今まで、自分が手にかけた人間を積み上げたらどうなるだろう?
傭兵として、生きてきた。
元々が戦乱に乗り込んで、仕事を得る身分だ。
死が蔓延していようと戸惑うことはなくなっていた。
いちいちキリがない。
自分こそ、死を振りまく「元凶」なのだから。
数え切れないほど、人を殺してきた。
戦いの規模が大きければ大きいほど、人が死ぬ。
血の海と化した大地を踏みしめ。
俺は、何も考えなくなっていた。
「そこに正義はあるのか!?」なんて、青いことを言うつもりもなかった。
権利もなかった。
俺は「傭兵」だ。
剣を抜き。
相手を見据え。
斬り払う。
たったこれだけでいい。
これだけで人が死ぬ。
理屈などいらない。
噴出す、血と無念の情。
お前らに恨みはないが、仕事でね。
弓を引いて。
狙いを定めて。
撃ち抜く。
彼女はいつも苦しそうにする。
なぜだ?
襲ってきたのは、向こうだぞ?
そう言うと、彼女は悲しそうに言った。
「彼らにも、家族がいる。友達がいる。大切な人がいる。
その人たちから、私は、彼らを奪った。
人生を終わらせてしまった」
「いつかはそうなる。
遅いか早いか、それだけにすぎない」
「そうかもしれない。
でも、私は『狙って』当てたの。
いつかではなく、『今』終わらせるために」
「確信犯よ。
あなたたち傭兵よりも、もっと殺すことに特化しているのかもね」
「それでも、続けなければならない。
私には、目的があるんですもの」
殺した人間を積み上げる。
自分の山は、きっと醜くて怨念にまみれているだろう。
当然だ、ただ機械的に殺した連中ばかりだ。
彼女の山も、醜くくドス黒いだろう。
しかし。
その死の山の中に。
君も混ざった。
俺から見れば、醜いだけでなく。
美しさを感じるよ・・・。
傭兵として、生きてきた。
元々が戦乱に乗り込んで、仕事を得る身分だ。
死が蔓延していようと戸惑うことはなくなっていた。
いちいちキリがない。
自分こそ、死を振りまく「元凶」なのだから。
数え切れないほど、人を殺してきた。
戦いの規模が大きければ大きいほど、人が死ぬ。
血の海と化した大地を踏みしめ。
俺は、何も考えなくなっていた。
「そこに正義はあるのか!?」なんて、青いことを言うつもりもなかった。
権利もなかった。
俺は「傭兵」だ。
剣を抜き。
相手を見据え。
斬り払う。
たったこれだけでいい。
これだけで人が死ぬ。
理屈などいらない。
噴出す、血と無念の情。
お前らに恨みはないが、仕事でね。
弓を引いて。
狙いを定めて。
撃ち抜く。
彼女はいつも苦しそうにする。
なぜだ?
襲ってきたのは、向こうだぞ?
そう言うと、彼女は悲しそうに言った。
「彼らにも、家族がいる。友達がいる。大切な人がいる。
その人たちから、私は、彼らを奪った。
人生を終わらせてしまった」
「いつかはそうなる。
遅いか早いか、それだけにすぎない」
「そうかもしれない。
でも、私は『狙って』当てたの。
いつかではなく、『今』終わらせるために」
「確信犯よ。
あなたたち傭兵よりも、もっと殺すことに特化しているのかもね」
「それでも、続けなければならない。
私には、目的があるんですもの」
殺した人間を積み上げる。
自分の山は、きっと醜くて怨念にまみれているだろう。
当然だ、ただ機械的に殺した連中ばかりだ。
彼女の山も、醜くくドス黒いだろう。
しかし。
その死の山の中に。
君も混ざった。
俺から見れば、醜いだけでなく。
美しさを感じるよ・・・。
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