「行きましょう。これ以上留まるのは危険だわ」
冷血女は、周りを気にしながら歩き出した。
俺がわけも分からずに立っていると、冷たい声が飛んできた。
「魔物に襲われるのを待っているつもり?」
「ま、魔物!?」
「夜は特に気を付けないと。そこにいるしね」
今度こそびくっと体が動いた。
冷血女が指さす方向に、確かに何かいる。
大きな四つ足の、牙の生えたやつが闊歩していた。
よく見れば、他にも草みたいのもうようよしている。
マジかよ…。
「大丈夫、戦闘になったら指示してあげるわ」
「し、指示ぃ!?冗談じゃねぇ、何でお前なんかの」
「勝てると言うならいいわよ、サポートもしないわ」
「必要ないね!」
「そう、じゃあ、一人で頑張って。 うしろ」
「へ?」
ぶおー!!という音共に衝撃が腰に襲ってきた。
先程確認したあの四つ足の魔物だ。
腰に差したままの木刀が幸をそうし、直撃だけは免れた。
だがとっさのことで息が詰まり、足を踏ん張ることが出来ない。
四つ足の魔物は、俺をはじき飛ばし木に激突した。
やつが方向転換に手間取っている間に、俺は何とか態勢を立て直す。
冷血女は遠くで見ていた。
くそっ、あんな得体の知れない奴に頼るのなんかごめんだ!
「来いよ、てめぇなんかたたっ斬ってやる!!」
ぶおー!と一つ覚えのように突っ込んできた。
木刀を構え、タイミングを見計らう。
今だ!
直感で感じたとおりに奴の目の前で頭の上を飛んだ。
狙い通り、やつは攻撃目標である俺を見失った。
すかさずそこへ双牙斬を打ち込んだ。
ぐおっ、と鈍い声をあげて大きな体がゆっくりと倒れる。
「どうだ!」
「……、次、来てるけど?」
「へ…」
草みたいな魔物が行列をなしていた。
相手は、明らかに自分の膝丈以下しかない。
さっきのように頭上からの攻撃は当てにくそうだ。
正直、息が上がってしまって手に力が入らない。
戦略も練られない。
「…私が足止めするから、あなたは一体ずつ相手にすればいいわ」
「何?」
「攻め急がないで。大丈夫、さっきのあなたを見る限り勝てる」
「おい、何をするつもりだ?」
「来る!」
それが合図だったように、草が俺を囲い込む。
俺が迎え撃とうとするとうしろから、引きなさい!と声がした。
とっさに体をひねり、横へ逸れた。
すると包囲し損なって、奴等の陣形が崩れた。
すかさず歌が聞こえ、魔物の動きが鈍くなった。
さらに畳みかけるように、攻撃!と聞こえて敵に向かって木刀を振り下ろした。
気付けば、行列はきれいに片付いていた。
俺が攻撃しなかったやつも、どうやら冷血女が倒したらしい。
「防御が疎かね。気を付けないと痛い目に遭うわよ?」
「……うっせ」
認めたくねぇけど。
こいつに指示されたときの方が戦いやすかった。
…しゃーねぇ、戦闘はこいつに従おう。
****************************
あー、楽しい。(何
オリジナル展開をしつつ、シナリオに忠実に。
チュートリアルのイメージで。
結局は見ていられなくて、手助けしてしまう姉御気質なティアが好きです。
それを否応なしに受けるルークがいいです。
ちなみに倒したのはサイノックスとプチプリね。
シナリオ通り。
あとは、まぁ、小説っぽく木とかいろいろ入れました。
バトルの度に、こういう作業が必要ですねぇ…。
今、気付きました。(遅っ
冷血女は、周りを気にしながら歩き出した。
俺がわけも分からずに立っていると、冷たい声が飛んできた。
「魔物に襲われるのを待っているつもり?」
「ま、魔物!?」
「夜は特に気を付けないと。そこにいるしね」
今度こそびくっと体が動いた。
冷血女が指さす方向に、確かに何かいる。
大きな四つ足の、牙の生えたやつが闊歩していた。
よく見れば、他にも草みたいのもうようよしている。
マジかよ…。
「大丈夫、戦闘になったら指示してあげるわ」
「し、指示ぃ!?冗談じゃねぇ、何でお前なんかの」
「勝てると言うならいいわよ、サポートもしないわ」
「必要ないね!」
「そう、じゃあ、一人で頑張って。 うしろ」
「へ?」
ぶおー!!という音共に衝撃が腰に襲ってきた。
先程確認したあの四つ足の魔物だ。
腰に差したままの木刀が幸をそうし、直撃だけは免れた。
だがとっさのことで息が詰まり、足を踏ん張ることが出来ない。
四つ足の魔物は、俺をはじき飛ばし木に激突した。
やつが方向転換に手間取っている間に、俺は何とか態勢を立て直す。
冷血女は遠くで見ていた。
くそっ、あんな得体の知れない奴に頼るのなんかごめんだ!
