エナゴの学術メモ

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【耳より情報】2022年5月19日より国会図書館の所蔵論文がオンライン閲覧可能に!

2022-05-09 14:21:55 | エナゴアカデミー人気記事

国会図書館って、利用されている研究者さんがどれくらいいるのでしょう?

東京本館のほか、関西館(京都府精華町)、国際こども図書館(東京都台東区)があるそうですが…近所でない限り、あまり行く機会もないかもしれません。そんな国会図書館ですが、このたび5月19日から絶版などで入手困難となった過去の資料をPCやスマホで閲覧できるサービスを国立国会図書館が始めるようです!

国立国会図書館デジタルコレクションはこちら

閲覧可能となるデジタル資料は、国立国会図書館がデータ化した書籍、雑誌、論文など150万点余り。論文はそのうちの一部ですが、今後の公開への流れを作ってくれることに期待感が高まります。すでに公開されているインターネット公開論文(16484件)と合わせて博士論文(258218件)の一部が見られるようになります。

今までは、国会図書館現地へ赴くか、複写サービスを利用して郵送を依頼するほか閲覧方法がなかった資料が自宅ですぐ見られるようになり、研究分野の古い資料があれば儲けものですね。

アクセスするには国立国会図書館のウェブサイト上で事前の利用者登録が必要だそうです。ちなみに、この資料の印刷も来年1月からできるようになる予定とのことで、さらに便利になりそうですね。

 

参考記事:入手困難な絶版など パソコンやスマホで閲覧可能に 国会図書館 | NHK

エナゴアカデミー

 


論文のレベルを表す指標の種類 ~インパクトファクターだけじゃない!~

2022-05-02 13:51:45 | エナゴアカデミー人気記事

先日、教えて!gooでこんな質問がありました。

引用元

 

論文のレベルとは、どのように決まるのか。そもそも明快な客観的レベルなんてあるのか。あったところで必要なのか……色々な疑問が湧く中、調べた内容を、備忘録を兼ねてご紹介します。論文の評価尺度には、インパクトファクター(IF)、H指数(h-index)、Altmetrics(オルトメトリクス)、RCR(相対引用率)などがあります。それぞれをざっくりと解説し、長所短所を見て行きます。


目次


 

インパクトファクター(IF)

Wikipediaによると、

インパクトファクター(Impact Factor; IF)またはジャーナルインパクトファクター (Journal Impact Factor; JIF) は、自然科学社会科学学術雑誌が各分野内で持つ相対的な影響力の大きさを測る指標の一つである。端的には、その雑誌に掲載された論文が一年あたりに引用される回数の平均値を表す[1]。一般にインパクトファクターの値が高いジャーナルは、値が低いジャーナルよりも重要であり、それぞれの分野でより本質的な名声を持っていると見なされる。ひいては、大学教員や研究者の人事評価においても利用されることも多い。一方で、この指標を用いた評価には批判も多い。

計算方法はこちら

注意したいのは、インパクトファクターは元々、学術ジャーナルの影響力を測る指標であり、個人の論文の評価基準ではないということです。

インパクトファクターは、図書館がどの雑誌を購買するかを決めるために設計されたメトリックで、各雑誌に掲載された記事の引用された回数を集計しています。しかし、インパクトファクターが設計されて以来、インパクトファクターがジャーナルの品質と関連付けられるようになり、実施される研究にも、大きく影響するようになってしまいました。日本では、教授公募の募集要項に「出版した論文のインパクトファクターの合計が15以上であること」などと明記されている事例もあり、いまだ絶対的な指標です。

 

 長所

  • 最も広く使用・認知されている指標
  • 計算方法が単純

 短所

  • 数値が操作しやすい
  • メトリックが不透明
  • 途上国などの研究の疎外・不公平が生じている
  • 非倫理的なオーサーシップや引用慣行の誘発
  • 出版社の名声に基づく学界での評判重視の傾向

 

H指数(h-index)

h指標とはジャーナルの審査ではなく、執筆者それぞれの生産性と影響力の尺度です。ある研究者のh指数が10の場合、その人が発表した論文が10本以上あり、そのうちの10本以上が10回以上引用されたという意味であり、一般的にはh指数が高いほど、その研究者は「たくさんの論文に引用されるような優れた論文を、数多く執筆している」ということになります。

Wikipediaには、

h指数(エイチしすう、h-Index)とは、物理学者ジョージ・E・ハーシュが引用索引データベースWeb of ScienceのTimes Cited(被引用数)を元に考案した指標で、論文数と被引用数とに基づいて、科学者の研究に対する相対的な貢献度を示すものである。ただし引用に関する慣習は研究分野により異なるため、h指数は同じ研究分野における研究者同士の比較にのみ使用されるべき量である[1]

