とかも分かりやすいしな。
尻尾はどこに隠したんだ?」
「犬ではござらん!!」
他愛ない会話が楽しかった。
喫煙時間だけが、彼との接点。
伊達さんの所属が変わったので会議で会えなくなった。
そういえば、携帯電話の連絡先を知らなかった。
出向してから1年経とうかというある日。
突然の通達を受けた。
会社の事情でパートナー社員を切らねばならない、と。
契約切れは、年度末。
あと2週間程度だった。
荷物をまとめて、残務処理をしていたらあっと言う間に過ぎた。
自分の作業に引継は必要なかったから、特に何も言わなかった。
新しい出向先に行った俺は、またしても1年生であった。
分からなかったのは会社での身の置き場。
派閥とやらが、重要な雰囲気で俺もどこかに属せと迫られた。
俺は、直属の上司に当たる『石田』に属した。
何かと癖のあるところだったが、与えられた仕事は楽しく。
時間はあっと言う間に流れていった。
タバコの本数は目に見えて減った。
2年ほど経ったろうか。
夕食をとるため、入った居酒屋で前田さんに会った。
挨拶から始まり、近況報告になるという定番パターンだ。
「政宗が結婚したって知ってる?」
「え…、いや、知らないです」
「3ヶ月くらい前にね、結婚したんだ。
そうなる前がひどかったんだよー?
酒の量がやばかったし、タバコも1日で3箱平気で空けてたし。
理由聞いても『shut up!!』としか言わないし」
「まさか、あの伊達さんが?」
「意外っしょー?2年前は落ち着いてたのになー。
その頃にもね、付き合ってるひとがいたらしいだけど」
「……それも初耳です」
「あ、そうなんだ?結構、一緒にいたから話してるかと思ったよ」
酒が不味い。
伊達さんの人間関係、特に女性関係の話はツラい。
自分の感情のせいもあるだろう。
己の恋情は、どうやら燻ぶっていただけらしい。
名前を聞いただけでこの有様だ。
前田は、焼き鳥を頬張りながら話し続ける。
「そんときもね、聞いたんだよ。
どんな子なのー?って。
そしたらさ『犬みたいな奴』って返ってきてさー」
「え?」
『犬みたいだな』
「女の子で犬って何?
付き合ってる子のイメージで犬って……」
『機嫌とかも分かりやすいしな。尻尾はどこに隠したんだ?』
「……感情が分かりやすいということでは」
「あ、そういうことか!!忠誠心が強いとかいろいろ考えちゃったよ」
分かってしまった。
伊達さんが付き合っていたという、2年前の誰か。
自分のことだ。
犬のようだ、と言われたことはあったし、時期も一致する。
これだけでは自惚れだが、時間的にほかの人物と会うことは不可能に近かった。
勤務時間も結構長かったので、平日のアフターはないに等しかった。
少ない休日は、俺と出歩いていた。
そんな状況下で女性と付き合っていたのだとしたら、大したタフさである。
いや、やはり憧憬が過ぎるのか。
そして、現在。
出向先が変わって、俺はプロジェクトの中枢を任された。
最初の出向先。
そこには、まだ伊達さんがいる。
全く違うプロジェクトに携わっているので、関わりは皆無。
たまに、喫煙室で会う程度。
「よぅ、戻ってきたんだな」
「おかげさまで。結婚おめでとうございます」
「いつの話題だ?」
「さぁ?」
伊達さん、携帯持ってます?
持ってねぇ奴の方が少ないだろうな。
茶化さないでくだされ、持っているならメアドとか教えてください。
Ah? 今更か?
そう、今更だ。
だけど、彼も自分も『伝えなかった』からすれ違った。
自分は『同性』だからと気持ちを抑え『異動』することも言わず。
彼は本当に『俺と付き合っている』つもりだったのだろうが、口では一切言わなかった。
想いは一致していたはずなのに、決定打に欠けたのはそのせいだ。
もらったライターを手放せず、今もこうして受け取った彼のメアドを眺めている。
ピピッ。
着信を告げる音。
相手は、もちろん『伊達政宗』
メールの文面は、こうだ。
買い物に付き合え。
時間あるか?
向こうは、俺が伊達の気持ちを知っていると知らない。
俺は、想いが再燃している。
残酷な生殺し、それでも俺は返事をする。
いいですよ、行きましょうか。
**************************
片思いだと思っていた人と。
両思いだと思って言わなかった人。
伊達政宗は言葉が足らない。
> 「基本的なところは大丈夫です、半年いますからな」
> 「そうか、そんなになるか」
伊達は「付き合いだして」そんなになるかと言ったつもりだった。
だから、記念日ってことで食事に行きました。
幸村はたぶん言葉を待ってたんだと思うんだ、本当は。
だけど言わないから、あれ?思い違いかな?と余計抑えるようになった。
草案では、お互い結婚してたんだけど。
自分が耐えられなかったので政宗だけ。
政宗sideも書いた方がいいか、蛇足か。
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