「来いよ、てめぇなんかたたっ斬ってやる!!」
ぶおー!と一つ覚えのように突っ込んできた。
木刀を構え、タイミングを見計らう。
今だ!
直感で感じたとおりに奴の目の前で頭の上を飛んだ。
狙い通り、やつは攻撃目標である俺を見失った。
すかさずそこへ双牙斬を打ち込んだ。
ぐおっ、と鈍い声をあげて大きな体がゆっくりと倒れる。
「どうだ!」
「……、次、来てるけど?」
「へ…」
草みたいな魔物が行列をなしていた。
相手は、明らかに自分の膝丈以下しかない。
さっきのように頭上からの攻撃は当てにくそうだ。
正直、息が上がってしまって手に力が入らない。
戦略も練られない。
「…私が足止めするから、あなたは一体ずつ相手にすればいいわ」
「何?」
「攻め急がないで。大丈夫、さっきのあなたを見る限り勝てる」
「おい、何をするつもりだ?」
「来る!」
それが合図だったように、草が俺を囲い込む。
俺が迎え撃とうとするとうしろから、引きなさい!と声がした。
とっさに体をひねり、横へ逸れた。
すると包囲し損なって、奴等の陣形が崩れた。
すかさず歌が聞こえ、魔物の動きが鈍くなった。
さらに畳みかけるように、攻撃!と聞こえて敵に向かって木刀を振り下ろした。
気付けば、行列はきれいに片付いていた。
俺が攻撃しなかったやつも、どうやら冷血女が倒したらしい。
「防御が疎かね。気を付けないと痛い目に遭うわよ?」
「……うっせ」
認めたくねぇけど。
こいつに指示されたときの方が戦いやすかった。
…しゃーねぇ、戦闘はこいつに従おう。
****************************
あー、楽しい。(何
オリジナル展開をしつつ、シナリオに忠実に。
チュートリアルのイメージで。
結局は見ていられなくて、手助けしてしまう姉御気質なティアが好きです。
それを否応なしに受けるルークがいいです。
ちなみに倒したのはサイノックスとプチプリね。
シナリオ通り。
あとは、まぁ、小説っぽく木とかいろいろ入れました。
バトルの度に、こういう作業が必要ですねぇ…。
今、気付きました。(遅っ
バトルとか描写するのってめちゃくちゃ楽しいよ ね!(*´∀`)
現在止まってる僕の例の所も、一度戦闘入れてみたら終わらなくて、
王様に会うために泣く泣く削ってる中です よ(´∀`)
ツンデレティアたんに萌え。
せっかく手伝うって言ってるのに無理しちゃって・・・
な心境なのですね!
後半の会話とか、すごい好きかも!
少し素直なルークもかわいいなぁもぅ!
名前教えてもらっても冷血女。素敵。
関係ないけど、プチプリって平仮名で書くと超かわいくね?
ぷちぷり。ぷちぷり。
ぷち・ぷりんせすって感じ(何