科学者の研究評価は、研究の内容や重要性など様々な要素が絡んでいるため難しい。そのため、分かりやすい客観的な基準として研究の成果である論文数が使用されている。単純な論文の数だけでは、論文の質が保証されないので、論文が他の論文に引用された数(被引用数)を規準にすることが一般的である。

しかし、被引用数を基準とした評価では、科学者個人の仕事の質は分かりにくい。分かりやすい例として、100の引用を受ける論文を1編書くことと、1つしか引用を受けない論文を100編書くことが等価になる問題が挙げられる。

 

h指数を計算するソフトウェアのダウンロードはこちら

 

 長所

  • 論文の量(論文数)と論文の質(被引用数)とを同時に1つの数値で表すことができる

 短所

  • 論文数と論文の質が1つの数値であるがゆえに、良質な執筆をする研究者か判断しづらい
  • 被引用数の数値が正しくない場合はh-indexも正確ではない
  • 共著の論文が高評価された場合、1人1人の著者が過大に評価される懸念がある

Altmetrics(オルトメトリクス)

オルトメトリクスは、"alternative" と"metrics"(代替と指標)の2語を組み合わせた造語で、論文の引用数だけでなく、論文の閲覧数、ダウンロード数、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアや報道機関でのコメント数など、論文がもつ影響力のさまざまな面を反映した指標です。

前述のインパクトファクターやh指数は論文の引用回数のみにより算出されるのに対し、閲覧回数・ダウンロード回数・SNSやマスコミによる言及などを組み入れることにより、社会に及ぼした影響を引用論文の出版を待たずに、早期に可視化することのできる指標であると言えます。BioMed CentralやNature Publishing Groupなど大手出版社もオルトメトリクスを採用し、読者に提供するようになり、信頼度の高い指標として評価されています。

 長所

  • 論文の引用を待たずに瞬間的に論文の影響度を可視化する
  • IFやh指数に比べて、社会に及ぼした影響を包括的に組み込む

 短所

  • 自己言及や言及の売買など、各研究者が自身の業績をよく見せる操作に影響されやすい
  • SNS利用者数も増加した影響で、新しい論文であるほど高い評価をうけるというバイアスがある
  • 指標の情報源となるデータは集めにくい

RCR(相対引用率)

相対引用比率(RCR)は、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の科学者グループが開発した新しいアルゴリズムです。これは、同じ分野内の各論文に焦点を絞った指標で、評価対象の論文を審査する際に、その論文が引用された場において同様に引用された他の論文もチェックします。この作業によって、対象論文の被引用数に対する分野の正規化を行い、論文の影響度をより正確に測定します。

出版業界に留まらず、RCRの運用を始める資金提供機関は多く、文献管理ソフトReadCubeのReadCube viewer や研究助成金データベース Dimensions databaseでRCRの値を見ることができます。

 長所

  • 出版物を共通の価値基準で比較できる
  • 異なる学問分野にも適用可能
  • 急速に市場に適応し、改善を続けている

 短所

  • 算出方法が非常に複雑かつ制約が多い
  • PubMedのデータベースに依存しているため、物理科学など他の分野の分析には不向き?

まとめ

現状では、学術研究の完璧な評価尺度というものは存在しませんが、今後も各指標の改善がなされて行き、現行の指標以上に有用な評価尺度が登場する可能性もあります。様々な指標を用いて、多角的に論文/著者の評価がされることが現状ベストのようです。

 

関連記事:

いま話題の新しい論文評価指標「オルトメトリクス(Altmetrics)」 - 学術英語アカデミー (enago.jp)

相対引用率(RCR)は新たな研究評価の指標となり得るか? - 学術英語アカデミー (enago.jp)

 


めざせ、査読突破!(アブストラクト編)

2022-04-15 13:36:59 | 英文校正Tips♪

査読突破への長い道のり。

投稿された論文の顔となるのが、アブストラクト

学術ジャーナルの中には、アブストラクトのみを見て査読へ進めるかどうかを決める編集部もあり、第一関門となる学術ジャーナルの編集スタッフ(編集委員)を納得させなくてはいけません。そのため、アブストラクトで発見・結論を端的に示す必要があります。

 

アブストラクトに何を書くか

アブストラクトは、書くのを最後まで取っておかず、執筆の早い段階でおおまかに書いてみると、全体の構成を俯瞰するのに役立ちます。論文を書き終えた時点で、目標とするジャーナルの投稿規定を確認し、アブストラクトについての文字数制限、フォーマット、スタイルに合わせます。

アブストラクトには、以下の問いへの回答をします:

  • なぜこの研究を実施したのか
  • 研究の具体的な課題、用いた手法は何か
  • どのような発見があったか
  • その発見はなぜ価値があるのか

 

5つのポイント

次の5つのポイントにも気を付けて書きましょう:

