あれから、デューイと話していない。
タネ坊はくる回数は減ったものの、遊んでくれと言ってくる。
ニドリィナは・・・、完全に避けられるようになった。
当然の結果だ。
自業自得だ。
そうやって、時間だけが過ぎていって。
あの出来事から、ひと月が経とうとしている。
「え」
「え、じゃなくてよ。
デューイの奴、どうなってんの?」
「どうって・・・」
「最近あいつ、付き合い悪いんだよ。
宝探ししようぜーって言っても、『忙しい』の一点張り」
そうか、あいつ、遊んでないんだ・・・。
「お前、仲良かったじゃん?
なんか知らね?」
胸が痛んだ。
今、僕たちは、そんな関係じゃない。
知らない、僕は何も・・・。
「知らない」
「チェットなら知ってると思ったのに。
ていうか、お前ら、友達じゃねぇの?」
言葉のナイフ、とかって言葉があるけど。
まさにこれだ。
自分で作った傷とはいえ、無遠慮に突っ込んでくるにも程がある。
吐き気がした。
ちくしょう。
「チェット兄ちゃん!!!」
悲鳴に我に返った。
そばにいたのは。
「た、タネ坊・・・?」
「火事だよ!向こうが燃えてるの!」
指差された方向を見ると、森が赤い。
確かに燃えているようだ。
「さっき、デュー兄ぃが入っていったところなの!
チェット兄ちゃん、いつもお迎えに行ってたよね!?
お願い、迎えに行って!」
「なんで?
いつものことじゃん」
「違うもん!!」
タネ坊は、必死に訴える。
友人は気分を悪くしたように、タネ坊を睨み付ける。
「ガキが・・・」と聞こえた気がしたが、無視した。
タネ坊の話に耳を傾ける。
「何が違うの?」
「いつもは『どーん』って音するもん!」
確かに迎えに行くときは、術に失敗した後、だからな。
当然、爆発、炎上の順路を辿ってる。
「デュー兄ぃ、おっかない顔してた。
きっと、何かあったんだよ!」
ぶちり、と何かが来た。
何かが起きている。
時期が時期だ。
きっと”俺”の考えは合っているだろう。
あんにゃろー、俺に黙って何やってやがる。
「タネ坊、サンキューな」
走れ、俺。
タネ坊はくる回数は減ったものの、遊んでくれと言ってくる。
ニドリィナは・・・、完全に避けられるようになった。
当然の結果だ。
自業自得だ。
そうやって、時間だけが過ぎていって。
あの出来事から、ひと月が経とうとしている。
「え」
「え、じゃなくてよ。
デューイの奴、どうなってんの?」
「どうって・・・」
「最近あいつ、付き合い悪いんだよ。
宝探ししようぜーって言っても、『忙しい』の一点張り」
そうか、あいつ、遊んでないんだ・・・。
「お前、仲良かったじゃん?
なんか知らね?」
胸が痛んだ。
今、僕たちは、そんな関係じゃない。
知らない、僕は何も・・・。
「知らない」
「チェットなら知ってると思ったのに。
ていうか、お前ら、友達じゃねぇの?」
言葉のナイフ、とかって言葉があるけど。
まさにこれだ。
自分で作った傷とはいえ、無遠慮に突っ込んでくるにも程がある。
吐き気がした。
ちくしょう。
「チェット兄ちゃん!!!」
悲鳴に我に返った。
そばにいたのは。
「た、タネ坊・・・?」
「火事だよ!向こうが燃えてるの!」
指差された方向を見ると、森が赤い。
確かに燃えているようだ。
「さっき、デュー兄ぃが入っていったところなの!
チェット兄ちゃん、いつもお迎えに行ってたよね!?
お願い、迎えに行って!」
「なんで?
いつものことじゃん」
「違うもん!!」
タネ坊は、必死に訴える。
友人は気分を悪くしたように、タネ坊を睨み付ける。
「ガキが・・・」と聞こえた気がしたが、無視した。
タネ坊の話に耳を傾ける。
「何が違うの?」
「いつもは『どーん』って音するもん!」
確かに迎えに行くときは、術に失敗した後、だからな。
当然、爆発、炎上の順路を辿ってる。
「デュー兄ぃ、おっかない顔してた。
きっと、何かあったんだよ!」
ぶちり、と何かが来た。
何かが起きている。
時期が時期だ。
きっと”俺”の考えは合っているだろう。
あんにゃろー、俺に黙って何やってやがる。
「タネ坊、サンキューな」
走れ、俺。
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