  1. 正確かつ明瞭簡潔に全文を表しているか
  2. 唐突な略語や耳慣れない専門用語はないか
  3. 引用は原則的にはしない(例外あり)
  4. キーワードをなるべくたくさん使用すること
  5. 本文を読まずにアブストラクトの内容が理解できるか

↓↓書き方のご参考に↓↓

10 Good Abstract Examples That Will Kickstart Your Brain (kibin.com)

 

ジャーナルに合わせて修正

ジャーナルごとに読者層に合わせた規定が細かく存在するので、必ず以下のことも確認します

  • アブストラクトのスタイル(論文の種類によって違う場合があるので注意)
  • 結果の述べ方(データや統計も併せて示して)
  • 文法的なルール(動詞は能動態・受動態の両方が認められているか、時制の指定など)
  • 専門的な用語の有無(避けるべきか、投稿時には含んだバージョンを提出し、専門用語を使わないバージョンを別途準備する場合もあり)

 

エナゴアカデミーはみなさんの査読突破を応援しています!

やっぱり、プロに目を通してもらってから投稿したいという方はこちらから。

 

そもそも英文校正って?

2022-04-13 15:36:15 | 英文校正Tips♪

「英文校正」

…日々、英語論文と格闘する研究者の皆さんには身近な言葉ですが、一般的には、「英文校正」ってそもそも…?という方も少なくないかもしれません。

  • 校正って何をチェックすべきか?
  • 投稿する先の「引用スタイルに準じて文書を整える」ってどういう意味??
  • プロに頼まなくても、自力でフォーマットやスペルチェックさえやっておけば大丈夫なのでは?

など「英文校正」にまつわる疑問について、少しお答えします。

 

英文校正とは何をするものか?

言語の校正とは、書かれた文章を精査し、技術的にも正確かつ、分かりやすい文章になっているかを確認するプロセスです。良い英文校正を行うには、スペルや文法、句読点の使い方なども含めた英文ライティングの基礎を理解しておく必要があります。

最近では、trinkaなどの便利なツールでAIが文法チェックをしてくれるので、凡ミスはすぐチェックできます。ぜひ、ご活用を。

英文校正ツールTrinka|英語論文校正に最適なAI搭載の英文校正ソフト

上記のAI校正は、優れもので、ターゲットの国や文章のトーンも設定できます!

アメリカ英語とイギリス英語ではスペルが異なることはよく知られていますが、他にも文法上のさまざまな違いがあります。そのため、読ませる対象が誰なのか、読み手がどこにいるのかによって、英文校正には違いが出てくるのです。

 

どこから手を付ければよいのか?

いざ英文校正を始めようとしても、ハードルが高すぎて、何から始めればよいのか分からなくなります。着手する前にチェックすべきポイントを抑えれば、作業を進める際の指針となるでしょう。英文校正を行う場合は、以下の項目に注目してください。

  • 引用スタイル:アメリカ心理学会出版マニュアル(APA)、シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル (CMOS)、米国現代語学文学協会(MLA)
  • 対象読者(論文の読者は誰か)
  • 論文を執筆する際の英語の種類(イギリス英語かアメリカ英語か)

引用スタイルとは、引用する際の書き方を指定しているだけでなく、見出しや参考文献の書き方句読点や大文字・小文字などの使い方を定めたものです。

(例)シカゴスタイルでは、ピリオドとコンマは引用符の内側(”like this,”)、セミコロンとコロンは引用符の外(“like this”:)。これに対してAPAでは、コンマ、ピリオド、コロン、セミコロンは引用符の内側に入れるように指示しています。

(例2)イギリス英語では、「‘」シングルクォーテーションマーク(一重引用符)、アメリカ英語では「“」ダブルクォーテーションマーク(二重引用符)が主流。

 

効率的な英文校正をするための8つのステップ

英文校正で最重要ポイントといって過言ではないのが一貫性を保つことです。文章の校正を行う際、スタイルの一貫性、正確性、さらに適切な書式を保つための作業の流れを以下に簡単に示します。

  1. まず、文書がどこの国に向けて書かれたものかを確認。
  2. AIツールでスペルチェック。
  3. 全体に目を通し、見出しや小見出しの形式を見て、必要に応じて太字にする、イタリックにする、番号を付ける・取るといった修正を行います。
  4. 繰り返し出てくる言い回し、受動態、動詞の時制の使い方(過去形、過去完了形など)に不適切な点がないかを確認していきます。受動態の文はできるだけ能動態に書き換え、長すぎる文章は短い文章に分割します。
  5. 文章が技巧的に正しいかをチェック。
    • コンマスプライス(接続詞を使わずにコンマのみで文書をつなぐこと)
    • コロンやセミコロン、
    • 複数形が正しく使われているかを確認します。
  6. 注意深く読み直し、スペルチェックでは拾い出せないタイプミスやスペルミスを確認します。
  7. 「検索」と「置換」の機能を使って、句読点や単語、大文字・小文字などの統一・修正を行います。
  8. 全体の最終確認を行い、初回チェックで見逃したかもしれないミスがないかをセクション(章)ごとに行う。

英語が得意で時間が十分ある方だと、プロに頼む必要ってどこまであるの??という疑問も湧いてきます。確かに、文法ミスや体裁はある程度自分でチェックできます!ただ、ネイティブでない日本人にとって「目から鱗」な表現や語彙はまだまだあるのも事実。一度プロの修正に投げてみると納得の違いがあるかもしれません。英文校正サービスを提供している翻訳会社がいくつかあります。(…宣伝)

エナゴでは、校正に加えて、無料でカバーレターの作成や単語数削減のサービスなどもあり、便利。

研究者さんの研究成果がもっともっと世界に認知されて、評価されることを日々願い、応援しています!


ブログ始めました。

2022-04-12 15:45:17 | エナゴアカデミー人気記事

こんにちは、エナゴアカデミーです。

 

エナゴ学術英語アカデミーは、英語を母語としない研究者の皆様に幅広い情報を提供し、論文の出版と研究者としての実績づくりをお手伝いするための総合情報サイトです。

https://www.enago.jp/academy/

こちらのブログでもお役立ち情報や英文校正のポイントなどをお伝えしていきます!

 

今回は自己紹介を兼ねて2022年3月に最も読まれた記事TOP10をご紹介します。

1位 引用符- クォーテーション

引用符とは、会話や他からの引用を示すために付ける記号のことで、日本語のカッコ(「」)にあたります。クォーテーションマーク(quotation marks)とも表記され、「ダブルクォーテーションマーク(二重引用符)」と「シングルクォーテーションマーク(一重引用符)」があります。ここでは、クォーテーションマークの用法のうち主なものを取り上げます。

 

2位 略語と頭字語について押さえておくべきこと

略語(abbreviation)と頭字語(acronym)は、両方とも特定の語の一部を省略あるいは簡略にし、便利なので多用したくなりますが、使う場面や使い方には慣れが必要です。この記事ではどんな場合に略語を使って良いのかや使う際の注意点を解説します。

 

  3位 ケースレポート(症例報告)の書き方【前編】

10のステップでケースレポートの書き方をお伝えします。ジャーナルの選出から情報の整理の仕方まで、詳しく解説します。


4位 論文の要旨(Abstract)と序論(Introduction)の違い

要旨(アブストラクト)と序論(イントロダクション)は何が違うのだろう?
序論には、要旨を繰り返し書けばいいのだろうか?どちらも論文の内容を説明するものではありますが、それぞれに求められる異なる要素について取り上げます。

5位 P値に関する問題-P値ハッキング

研究の世界では統計的な有意性の判定基準として「P値(有意確率)」が使われますが、統計指標であるはずのP値に、誤用や誤解が付き物であるのが実態です。P値について簡単な説明と、P値ハッキングの問題について解説します。

6位 compose, comprise, consist, constitute, form の違い

動詞「compose」、「comprise」、「consist」、「constitute」、「form」の意味はどれも似ていて、ネイティブではない日本人には違いが分かりづらいもの。ここではそれぞれの動詞を使った例文とその違い を見ながら、5語の使い分け方を説明します。

7位 論文引用の仕方で絶対に抑えておくべきポイント

他者の文章や事例を自分の文章に取り込む「引用」。表記を怠ると盗用とみなされかねず、研究者としてのキャリアを損ないかねません。そうならないために、正しい引用の仕方を抑えておく必要があります。参考文献の記載の仕方と、よく用いられる引用方法についてまとめます。

8位 研究者を悩ませる論文著者名の順番と平等性(Equal Authorship)

一般的には、研究への寄与が大きい人から順番に著者名を並べていきますが、複数の著者の貢献が同じぐらいであったり、比較が難しかったりする場合もあり、簡単にはいきません。この難問に対する識者の見解や近年の動向をまとめました。

9位 日本のAI医療 これからの課題と最新事例【2021年版】

生活の中に入り込み、その役割を広げつつあるAI技術。医学、医療・ヘルスケア分野も例外ではありません。日本の医療業界でAI技術がどのように利用されているのか、探ってみました。

10位 レビュー論文(文献レビュー)の目的と書き方

レビュー論文(文献レビュー、総説論文)は、様々な研究成果の概要を一度に知ることのできる貴重なツールです。様々なレビュー論文の種類と活用法などを解説します。

 

長年、研究論文に特化して研究者の皆さまに寄り添ってきたエナゴアカデミーならではのお役立ち情報をお楽しみいただければ幸いです。